離島での産学連携型アクティブラーニングを経験!大学の学び×実地的な学びで得たもの。

はじめに

大規模大学or小規模大学? 共学大学or女子大学? 自分がどの大学に向いているのか、なかなかわからないですよね。現役学生のリアルな声を聞くことで、大学選びのヒントになるかもしれません。東京女子大学に通う学生インタビュー企画、今回は第二弾です。

村おこしボランティアで種子島へ。新たな発見と仲間を得ました。

2人目は、現代教養学部国際社会学科コミュニティ構想専攻3年の小山紋奈さんです。

──小山さんは小・中・高とずっと共学だったそうですね。
女子校になじみがなかったので、進学先を決める時にどんな感じかあまり想像できませんでした。しかし、女子大学はちょうど良い規模のキャンパス・人数で、面倒見が良さそうというイメージは持っていました。

──東京女子大学に進学した理由をお聞かせください。
実際に東京女子大学のオープンキャンパスに行ってみると、まずキャンパスの美しさに心を奪われました。先輩や先生方の雰囲気もとても良く、女子大学だからこその気の置けない人間関係を築くことができそうだと思えました。加えて、母親が女子大学出身ということもあり、両親が東京女子大学への進学を勧めてくれたことも大きかったです。

──コミュニティ構想専攻で学びたいと思った理由は何ですか?
高校在学中から観光学に興味がありました。また、賞味期限切れのものを廃棄してしまうことで生じる「フードロス」について授業で学ぶ機会があり、食に関する社会問題にも興味を持っていました。こうした自分の関心を、幅広いフィールドから学べるのではないかと思って選択しました。
注1)コミュニティ構想専攻の学びは、2025年度より経済経営学科地域デザインコース(2025年4月新設)に引き継がれます。

──コミュニティ構想専攻で学ぶことで、あなたはどんな風に変わりましたか?
現在、観光・環境・地域活性化・ジェンダーを中心に学んでいますが、それぞれの分野の知識を得ることで、社会の現状を把握し、考える機会が増えました。そして、社会課題のより深い理解や解決に向けて、自主的に行動することができるようになりました。

──行動力を身につける機会として、「コミュニティ拠点実習」がありますね。
この科目は、産学官連携型のアクティブラーニングを行う、演習形式の授業です。一人ひとりが社会課題を見つけ、調査方法を検討し、実習を通して分析・改善を行うのですが、この一連のプロセスをグループ単位ではなく、すべて「個人」で行うのが特色です。私は村おこしに興味があったので、村おこしに取り組むNPO法人を探し、種子島で10日間の村おこしボランティアに参加しました。

──種子島での実習で、新たな発見はありましたか?
たんかんやスナップエンドウに関わる農作業、カヤックに乗りながらの海上ゴミ拾い、市役所が運営している認知症カフェでの交流など、様々なボランティアを体験しました。
実際に種子島の方々と交流してわかったことは、「村おこし」といっても観光客を増やすことより、特産品の需要を高めることが望まれているということでした。また、海のゴミは種子島から出たものではなく、海外から流れ着いたものが主で、島だけの問題ではなく国際的な課題だということがわかりました。いずれも現地に行ったからこそ明らかになった課題であり、実際に現地を訪れて体験したりヒアリングしたりすることの大切さを感じました。また、今回発見した課題について、これまでの幅広い学びを駆使して考察することができました。在学中の学びを活かすことができる実践の場を持つことで、実社会でも役立つスキルが得られたと実感しています。
全国各地から集まった、他大学のボランティア学生とのかけがえのない出会いもありました。滞在中は空き家で共同生活したのですが、どれも新鮮な体験でした。当時の仲間とは今でも連絡を取り合っています。
注2)「コミュニティ拠点実習」は、2025年度新設の経済経営学科での2年次の必修科目として設置予定です。

──東京女子大の学びの特色はどんなところだと思いますか。
学科の枠にとらわれない自由な学びが大きな特色です。リベラルアーツ教育が充実していて、所属学科以外の科目も幅広く履修することができます。私も、統計学や心理学、芸術や科学・情報系の授業など、興味の赴くままに多様な科目を履修しています。自由な分、自律性や責任感が求められますが、私にはとても向いていると感じています。

──東京女子大学の良いところを教えてください。
まずは、少人数制度。10人前後のクラスで先生と学生との距離も近く、じっくり深く学ぶことができます。また、勉強熱心な人が多く、プレゼンテーションなどから日々刺激を受けています。
そして、なんといってもキャンパスの美しさ! 特にクリスマスの時期のツリーのライトアップやチャペルで行われるキャンドルサービスは本当に素晴らしいと感じます。
勉強だけでなく、大学祭実行委員会やサークル活動も活発です。のびのびとした大学生活を送れると思います。

──将来の夢や目標はありますか?
学んだ知識や経験を生かして、観光・環境・地域活性化の面から人々の役に立てればと思っています。旅行業界、あるいは食品から環境問題にアプローチできるような仕事を将来の視野に入れています。

おわりに

いかがでしたか? 小山さんにとって東京女子大学は学びを深めながら、積極性・行動力・自律心を獲得できる場所のようです。東京女子大学の充実した学びを体験してみたい方は、ぜひオープンキャンパスをチェックしてみてください。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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