はじめに
「なぜ今、SNSでこの曲がバズっているんだろう」「多様性とかジェンダーって昔からある考え方なのかな」。身の回りの現象や出来事に関して、こんな疑問を持ったことはありませんか。
様々な世の中の変化や流行、その一つひとつを掘り下げることが社会で通用する力を高めることにつながるかもしれない……そう考えるとワクワクしてきますよね。
このように身近な出来事から世界で生じている現象まで、幅広く調べ、考える学問に社会学があります。社会学の対象は、世の中で起きている出来事すべて。SNSでバズっている話題でさえも、社会学では立派な研究対象になるんです。
しかも学びの過程で、これからの社会を生き抜くスキルやリーダーシップが身に付くのも大きなメリット。社会学を学ぶことで、もしかしたらあなたの未来が変わっていくかもしれません。
一人ひとりがリーダーになる時代
実は今、社会学を学ぶ重要性がますます増しています。
情報化社会と呼ばれる現代。毎日たくさんの話題が絶え間なく飛び交っており、変化の早い時代と言われています。みなさんも友人や部活の仲間と話すとき、時には教室で会話をしたり、時にはSNSでメッセージを送ったりと、リアル・デジタルを問わずコミュニケーションを取り、毎日あらゆる方法や手段で新しい情報を手に入れていると思います。
このような時代においては、一人ひとりの自立心や協調性はもちろん、仲間とどれだけ深いコミュニケーションが取れているかも重要なポイントとなります。チーム全員の自発的な行動がチーム全体の活性化、そして自分の成長にもつながっていくのです。
そんな時代に活躍するには、新しい時代に対応できる創造性、問題解決力、コミュニケーション能力、適応力といった力が必要になってきます。
社会学は、こういった力を身につけるために最適な学問です。日常の裏側を覗き、考える力を養うことが、実社会でも役立ってくるのです。
協働して目標を実現する「新時代のリーダーシップ力」が身につく京都産業大学の現代社会学部
新しい時代に適応できる人材の育成が大学にも求められています。
例えば京都産業大学の現代社会学部は、次世代リーダーを養成する学部。社会学の学びを通じて次世代型リーダーシップの養成を掲げ、人材の育成に取り組んでいます。
学びの特徴のひとつが独自のリーダーシップ科目。この科目では課題解決に必要な思考法や人を惹きつける話し方のスキルを学び、次世代に必要なリーダーシップを育んでいきます。
さらに、実践のための演習も充実しています。学科やコースでの学びを深く掘り下げる「学科特化型」演習に加え、リアルな社会の課題解決に挑戦する「学科横断型」プロジェクト演習も開講。現代社会学科と健康スポーツ社会学科の2学科において専門性を高め、両学科を横断して学ぶことで、知識とスキルを身につけることができます。
現代社会学科と健康スポーツ社会学科のそれぞれの学び
現代社会学科
社会学の基礎知識と調査手法を学ぶことで、社会を改善していく素養を身につけることを目指す現代社会学科。現代社会学科では3つのコースを用意しています。
① 地域社会学コース
地域の特色を学ぶだけでなく、地域社会で起きている社会現象を理解し、地域の人々と連携して課題解決策を考えていくコース。例えば、ここで学ぶ「観光社会学」では、観光をテーマに、パッケージツアーなどが生まれた背景やそれらがもたらす問題点を自分の地元を想定しながら議論を進めるなど、実践的な思考を身につけていきます。
② 人間社会学コース
家族・男女・教育・心理・労働環境などの幅広い視点で、現代社会における人と人との多様な関係性と新しい可能性にアプローチするコース。ここで学ぶ「ジェンダー論」では、性別のあり方が社会のなかでは個人や社会にもたらす影響や、現代の社会問題をジェンダーの視点から学んできます。
③ メディア社会学コース
テレビ・広告・マンガ・インターネットなど、人や社会を動かす力をもつメディアの変わらない本質と、変わりゆく方向を見極めるコース。「広告メディア論」では、日本と海外の広告を比較することで、文化の違いや多様な価値観を学んでいきます。
健康スポーツ社会学科
「社会学」と「健康・スポーツ科学」を融合し、新しい視点で健康・スポーツの可能性と価値を追究する健康スポーツ社会学科。
スポーツは、福祉、政治、経済、教育、文化など私たちを取り巻く様々な側面と相互に関わり合いながら存在しています。そういったスポーツと人と社会の関わりを、スポーツ社会学、福祉社会とアダプテッドスポーツ、地域社会とスポーツ、スポーツ哲学、スポーツ文化論、ファン文化論などの授業を通して学んでいくのが特徴。健康とスポーツにおける高度な専門性を身につけることで、これからの社会で求められる「健康で活力のある社会」を築く力を養っていきます。
いかがでしょうか。
各学科で専門分野の知識を修得し、周りと協力しながら課題解決に取り組むことで、社会を変える力を高めていくことができるのです。
おわりに
社会学、そして京都産業大学の現代社会学部について見てきました。
京都産業大学では、大学全体の取り組みとして学部横断型の学び「アントレプレナーシッププログラム」も開講しています。様々な知識を持った他学部生とともに起業について学ぶことができるプログラムですが、10学部が1つのキャンパスで学んでいるからこそ実現できる京都産業大学ならではの学びと言えるでしょう。
これらの学びに興味・関心がある方は、ぜひ京都産業大学について調べてみてはいかがでしょうか。また学生のリアルな声が聞ける「私の推したい京産大」も要チェック。ぜひ大学選びの参考にしてください。