瀬戸内エリアで実習中心の学びを展開! 観光分野に特化した専門職短期大学とは?

はじめに

コロナ禍で大きなダメージを受けた観光業界ですが、その落ち込みもようやく回復し、再び活気が戻ってきています。さらに最近では、これまであまり注目されていなかったエリアを訪れる観光客が増加し、地域に密着した新しい観光スタイルも定着しつつあるようです。
このように一見すると順調そうな観光業界ですが、じつは人手不足が深刻な問題。しかし、見方を変えれば、たくさんの人に活躍のチャンスがある将来有望な分野ともいえるわけです。そこで今回は「観光」という仕事に興味があるみなさんのために、日本初の観光に特化した学びが得られる「せとうち観光専門職短期大学」で学んでいる学生にインタビュー!  観光業界をめざす理由や、実習中心で行われるカリキュラムの魅力などについてお伝えします!!

教えてセンパイ! どうして「せと短」で「観光」を学ぼうと思ったの?

――高橋さんと岸本さんが「観光」を学ぼうと思ったきっかけを教えていただけますか?

高橋:幼い頃から旅行に行くことが好きでした。将来の仕事として興味をもつようになったのは、笑顔でゲストをもてなしたり、臨機応変にトラブルに対応したりする、観光の現場で働く人たちの姿に感動したことがきっかけです。

岸本:はじめは「観光」という分野は、「学ぶもの」だと考えていませんでした。しかし、将来のことを考えたとき、地元でもある瀬戸内地域の魅力をたくさんの人に伝えたいと思ったことから、「観光」の可能性に注目するようになったことがきっかけです。


――なぜ、せとうち観光専門職短期大学(せと短)を選んだのでしょうか?

高橋:授業の1/3が実習という実践的なカリキュラムが、他大学にはない魅力でした。また、先生との距離が近い少人数制の授業で、アットホームな雰囲気のなかで学べること。さらに私は香川県が地元なので、慣れ親しんだ環境で学びを深められる点も、せと短を選んだ大きな理由です。

岸本:座学で教養をしっかり身につけ、広い視野を養ったうえで実習にのぞみ、興味のある職場で専門的な技能や知識を得られる。そんな、自分の将来を確実な足取りで考えられるカリキュラムに魅力を感じました。また、「島キャン」というキャッチフレーズで、瀬戸内の島で開催されたオープンキャンパスに参加したとき、「キャンパスは瀬戸内海」「学びと実地体験の融合」というせと短の魅力を実感したことが決め手になりました。


――そもそも専門職大学(専門職短大)は、大学とどう違うのですか?

高橋:専門職大学(専門職短大)は2019年にスタートした新しい学校制度です。産業界と連携することで、長期間にわたる企業内実習が経験できる点が大学や短大と大きく異なります。

岸本:なりたい職業と直結した学外実習をしながら理論と実践を学べるだけでなく、授業は原則40名以下の少人数制で行われるのも特徴です。4割以上の先生が、実際に産業界で高い実績をもっているプロフェッショナルなので、リアルな学びを得られます。

実習が学びの中心! せと短の魅力って?

――おふたりはどんな実習先に行かれたのでしょうか?

高橋:私は、琴平バス株式会社にお世話になりました。6週間にわたる実習では、観光の現場でお客様と向き合いながら、実際の仕事に取り組みます。「淡路島の農家レストランでの地産地消ランチと絶景温泉入浴」というツアーを企画し、目的地へのアポイントから実際のツアー当日の案内まで、すべて担当した経験はとても勉強になりました。

高橋さんの実習の様子

岸本:私は香川県三豊市を拠点とする、三豊市観光交流局で実習をさせていただきました。来客対応にはじまり、観光地の実地調査、パンフレット作成の取材や撮影、SNS投稿など、本当にさまざまな仕事体験ができました。観光地を盛り上げている方々の仕事を、間近で見て学ぶことができたことは、自分にとって貴重な経験になりました。

岸本さんの実習の様子

――実習でいちばん印象に残っていることはなんですか?

高橋:うれしかったのは、お客様や観光業の現場で働かれている人たちと、たくさんの交流がもてたことです。なかでも、お客様の笑顔が見られたときは仕事のやりがいを感じました。観光業のセンパイたちの仕事に対する思いに熱意や個性を感じることで、さまざまな視点から地域を考える大切さを学べたことも印象に残っています。

岸本:三豊市の有名観光スポットである父母ヶ浜の、バリアフリー化の実地調査に同行することで、観光という仕事の実態を知ることができたのが印象深いです。たくさんの人が力を合わせることで、観光地が整備されることを実感できて、ますます観光に興味をもつようになりました。


観光業界をめざすみなさんへ、センパイからのアドバイス!

――「観光」に興味のある高校生に向けてアドバイスをお願いします!

高橋:観光業に携わることでたくさんの人と出会い、今まで知らなかった新たな自分の才能に気づくことができるかもしれません。高校生の皆さんも観光のプロフェッショナルになって、私たちと一緒にさまざまな地域の魅力を伝えていきましょう!

岸本:進路を考えたり、大学に入ってからより良く学んだりするためには、自分の強みを知ることが大切です。たとえば私だったら「瀬戸内海が好き」「英語が好き」とか。みなさんも、そういったことでかまいません。観光の世界でも、そんな強みを個性にすることで、さまざまな分野や人とつながりを生み出せると思いますので、ぜひみなさんも自分の強みを見つけてみてください!

おわりに

今回のセンパイたちへのインタビューをきっかけに「観光」に興味をもった方は、せとうち観光専門職短期大学のオープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか?

次の開催日時は3月24日。在学生から授業のことや観光分野の魅力について直接お話を聞いたり、キャンパスツアーに参加したりと、進路選びの参考になるイベントがたくさん実施される予定です。オープンキャンパスは4月以降も毎月開催! 詳しい情報は随時ホームページに更新されていますので、ぜひご覧になってみてください!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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