英語外部資格をもっている人必見! そのスコア、受験で使えるって知ってた?

はじめに

皆さんのなかには英検(実用英語技能検定)やTOEIC、TOEFLといった、民間の英語の資格や検定試験を受けたことのある方もいらっしゃると思いますが、その成績(級)や点数(スコア)が大学入試にも役立つことをご存知でしょうか?
それが「英語外部検定試験利用入試」です。文部科学省が発表した『令和2年度大学入学者選抜実施要項(令和元年6月4日付け)』でも、入学志願者の能力・適性や学習の成果、活動歴等を多角的かつ客観的に評価する観点から、信頼性の高い資格・検定試験等の活用を図ることが望ましいとされており、近年、実施する大学が増加している入試方式です。
受験生にとっても、うまく活用すれば大学受験を有利に進められることから大きな注目を集めていますが、皆さんの成績や点数はどのように入試の結果に反映されるのでしょうか? 今回は英語外部検定試験利用入試の仕組みについて、活用の現状や導入している大学の事例を挙げながら紹介していきます。

外部検定スコア活用の現状とは?

英語外部検定(外検)で皆さんが獲得したスコアが、英語外部検定試験利用入試でどのように活用されるのかというと、主に4つのパターンが挙げられます。

ひとつ目は、出願資格としての活用で、外検の級やスコアが一定レベルに達していなければ出願できないというパターンです。ちなみに入試当日には、英語(外国語)の試験が免除、あるいは英語以外の科目で合否が判定されることもあるそうです。
ふたつ目は、得点に換算されるパターンです。外検の級やスコアは、共通テストや大学の個別試験の英語科目の点数として換算されますが、当日の英語試験の結果と比較し、点数の高いほうが採用されるケースが多いようです。
3つ目は、入試成績の得点に加算されるパターンです。級やスコアのレベルに応じて点数が加点されますが、英語試験が満点だった場合、基本的に加算されません。
最後に4つ目は、出願書類の評価や合否判定で優遇されるというパターンになります。

以上4つのパターンのうち、推薦入試で最も活用されているのが出願資格、一般選抜では得点換算となっていますが、級やスコアの活用方法は大学・学部ごとに異なります。受験する場合は、事前に入試要項をしっかり確認するようにしましょう。

では、英語外部検定試験利用入試は、実際に大学受験でどのように導入されているのでしょうか? 今回は、立命館アジア太平洋大学(APU)の事例をご紹介します。

実際の英語外部検定試験利用入試はどうなっている? ~立命館アジア太平洋大学の場合~

立命館アジア太平洋大学では、一般選抜のすべての方式で外検のスコアを活用できます。
活用できる外検は「TOEFL iBT®」「TOEIC®(L&R/S&W)」「IELTS(Academic Module)」「実用英語技能検定」「TEAP」「TEAP CBT」「GTEC」「ケンブリッジ英検」「PTE Academic」からなる9種類。そのスコアはそれぞれ異なる換算得点率の基準に応じて、英語科目の得点に換算されます。さらに合否判定には、独自試験の点数もしくは大学入学共通テストの点数と比較し、いずれか高得点が採用されるため、安心して受験に挑戦することができます。

また、英語外部検定試験利用入試を受験する場合は、出願時に、外検の成績を証明する書類(コピー)の提出が必要です。換算得点率の詳細に関しては、下記のサイトに掲載されていますので、まずは自分の点数がどれくらいになるのかチェックしてみてください。

立命館アジア太平洋大学なら、自分に合った入試方式を選んでチャレンジできる

立命館アジア太平洋大学は、英語外部検定試験利用入試のほかにも、受験生それぞれの力を最大限に発揮できる、多様な入試方式が用意されています。
たとえば、評価内容もさまざまな総合型選抜、得意教科や高得点科目、共通テストを活かした一般選抜など、全12種類の入試方式にはじまり、併願しやすい日程が組まれていることから、選考回数は2月入試で最大16回、3月入試で最大9回。全国31か所の試験会場で受験することも可能です。

さらに、併願する際の入学検定料の割引、授業料100%減免の国内学生優秀者育英奨学金に加え、入学手続きに関しても、他大学の合格状況がわかってから実施できる日程となっています。このように、お金の面で不安を抱えることなく受験にのぞむことができるのも、立命館アジア太平洋大学ならではの魅力となっています。

おわりに

英検などの英語外部検定試験を利用した入試の仕組みや大学受験での活用の現状について、ご理解いただけましたでしょうか?
国際系大学をはじめ、さまざまな大学で導入が進んでいるこの入試方式に興味がある方、高校時代に身につけた英語力を受験でも役立てたいと思っている方は、今回の記事を参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてください。

また、英語外部検定試験利用入試のほかにも多様な入試方式が用意されている立命館アジア太平洋大学は、併願校としても注目されています。カリキュラムや入試情報など、より詳しい情報が下記のサイトに掲載されていますので、皆さんの進学先の候補として検討していただければと思います。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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