IT新時代が到来!ムーンショット目標を実現できるIT人材とは?

はじめに

「ムーンショット目標」って何か知っていますか? 人々の幸福を実現するために、2050年に向けて日本がめざすべき未来社会のことです。この目標を達成するためには、多種多様なテクノロジーが必要とされますが、欠かせないのがIT技術です。そこで今回は、新しい社会を創造するために期待されるIT人材についてお届けします。

今は数百年単位のテクノロジー大変革期。ITで社会が変わる!?

最近のITの進化のスピードは目を見張るものがありますね。例えばテキスト・画像・音声・映像などを創造できる生成AI。1年前と今とを比べてみると、処理のスピードも、完成したコンテンツのクオリティも、飛躍的に向上しています。今、私たちは産業革命以来の歴史的大転換期にいるといわれています。テクノロジーによって、社会のあり方自体が、数百年レベルのスケールで変わろうとしているのです。
その流れのひとつに、内閣府の「ムーンショット目標」があります。人々の幸福=Human Well-beingを実現するために、社会・環境・経済の3つの領域から10の目標を掲げて課題解決をめざしています。
そのほとんどの期限が2050年。「身体・脳・空間・時間の制約からの解放」「超早期の疾患の予測・予防」「自ら学習・行動し人と共生するロボット」「気象制御による極端風水害の軽減」「こころの安らぎや活力を増大」など、現代社会が直面する課題の解決に向けて政府が大きな方向性を示しました。この目標に沿って、自治体・企業・教育機関を含む社会が動いていくことになります。

※ムーンショットとは、人類初の月への有人宇宙飛行計画であるアポロ計画からきている言葉。そこから連想して「非常に難しいが実現すれば多大な効果を期待できる大きな研究や計画のこと」

2030年にIT人材は約79万人も不足!? 熱望される人材とは?

こうした社会の大変革期に不可欠なテクノロジーがITです。AI・ビッグデータ・ロボット・アバターなどをフル活用した新しい社会を創造するためには、IT人材が必要不可欠です。しかし、ITニーズが拡大する一方で、IT人材は供給が追いつかない状況です。経済産業省の「IT人材の供給に関する調査」によると、高いレベルで人材需要が伸びる「高位シナリオ」となった場合、2030年には最大約79万人のIT人材が不足するとの予測もあります。
2030年といえば、ちょうど読者の皆さんが社会に羽ばたく前後の近未来です。社会から強く期待されるのが社会に新たなモノやシステムを生み出す「先端IT人材」、情報の危機管理を担う「情報セキュリティ人材」だといわれています。こうした人材が取り組むビジネスには、様々な領域の知識や技術を融合させる大胆な発想力が求められます。つまり、専門分野における知識や技術はもちろんのこと、他分野への知識も兼ね備えた広い視野も身につけておくことが大切です。

複合的な学びと最先端の研究で未来のIT人材を育てる京産大。

京都産業大学は、文理10学部がワンキャンパスに集結する京都でも人気の高い総合大学です。情報理工学部は、今後ますます加速・多様化するIT社会を見すえ、ふさわしい人材を育てるために、2018年に開設されました。

大きな特色はITの多様化に対応した「複合的な学び」です。1年次の秋学期にコースを選択しますが、設置されたコースは全10コース。1コースを極めて専門的に学ぶことはもちろん、最大3コースまで選択可能です。つまり、他分野の知識を融合させる幅広い視野を育むことができます。
それぞれのコースにはユニークな研究に取り組む研究室があります。例えば、棟方研究室では人間の発汗や心拍数といった身体情報から挙動を読み取って反応する「空気を読める」ロボットの開発をめざしています。また、中島伸介研究室では、SNSで発信される情報からユーザーが「幸せ」を感じるモノやコトを読み取り、GPSと連動しておすすめを提供する「幸せ推薦」の仕組みづくりに挑んでいます。これらは、まさに人々の幸福=Human Well-beingをめざす研究ですね。

就職に強い情報理工学部!鍵は私立屈指の少人数制と研究環境。

京都産業大学の情報理工学部は、徹底した少人数制をとっており、1学年あたりの教員ひとりに対する学生数は5.3人です。これは私立大学の中でもトップクラスで、学生一人ひとりの個性や能力、興味や関心などを、教員がしっかり見守りながら、適切なアドバイスを行うことができます。
また、先端ITを自由に使える環境も充実しています。最新のIoT技術をリアルな家で検証できる実験住宅、バーチャル画像を制作できるスタジオ、思考をデータ化する装置のほか、最新のデジタル機器を備えた設備・施設が整い、研究やものづくりに打ち込むことができます。
さらに、就職率100%(2023年度実績)を実現する就職支援体制も大きな強みです。初年度から就職ガイダンスを実施し、個別サポートを行うことで多くの卒業生が望む業界・業種への就職を叶えています。
情報理工学部なら、先生と密にコミュニケーションしながら、最新設備をフル活用して知識を実践力に変え、専門性と広い視野を兼ね備えたIT人材に成長できそうですね。

おわりに

いかがでしたか? 社会にとって欠かせないIT技術に関わる仕事に就きたいなら、ぜひ実際に京都産業大学情報理工学部のオープンキャンパスに足を運ぶことをおすすめします。各種説明会だけでなく、数多くの研究室や最新の設備・施設を見学できる貴重なチャンスです。IT人材としての第一歩がオープンキャンパスなどキャンパスを体験してみることからはじまるかもしれませんね!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に