はじめに
みなさんは、日本女子大学にどんなイメージを持っていますか?
長い歴史と伝統を持つことで知られている日本女子大学は、2021年に創立120周年を迎えました。大学名は知っていても、どんな大学なのか、詳しく知らない高校生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高校生にアンケートを実施! 日本女子大学に対してどんなイメージを持っているのか、スタディプラス編集部が調査しました。
今の高校生が持つ日本女子大学のイメージって?
「あなたは日本女子大学について、どんなイメージを持っていますか」。
スタディプラスユーザーにこのような質問をしたところ、「伝統や実績がある」「有名である」「校風や雰囲気が良い」といった声が多く集まりました。
みなさんのイメージと合っていましたか。このようなポジティブなイメージは、長い歴史の中で大学が育んできた資産であり、日本女子大学独自の魅力とも言えます。実際はどんな学校なんだろうと、ますます興味が湧いた方もいるかもしれませんね。
そんな様々な特長を持つ日本女子大学ですが、大きく変わろうとしています。これまで培ってきた良き部分はしっかりと残しつつも、今の時代にあった形に進化しようとしているのです。
ジェンダーの枠にとらわれない、女子総合大学としての日本女子大学
そもそも、日本女子大学はどんな大学なのでしょうか。
特徴的なのは、女子大かつ総合大学として、幅広い学びを提供しているところ。実は女子大かつ総合大学というのは、全国でも少ないのです。
今後開設する学部も含めると、学部・学科数は7学部16学科。家政学部、文学部、人間社会学部、理学部に加えて2023年度に開設した国際文化学部、さらには2024年度開設の建築デザイン学部、2025年度開設予定の食科学部(仮称)と、文理融合の教育環境が、これまで以上に充実していきます。
また、「女性らしさ」に埋もれていないことも特徴。これは篠原聡子学長がジェンダーの固定観念に縛られにくい環境を目指して大学づくりをしていることが背景にあります。
多様性を重んじ、「女性だからこうあるべき」という固定観念がない点が、まさに時代に合った大学と言えるでしょう。
3年連続で学部を新設。時代に合わせて学びの内容を拡充していく
学びの内容も、大きく進化しています。
2023年4月に国際文化学部が開設、2024年4月には建築デザイン学部が開設します。2025年には食科学部(仮称)の開設を予定しており、3年連続で学部新設を進めています。
新しく新設された国際文化学部は「越境」をキーワードに、国や言語、ジェンダーなどさまざまな境界を越えて新たな文化を創造する力を育成するプログラムに取り組んでいます。
建築デザイン学部では、人文、理工、芸術を融合した総合学問として「住まう」人の為の「建築デザイン」を学びます。特別招聘教員には、隈研吾氏や妹島和世氏、東利恵氏といった国際的に活躍する3名の建築家をお招きすることが決まっています。
食科学部(仮称)は、グローバルな観点で、食とそれらを取り巻く環境について学び、食の未来を切り拓くプロフェッショナルを育成していきます。
家政学部、文学部、人間社会学部、理学部に、国際文化学部、建築デザイン学部、食科学部(仮称)が加わることで、より学びの分野が広がります。様々な学生、先生との出会いも生まれ、将来の選択肢も大きく広がっていくのです。
様々な魅力を掛け算していくことで、本当の実力が身につく
ここで、女子大の魅力についても触れておきましょう。
女子大の魅力のひとつは、女性のための教育・研究に特化して取り組んでいる点が挙げられます。女性特有の優れた感性や行動力といったものは企業からも注目を集めており、卒業後の進路に向けてしっかりと準備ができるというのが、女子大を選ぶ際のメリットになると言えます。
そんな女子大の中でも日本女子大学の特長は、f-Campus(5大学間単位互換)制度を取り入れている点。こちらの制度を活用することで、学習院大学・学習院女子大学・早稲田大学・立教大学の協定大学間を横断して学ぶことができます。
また卒業論文(卒業研究・卒業制作)の作成・提出が全学科必修なので、文献を読む力、プロジェクトを遂行する力が必然的に養われていくのも、日本女子大学の魅力。女子大としての魅力と、日本女子大学の魅力を掛け算していくことで、本質的な思考力や知識を身につけることができるのです。
おわりに
今回は、日本女子大学についてご紹介しました。
時代に合わせて変化している大学だからこそ、やりたいことや目指したい未来が、ここならきっと見つかりますよ。
日本女子大学は、新宿、池袋から電車で10分圏内に最寄り駅があるため、アクセスもよく、どこからも通いやすい環境にあります。少しでも「面白そうだな」「こんなところで学んでみたいな」と思ったら、ぜひ調べてみてくださいね。