英語外部検定をどう活かす? 有効な活用方法&先輩の声を特集!

はじめに

最近、大学受験のトレンドとして注目を集めているのが英語外部検定試験を利用した入試方式です。民間の企業・団体が実施している英語検定試験の資格や成績が、大学受験の合否に反映されるこの入試方式にはどんなメリットがあるのか? また、どのように活用すれば大学受験を有利に進めることができるのでしょうか?
そこで今回は、大学入試を控えた受験生にとって貴重な選択肢となる「英語外部検定利用入試」の活用方法について掘り下げながら、実際に利用することで合格を勝ちとった先輩たちの声を紹介します。


英語外部検定利用入試のメリットとは?

英語外部検定利用入試(外検入試)とは、英検やTEAPなど、大学外部の検定試験の級やスコアを入試に反映させる入試方式です。その利用パターンは、主に「入試の出願資格として利用」「共通テストや大学の個別試験の英語(外国語)試験の得点に換算」「入試成績の得点に加点」「出願書類の評価や合否判定で優遇・合否参考」という4つに分けられます。

受験生にとって外検入試を利用する最大のメリットは、2次試験の一発勝負に賭けるギャンブル要素を軽減できる点にあります。なぜなら、外検の試験には複数回チャレンジ可能で、そのうち最も良い成績を大学に提出できるからです。さらに、級やスコアの有効期限は2年間というケースが多いことから、高校2年生のうちから準備をはじめることで、合格率を上げることもできます。また、入試当日は英語の試験自体が免除されることもあるため、他の受験科目の勉強に集中できるのもメリットといえるでしょう。

先輩が外検入試を利用しようと思ったきっかけは?

外検入試で大学に合格した先輩たちは、そのメリットを最大限に活かすためにどんなアプローチをしてきたのでしょうか? 今回は外検入試を利用して神田外語大学に入学した、外国語学部の近藤祥子さんと石橋瞳さんにお話しをうかがいました。

――英語外部検定(外検)は、何をいつ取得しましたか?
近藤さん:私は2022年7月に実用英語技能検定2級を取得しました。

石橋さん:私は高校3年の7月に英検準一級を取得しました。

――外検を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
近藤さん:神田外語大学が実施している総合型選抜に出願するにあたって必要な条件だったからです。

石橋さん:私は一般選抜での受験でしたが、英語外部検定を利用することで英語科目がみなし満点扱いになると知ったからです。また、英語が好きな気持ちを資格で証明したかったのも、取得する強い動機になりました。


――外検を取得していたことは、受験のどんな部分でプラスにはたらきましたか?
近藤さん:外検のスコアによっては加点されるなどの優遇を受けられたため、少し心に余裕をもって受験にのぞむことができたと思います。

石橋さん:私は国語と英語の2科目型で受験しました。外検の成績によって英語はみなし満点だったので、苦手な現代文の対策に集中できたのは大きなプラスだったと思います。その結果、自信をもって受験当日を迎えることができました。

これが先輩オススメの英語勉強法!

――ご自身がとり入れた勉強法で、高校生にオススメしたいものを教えてください。
近藤さん:単語帳をくり返し読んで、知らない単語がひとつもないレベルまで高めました。また、受験本番の面接対策として、使いやすい英語のフレーズをたくさん覚えて応用できるよう心がけました。簡単な単語やフレーズでいいので、とにかく発言できるようになることを意識して覚えるのがオススメです。

石橋さん:英検二級までは対策本を使った基礎固めが大切です。しかし、英検準一級からはさらに実用的な英語運用能力が求められるため、対策本に加えてオンライン英会話や英語のYouTube動画など、自分が楽しめる方法で学習を進めるのが良いと思います。また、今やっていることが将来の自分にどのように役立つかイメージすると、勉強のモチベーションアップに効果的です。


――最後に、これから外検や大学受験に挑戦する高校生へメッセージをお願いします!
近藤さん:多くの見知らぬ人と一緒に受ける外検は、受験本番の雰囲気を体験するのにも良い機会になると思うので、ぜひチャレンジしてみてください!

石橋さん:皆さんが今日ふんばった一歩が、明日の自分がまた頑張れるきっかけになります。そうやって毎日を過ごしていれば、数か月後には驚くほど成長した自分に出会えるはずです。皆さんの未来が明るくありますように!

神田外語大学が導入している、英語の外部資格・検定試験の活用内容とは?

今回、インタビューに協力してくれた先輩たちが通っている神田外語大学では、総合型選抜、公募学校推薦、英語資格選抜、一般選抜で外検入試が導入されています。
お話をうかがった近藤さんが利用した総合型選抜の外検入試は、2025年度は国際コミュニケーション学科とグローバル・リベラルアーツ学科で実施されます。「実用英語技能検定2級合格以上」を出願基準・条件に、オンライン形式による選考内容については学科ごとに異なっていて、例えば国際コミュニケーション学科では「書類審査」「英語動画(3分程度/動画を事前に提出)」「日本語による質疑応答・面接(約12分)」で行われます。
一方、石橋さんが利用した一般選抜の外検入試は、2025年度もすべての区分で実施。一定の基準を満たしていれば、英語を「みなし満点」または「5点加点」し、合否判定を行います。詳しい情報に関しては、下記の「神田外語大学入試ガイド2025」にてご確認ください。

おわりに

外検入試を利用するメリットについての解説や、先輩たちへのインタビューはいかがでしたか?

神田外語大学では、在学生のリアルな声や本学教員による特別講義を通してキャンパスライフが体感できるイベントを8/23(金)、24(土)、25(日)に開催します。また、土日祝日や長期休暇期間を除く平日には、施設見学と個別相談ができる学内見学を実施。パンフレットだけではわからない大学の雰囲気を実感することができるので、外検入試や大学に興味のある方はぜひ参加してみてください。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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