はじめに
高校と大学では、キャンパスの規模、時間割、ライフスタイルなど、いろんなことが劇的に変化します。この変化に対応するための鍵を握っているのが、時間の使い方です。大学と時間の使い方の関係について、実例を交えてお伝えします。
時間割もキャンパスも通学時間も。大学は高校よりスケールアップ!
高校と大学の最も大きな違いはカリキュラム。高校までの時間割は学校が決めたものでしたが、大学では、学生自身が何曜日の何限目にどの科目を履修するかを計画しなくてはなりません。
また、キャンパスの規模も高校からスケールアップ。学部ごとにキャンパスの場所が分かれている大学もあります。そして、通学時間も長めに。片道30分以上90分までの人がほぼ7割(日本学生支援機構『令和4年度 学生生活調査』より)ということから、多くの学生が1時間以上かけて通っていることになります。さらに、実家が遠い場合はひとり暮らしをするパターンもあります。楽しい反面、自分ですることも増えるので、自立へのファーストステップともいえそうです。
移動時間がメリハリを作る!? 京都産業大学に通う先輩の賢い通学術はこんな感じ!
京都を代表する私立大学のひとつで人気も高い京都産業大学。ですが、京都駅から地下鉄やバスを乗り継いで30分ちょっとかかることから「通いにくい」「遠い」というイメージを持つ人も少なくないようです。そこで、通学派・一人暮し派それぞれを代表して、現役で京都産業大学に通う4名の学生に時間の使い方や工夫ポイントを聞いてみました。
通学派の1人目は経営学部マネジメント学科の木村さん(京都府内在住)。通学時間は1時間15分と平均的な長さですが、通学で使用する路線は朝のラッシュで混雑することも。座れないからこそ、眠くなりがちな資格取得に向けた勉強にここでしっかりと取り組んでいるそうです。
2人目は、法学部法律学科の梅本さん(大阪府内在住)。通学時間はなんと2時間30分で乗り換えも4回とヘビー級です。梅本さんはこれを逆手に取り、この区間は睡眠、この区間は課題に取り組むといったように区間ごとにタスクを決めてメリハリをつけているそうです。
2名ともに、通学時のデメリットをメリットに変換して大学生活に活かしているのはさすがですね。
通学はラクだけど家事はマスト。 ひとり暮らしもスケジューリングが鍵!
ひとり暮らし派の1人目は経営学部マネジメント学科の朝岡さん(福井県出身)。通学時間は20分と便利ですが、洗濯・掃除・料理といった毎日の家事をこなすのが負担に感じることもあるそうです。そんな朝岡さんの対処法は、スマホに「やることリスト」を書き出すこと。これでスケジュール管理がスムーズにいくのだとか。
2人目は、現代社会学部現代社会学科の井本さん(兵庫県出身)。通学時間が30分と短い分、アルバイトやサークル活動に打ち込み、睡眠をたっぷりとれるのがメリットだとのこと。ただ、体調を崩した時には実家のありがたみを改めて感じるそうです。
4名の学生に共通するのが、自分の状況に合わせた履修の仕方です。通学時間の長い梅本さんは、1限に授業を入れず、空きコマを作らないで授業をぎっしりと詰め込み、通学日は勉強に集中する日に。一方、朝岡さんは、あえて空きコマを作って課題に取り組む時間にあて、帰宅後の時間はアルバイトに使っているのだそう。木村さんは、アルバイトで帰宅が遅くなる翌日は3限以降に授業を入れて体調管理。井本さんは3限以降には授業を入れずに一日の前半と後半を分けてスケジュール管理をしているとのこと。
自分を深く知ることが、時間をうまくつかうコツかもしれませんね。
通学派も一人暮し派もワンキャンパスに集合!京都産業大学の強みって?
京都産業大学は、文理10学部全てがひとつのキャンパスに集結。ワンキャンパスならではのメリットがたくさんあります。
アントレプレナーシップフログラムをはじめ、学部を横断したプログラムが数多く設けられているため、他学部にも仲間が広がるチャンスが豊富です。またそんな学びを社会に向けて実践できる場もあります。もちろん、クラブ・サークル活動もワンキャンパス。関西だけでなく、全国から学生が集まってきています。博物館指定を受けている天文台や京都建築賞最優秀賞を受賞したおしゃれなサギタリウス館、6基ある屋外エスカレーターなど、素晴らしい施設も学生に人気です。京都市内を一望できるキャンパスからの風景を一緒に見た仲間との絆は、一生に残る宝物になりますね。絆が深まれば、社会に出てからもビジネスチャンスが増えそうです。
おわりに
いかがでしたか? 今回は京都産業大学に通う先輩の時間の使い方を中心に京都産業大学の魅力をお伝えしました。もっと魅力を知りたい人は、先輩学生たちが語る「私の推したい京産大」もぜひのぞいてみてください!