先輩が語る、大学側が「出会いたい学生」を探す総合型選抜とは?

はじめに

総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合った受験生を探すことを目的とした入試方式です。ペーパーテストの点数だけで評価するのではなく、提出書類や面接、小論文などの試験を組み合わせることで、一人ひとりを丁寧に評価していくのが大きな特徴です。
そして、総合型選抜では、「大学で何を学び、それを将来どのように活かしていきたいのか」という意欲や情熱が強く問われますが、実際に総合型選抜を受験した先輩たちはどのようにして合格を勝ち取ったのでしょうか?
今回は、立正大学の文学部社会学科(品川キャンパス)で学んでいる小島友芳里さん(4年)と、社会福祉学部子ども教育福祉学科(熊谷キャンパス)で学んでいる新井悠菜さん(3年)にご協力いただき、大学選びで重視したポイントや総合型選抜で受験するメリットなどについてお話をうかがいました。


総合型選抜で合格するためには事前準備が大切

最初は、小島友芳里さんへのインタビューです。

――総合型選抜を知ったきっかけは何ですか?
様々な大学の入試方式を調べるなかで知りました。

――いつ頃から総合型選抜を受験したいと思いましたか?
高校3年の1学期頃からです。

――大学を選ぶとき、どんな点を重視しましたか?
「学べる内容」「大学の雰囲気」「通いやすさ」です。私は将来、地域活性化に携わる職業に就きたいと考えていました。立正大学の社会学科を選んだのは、実践的な学習を数多く重ねながら必要な学びが得られると感じたからです。また、大学の堅実な雰囲気も自分に合っていると思いました。

――総合型選抜の受験に向けて、どのような準備をしましたか?
高校3年の夏休みから本格的な準備をはじめました。選考方法がプレゼンテーション方式だったので、高校の先生に協力していただき練習を重ねました。特に質疑応答に関しては、事前にある程度回答を考えておき、本番で話せるように準備しておきました。

――総合型選抜で受験するメリットとは何でしょうか?
自分の力を最大限に発揮できる点です。私は高校時代の放送部での活動を通じて人前で話すことに慣れていたので、総合型選抜の試験内容が自分に合っていました。また、比較的早い時期に実施されるので、もし受からなくとも他の入試方式で再挑戦できる点もメリットだと思います。

――これから総合型選抜を受験する高校生へメッセージをお願いします。
試験本番では話すことを忘れたり、面接官の質問に困ったりするかもしれませんが、自信をもって臨機応変に対応することが大切です。とにかく練習をたくさんして、明るい気持ちで試験にのぞみましょう!

学びへの熱意を評価してもらえるのが総合型選抜のメリット

続いては、新井悠菜さんへのインタビューです。

――総合型選抜を知ったきっかけは何ですか?
一般入試以外の方法を調べていたときに、その存在を知りました。

――いつ頃から総合型選抜を受験したいと思いましたか?
高校2年の夏休みくらいからです。

――大学を選ぶとき、どんな点を重視しましたか?
将来就きたい職業に必要な資格が取得できることや、その職業で活躍している卒業生の割合が高いかどうかを重視しました。立正大学の社会福祉学部は、小学校教諭をはじめ様々な資格を取得できるのが大きなポイントになりました。

――総合型選抜の受験に向けて、どのような準備をしましたか?
私は総合型選抜のなかでも、思考力・判断力・表現力を中心に、問題解決能力やコミュニケーション能力に特化した入試を行うゼミナール方式で受験をしたので、プレゼンテーション用の資料作りや発表の練習、質疑応答の練習を中心に準備しました。

――総合型選抜で受験するメリットとは何でしょうか?
自分自身の人間性やアドミッションポリシーへの理解度、志望大学に対してどれくらいの熱意をもっているかなど、総合的な観点から合否を判断してもらえるところだと思います。

――これから総合型選抜を受験する高校生へメッセージをお願いします。
大学受験は高校受験とは雰囲気がまったく違うので、緊張すると思います。その雰囲気に飲まれないためには、とにかく事前の準備が大切です。みなさんの成功を心から応援しています!

自分に合ったスタイルでチャレンジできる立正大学の総合型選抜

総合型選抜の選考方法は大学ごとに異なっています。今回、インタビューにご協力いただいた先輩たちが学んでいる立正大学には、様々な種類の選抜方式が用意されているため、自分に合ったスタイルでチャレンジできます。
その選抜方式は主に「学びへの高い意欲で勝負できる『探究実践型』」「高校生活の"好き"を入試に活かせる『活動評価型』」の2種類で、ここに次の3つの方式が組み合わされた試験が、学部学科ごとに行われます。

「ゼミナール方式」
事前の課題や講義などを調べたり考えたりしたことを複数人でディスカッションする。

「レポート方式」
課題に対する自分の考えや高校時代の活動、入学後に学びたいことを文章にまとめる。

「プレゼンテーション方式」
与えられた課題から自分でテーマを設定して発表し、質疑応答を行う。

たとえば、お話をうかがった小島さんが受験した文学部社会学科の場合、【「探究実践型」×「プレゼンテーション方式」】。新井さんが受験した社会福祉学部子ども教育福祉学科の場合、【「探究実践型」×「ゼミナール方式」】という組み合わせで総合型選抜の試験が行われます。
このほかにも「総合評価型(前期・中期・後期)」などの選抜方式によって受験生一人ひとりの魅力を発揮できるのが、立正大学の総合型選抜の魅力です。

おわりに

総合型選抜で大学に合格した先輩たちへのインタビューはいかがでしたか?
受験生の皆さんも先輩たちの声を参考にしながら、合格に向けて計画的に準備を進めていってください。

また、先輩たちが学んでいる立正大学は、都心に近い品川キャンパスと自然豊かな郊外に広がる熊谷キャンパス、それぞれ雰囲気がまったく異なっているのが特長。入学した多くの学生から、「大規模な大学でありながら学生と先生の距離が近い」ことでも高い評価を得ています。大学に合格したあかつきには、それぞれのキャンパスで素敵な学生生活が皆さんを待っていますから、選考方法など試験内容の詳細をウェブサイトで確認したうえで、ぜひ自分にあったスタイルで総合型選抜にチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に