企業と一緒にマーケティングを実践! 東洋学園大学のゼミ活動とは

はじめに

みなさんはお店で商品を買うとき、「どんな理由で」商品を買いますか?
CMで見て興味を持った、他の商品と比べて良いと思った、なんとなくパッケージに惹かれた……人がモノを買う理由はさまざま。いろんな要因が関係してきます。
商品の魅力を伝え、買ってもらうためには、どうすればいいのか。消費者の心理を考えて販売戦略を行うことを「マーケティング」と呼びますが、このマーケティングを学ぶには、実践で学ぶのが一番の近道です。
東京にある東洋学園大学では、このマーケティングを学校の授業だけではなく、企業と一緒に取り組む産学連携プロジェクトを通じて学ぶことができます。
そこで今回は、産学連携プロジェクトに参加した現代経営学部の学生にインタビューを実施。プロジェクトの内容やマーケティングの面白さについて、話を伺いました!

メンズ化粧品市場におけるZ世代の意識調査プロジェクトを実施

1人目は、本庄加代子教授のマーケティング戦略・プロジェクトマネジメントゼミに所属している柴田珠莉愛さんです。

――柴田さんが参加した産学連携プロジェクトについて教えてください。
私のゼミでは、メンズ化粧品市場におけるZ世代の意識調査プロジェクトを行いました。Z世代にあたる当学の学生にヒアリング、また実際に美容大国と言われる韓国に赴いてグループインタビューを実施。調査結果をレポートにまとめ、化粧品開発メーカーにプレゼンテーションをしました。

――なぜ、産学連携プロジェクトに参加しようと思ったのですか。

実際の現場で学ぶことができる貴重な機会だと思ったからです。マーケティングの理論は授業で学べますが、産学連携プロジェクトは実際の企業とともに活動することができます。社会人の方の意見や感想を直接聞くことができるため、視野や知見を広げることができる良い機会だと考えました。企業より協力金も頂いており、成果への責任意識も芽生えます。

――プロジェクトを進めるなかで、思い出に残っていることを教えてください。

実際に渡韓して、Z世代の男性に調査をしたことです。韓国人の若者は日本人よりも美意識が高い印象があったのですが、インタビューを通して、日本のZ世代と美容意識の差はあまりないことがわかりました。
一方で、韓国の男性の肌が白い理由も美白志向が理由ではなく、徴兵制で兵役があり、紫外線を防ぐために日焼け止めを積極的に使っていることが背景にあるのがわかりました。肌の白さが美容意識ではなく文化・政策の違いに起因するのは、とても興味深く感じました。

――産学連携プロジェクトの魅力について教えてください。

一番の魅力は「ドキドキ」を体験できることです。ドキドキは、企業とコミュニケーションをとるときの緊張、未知のことを作り上げる面白さ、プロジェクトの成功を願うときの気持ちなど。この感情は、講義では経験することができないものだと思います。
また、自分の視野が広がる点も大きな魅力だと思います。この経験を通じて、プロジェクトを進める難しさや楽しさを学ぶことができました。

――マーケティングの面白さは、どのような点にありますか。

自分の気になることを追求していける。これがマーケティングの面白さだと思います。なぜこの商品は売れているのか、どうすれば商品はもっと売れるようになるのか。自分自身が疑問に思ったことを、学んだ知識を用いて追求することができる点に、面白さを感じます。

――最後にマーケティングに興味のある学生にメッセージをお願いします!

好奇心を忘れないことが一番大切だと、私は思います。趣味や好きなこと、気になること。いろんな好奇心がきっかけで、将来の道が開けることがあると思います。経営学やマーケティングへの興味を忘れず、自分の気持ちを大切にして、頑張ってください!


東京ドームシティ アトラクションズにて、来場促進イベントを実施

2人目は、八塩圭子教授のマーケティングとメディア研究ゼミに所属している公塚莉穂さんです。

――公塚さんが参加した産学連携プロジェクトについて教えてください。
大学生の来場促進を目的として、東京ドームシティ アトラクションズにてイベントを行っています。私たちのグループが行ったのはショートフィルム企画。園内の3ヶ所でショートフィルムを上映し、すべて見たら景品をプレゼントする企画を実施しました。
またゼミ内のほかのグループでは、クリスマス時期に世界各地のサンタクロースの仮装をして、お笑い芸人の方と一緒にパレードに参加するといったことも行いました。

――なぜ、ショートフィルム企画をやろうと思ったのですか。

逗子で開催された映画フェスティバルに、私自身が参加したことがきっかけです。そのイベントでは映画館ではなく浜辺で映画を観たのですが、それがとても新鮮に感じて、自分たちも野外の映画上映イベントをやってみたいと思いました。

――プロジェクトを進めるなかで、思い出に残っていることを教えてください。

企業の方々からたくさんの意見をいただけたことです。企画は「面白そう」だけでは成り立ちません。売上につながるのか、混雑予想はどうなのかといった様々な観点から物事を考える必要があります。私たちのプレゼンテーションに対していろんな意見をいただき、たくさんの気づきを得ることができました。


――産学連携プロジェクトの魅力について教えてください。

普通の大学生ではできない経験ができる点だと思います。企業と密接に関わって、イチから自分たちの企画を提案し、実現する。企業に就職しても、こんな経験はすぐにはできないと思います。
そんななかで、大学生のうちからアイディアを出して、実際に形にすることができるのは、とても大きな魅力だと思いました。

――マーケティングの面白さは、どのような点にありますか。

アイディアが出てくる瞬間、そしてアイディアが形になっていく過程に、マーケティングの面白さがあると思います。お客様の目線で使いやすさを考えたり、こういう機能があったら便利だなとふと気づいたりしながら、企画を形にしていく。その過程では大変なこともたくさんありますが、とてもやりがいのある分野だと思います。

――最後にマーケティングに興味のある学生にメッセージをお願いします!

マーケティングや経営学と聞くと、難しく感じる人もいると思います。しかし、テレビCMや電車の広告など、身近なところにマーケティングは潜んでいるもの。学んでいくうちにどんどん楽しくなっていくと思います。高校とはまったく違うことを学べるので、ぜひ大学でマーケティングを学んでみてください!


おわりに

先輩2人のインタビューはいかがでしたか?
2人とも、実践を通じて多くのことを学んでいたようです。この経験は、大学を卒業した後にも大いに活かされていくでしょう。
今回ご紹介した東洋学園大学では、春から夏にかけてオープンキャンパスを実施します。大学説明やキャンパスツアー、学部別イベントを通して、学部や授業について詳しく知ることができます。マーケティングについて学んでみたい、また少しでも興味がある受験生は、ぜひ参加してみてくださいね!

オープンキャンパス日程
3月29日(金)
4月21日(日)
5月19日(日)
6月30日(日)
7月14日(日)
7月31日(水)※
8月24日(土)
8月25日(日)
9月29日(日)※
※は入試対策イベントとなります。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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