“芸術×観光”を学ぶ! プロフェッショナルを育てる専門職大学とは?

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はじめに

進級を目の前にしたこの時期、みなさんも卒業後の進路について考えはじめていると思います。しかし、なかには「自分に合った進路ってなんだろう?」「どんな大学を選べば将来の夢に近づくことができるだろう?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そんな方たちにご紹介したいのが、豊富な実習によって、社会で通用する技術や知識を身につけられる「専門職大学」です。その学びのスタイルは、従来の大学と比べてどのような部分が異なっているのか? ここではその特長について解説していきます。


みなさんは「専門職大学」って知っていますか?

専門職大学とは、2019年に国がつくった新しい大学制度によって生まれた、職業に直結した教育を行う大学のことです。実習が学びの中心に置かれているのが大きな特長で、卒業に必要な単位のうち約1/3以上が、実践力を身につけることを目的とした授業で構成されています。
さらに、授業は原則として40名以下の少人数制で行われるため、手厚いサポートが受けられるのも魅力です。インターンシップや学外実習など、産業界や地域社会との結びつきの強い授業を通じて、実社会で幅広く活用できる専門性の高いスキルを養うことができます。

今回は具体的な取り組みの例として、「芸術文化」と「観光」というふたつの視点から地域を元気にしていく人材の育成をめざす、芸術文化観光専門職大学について紹介します。

芸術×観光で「人を楽しませる」学びを身につける!

芸術文化観光専門職大学は、2021年に兵庫県豊岡市に開学した4年制の県立大学で、日本を代表する劇作家、演出家として知られる平田オリザ氏が学長を務めています。大学名にある「芸術文化」と「観光」は別物のように見えますが「『人を楽しませる』という思いでつながっている」と、平田学長。こうした考えのもと国公立大学ではじめて、演劇・ダンスの実技が本格的に学べるカリキュラムを採用しています。
具体的な学びの内容としては、演劇的手法による「コミュニケーション演習」を1年次に全学生が履修。これからの社会で必須となる対話的コミュニケーション能力を養います。また、教員として、世界を舞台に活躍する演劇人やダンサーが在籍。220人収容の劇場やスタジオなど、舞台芸術を学ぶための施設も充実しています。
さらに、全国から入学してくる学生たちの豊かな交流を重視しているため、1年次はシェアハウス方式の全寮制となっているのも特長です。様々な文化や考え方に自然とふれられる、学生寮での日々の生活は、大学での実りある学びにつながっていきます。

授業の中心は実習! キャンパスだけでなく地域の演劇祭も学びの場に!

そして、芸術文化観光専門職大学では授業の1/3(800時間以上)が実習にあてられています。実習は学内で行われるだけにとどまらず、旅行会社や宿泊施設、劇場、但馬地域内の地方自治体など、芸術文化や観光の現場をフィールドに、広く学外でも実施されます。
特に但馬地域は、芸術文化が根づいたエリアとして有名で、国際的な演劇祭として国内外から高い注目を集めている「豊岡演劇祭」が毎年開催されています。芸術文化観光専門職大学の芸術・観光プロジェクト実習では、同演劇祭の企画・運営に4年間を通して参加。段階的に本格化する実習内容によって、高い実践力を着実に修得するとともに、観光産業への理解を深めていくことができます。

海外公演に参加する学生も! 芸術で繋がる国際的な学び

また、2023年に開催された豊岡演劇祭では、芸術文化観光専門職大学とフランスのリヨン国立舞台芸術技術学校が共同で制作した『私はかもめ』を上演。キャスト、演出助手、舞台監督、舞台美術、衣装、照明、映像、制作と、舞台製作に必要な要素を、両大学の学生が合同で行いました。同作は日本での上演後、フランスでも上演されたことから、海外公演に参加するという貴重な経験を積むことができた学生もいたそうです。このように芸術を通した国際交流ができるのも、芸術文化観光専門職大学ならではの魅力といえます。
ほかにも豊岡演劇祭では、城崎温泉駅発のJR西日本観光列車「うみやまむすび」に乗車して、ホームや車内で観劇体験ができる演劇列車のプログラムに、芸術文化観光専門職大学の学生たちが参加。芸術文化と観光の融合という、大学が掲げる教育の特長が実践されています。

おわりに

専門職大学でどんな学びが得られるのか、ご理解いただけましたか?
社会で活躍することに直結した学びを身につけたいという方、在学中から将来の夢に近づくための実践力を養いたいという方には、ぴったりの進路になるはずです。

また、今回の記事をきっかけに芸術文化観光専門職大学について興味をもった方は、進学の選択肢に加えてみてください。大学のより詳しい情報を知りたいという方は、近日中にリニューアルも予定されている大学のホームページを、ぜひチェックしてみてください!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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