この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。
はじめに
ジェンダーギャップとは、社会的・文化的な性差によって生まれる格差のことで、ジェンダーに基づいた偏見や不平等により、個人だけでなく社会全体にさまざまな弊害が生まれています。そこで今、この格差を解消しようという動きが世界的に広がっていて、2015年に国連で採択されたSDGsでは、目標5に「ジェンダー平等を実現しよう」が掲げられました。
では、こうした社会課題に対する日本の取り組みはというと、残念ながらスウェーデンやフランスといったジェンダー先進国に比べ、大きく後れをとっているといわざるを得ません。ジェンダー平等の実現には多くの課題が残されていますが、私たちにはいったい何ができるのでしょうか?
まずはその現状を知り、自分にできることを一緒に考えていきましょう。
日本におけるジェンダーギャップの現状

世界各国の男女格差を、教育・経済・保健・政治の4項目で数値化した「ジェンダーギャップ指数」によると、2024年6月12日に公開された最新データでは、対象146か国のうち日本は118位と、G7(主要7カ国)の中で最下位。過去最低の125位となった昨年度からわずかに上昇したものの、男女格差が埋まっていない状況は今も続いています。
こうしたジェンダー問題は女性のみが対象と考えられがちですが、実は日本の男性の幸福度は女性よりも低く、その差は広がっているという調査結果も出ています(ASAKO サステナラボ®『第2回ウェルビーイング調査』調べ)。この現象の背景にあるのが、「稼ぎ手プレッシャー」という日本の代表的なジェンダー問題で、男性が稼ぎ手となることで経済発展を遂げてきた戦後の社会体制に起因しています。しかし、少子高齢化が進む今後は、性別にかかわりなく誰もが社会で活躍していかなければ国を維持することが難しくなっています。そこで日本政府も、「2030年までに社会のあらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合を30%にする」という目標を掲げ、ジェンダー平等の実現に積極的に取り組もうとしています。
ジェンダー先進国の取り組みとは?

ジェンダー先進国ではどんな取り組みが行われているのでしょうか?
1980年から職場での性差別を「違法」としているのが、2006年以来、ジェンダーギャップ指数で毎年5位以内に入っているスウェーデンです。スウェーデンではそれ以降も、男女平等を積極的に推進する法律の施行や、「ジェンダー平等」についての議論が重ねられてきました。その結果、女性の就職率は80.1%(2020年)とEUの中でも上位に位置しており、女性の平均月収は男性の90.1%と他国と比較しても高い水準を誇っています(出典/政府、統計局2020)。
一方、2024年のジェンダーギャップ指数で22位のフランスは、1965年まで既婚女性は銀行口座がつくれず、夫の許可なく働けなかったジェンダー後進国でした。しかし、1968年5月に起こった5月革命をきっかけにジェンダー平等への機運は高まっていきます。最近では、企業における「男女平等に関する指標」が導入され、2030年までに経営幹部の4割を女性にすることが義務付けられただけでなく、父親育児休暇の延長に関する新制度が施行されることで、家庭内のジェンダーへの意識変革も進められています。
自分の興味・関心を学びながら見つけ、専門性を高められる京都女子大学

ジェンダーギャップに代表される社会課題を解決していくために、私たちはどのような貢献ができるのでしょうか?
たとえば、複雑化した現代社会を理解するために、社会科学のさまざまな学問分野を有機的に関連付けながら学べる京都女子大学の現代社会学部現代社会学科に進学する、というのもひとつの選択肢です。現代社会学科の大きな特長は、1回生の「アプローチ科目」で社会科学の多彩な学問分野に触れながら、自分の関心のある分野やテーマを探すのと並行して、現代社会を生きていくために必要な「英語」「調査」「情報」の三本柱からなる「スキル科目」を自由に組み合わせて学びを深められる点にあります。
こうした学びを経て、2回生以降は各自の興味・関心に応じて、5つのコースから専門的な学びの方向性を選択していきます。特にその中でも、経済の仕組みや個人の選択、ビジネスへの学びを深められる【経済・ビジネスコース】、持続可能な社会づくりに必要な課題と向き合うための社会制度や公共政策を実践的に学んでいく【環境・公共コース】、主に政治の視点から日本社会や国際社会を学び、幅広い視野を身につけていく【政治・国際関係コース】では、ジェンダー問題など社会科学系の学びを深めていくことができます。また、現代社会学科では、コースの枠にとらわれることなく横断的に学ぶことで、自分だけの興味・関心を追究していくことも可能です。
ジェンダー平等の実現をめざす京都女子大学の入試方式を解説

京都女子大学は、自由度の高いカリキュラムや少人数制授業により、常に関西の人気女子大学の上位にランキングされています。2022年には「ジェンダー教育研究所」が開設され、大学のグランドビジョンの第1番目に挙げられている「ジェンダー平等の実現に貢献できる女性の養成」という理念の実現に向けた取り組みも行われています。
また、入試方式にはいくつか種類があります。書類審査と学科ごとの個別の審査で選考する専願制の【総合型選抜】、1日の受験で「基礎評価型」「総合評価型」「音楽重視型」(教育学科で1日目のみ実施)の最大3出願が可能な併願制の【公募型学校推薦選抜】、すべての学科で「3科目型」「2科目型」試験を実施する【一般選抜前期】、国公立大学の合格発表を待ってから入学手続きが可能な【一般選抜後期】、各学科が指定する科目の得点を利用して合否を判定する【大学共通テスト利用型選抜前期・後期】と、自分に合ったスタイルで受験することができます。
おわりに
今回は【現代社会の問題/トピックスに目を向けよう! 第一弾】として、ジェンダーギャップの現状や解消に向けた取り組みについて紹介しました。次回、第二弾では「Z世代の消費文化」について紹介していきますので、ぜひご覧ください!
また、ジェンダー問題に関心がある方や、学びを通じてその解決に貢献したいと考えている方には、京都女子大学を進学先の選択肢に加えてみることをオススメします。現代社会学科の概要などについては、下記のウェブサイトに詳細が掲載されていますのでチェックしてみてください。



