SNSの裏側ってどうなってる? アルゴリズムとデータの秘密を解き明かす!

はじめに

皆さんがスマホを開いたとき、SNSのフィードには次々と投稿が流れてくると思います。そのとき「なんでこれが表示されているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、SNSの裏側ではたくさんのアルゴリズムとデータが働いていて、皆さんが興味をもちそうな投稿を自動的に選んで表示しています。例えば、ある動画に「いいね!」をしたり、特定のジャンルの投稿を長く見たりすると、SNSは「この人はこのジャンルが好きなんだな」と判断します。そして、もっと関心をもってもらえるように、似たような投稿をどんどんオススメしてくる「レコメンドアルゴリズム」という仕組みを発動させているのです。
今回は、こうしたSNSの裏側に隠された秘密を解き明かしていきましょう!

SNSのアルゴリズムはどう動いている?

SNSはアルゴリズムによって、ユーザごとに最適化された情報が表示されるようになっています。投稿されるオススメの情報は、主に次のようなポイントをもとに選ばれています。

◎エンゲージメント(反応)
「いいね!」「コメント」「シェア」などのリアクションが多い投稿は「人気がある」と判断され、多くの人に表示されやすくなります。

◎閲覧時間
特定の投稿をじっくり見れば見るほど、似たような投稿がどんどん表示されるようになります。

◎関連性
フォローしているアカウントや過去の閲覧履歴から、「この投稿はあなたにピッタリ!」と判断されます。

◎新しさ
新しく投稿されたものが優先的に表示されることもあります。

このような仕組みは、データの活用とAIの力によって成り立っています。つまり、SNSは私たちが普段どんな投稿を好んで見ているのかを学習し、それをもとに表示内容を最適化しているのです。

SNSの世界を支えているデータサイエンスとは?

このようにアルゴリズムの仕組みを知ると、SNSは“ただの投稿アプリ”ではないことがわかります。大量のデータをもとに新しい価値を創出する研究分野を「データサイエンス」と呼びますが、SNSとはいわば「データサイエンスを活用したシステム」なのです。実際にその運営会社では、次のようなデータを収集して活用しています。

◎どんな投稿をどれくらいの時間見たか

◎どのアカウントをフォローしているか

◎どの地域からアクセスしているか

◎どんな広告をクリックしたか

SNSの裏側では、こうしたデータをもとに「どの投稿をどんな順番で表示するか」「どの広告を誰に見せるか」といった判断が常に行われています。そして、データサイエンスの知識があれば、こうした仕組みをより深く理解できるだけでなく、自分で活用することも可能です。

データサイエンスはあらゆる職業で必要になる!

データサイエンスが活用されているのはSNSだけではありません。スポーツ、音楽、医療、ビジネスなど、さまざまな分野で活用されています。例えば、

◎マーケティング:企業はSNSやECサイトの購買データを分析し、より効果的な広告作成や新商品の企画を行う。

◎スポーツ:試合のデータを活用し、選手のパフォーマンスを向上。

◎医療:患者の診療記録を分析し、より正確な診断や治療法を提案。

◎金融:投資や経済動向を分析し、リスクを予測。

このように現代のビジネスでは、データを活用できることが当たり前になりつつあります。今やデータサイエンスは“一部の専門職だけのもの”ではなく、“どんな仕事でも必須のスキル”になってきているのです。

データサイエンスを学んで自分だけの未来をつくろう!

データの分析手法やAIをはじめとするデータサイエンスについて本格的に学べるのが、愛知淑徳大学の人間情報学部人間情報学科 データサイエンス専攻です。データ分析のスペシャリストとして活躍できる人材を養成することを目標とし、次の3つの学びが充実したカリキュラムが用意されています。

◎心理学×データサイエンスの融合
ただのデータ分析ではなく、人間の行動や心理を考慮したデータの活用を学べる。

◎実践的な学び
データを活用したプロジェクト型授業の充実により、即戦力として活躍できるスキルが身につく。

◎幅広い分野で活かせる知識
IT企業はもちろん、マーケティング、教育、金融などさまざまな業界で活かせる知識が得られる。

また、人間情報学科には2026年度から「数学・情報教員養成専攻※」が新設されます。数学や情報の教員を目指し、「データをあつかうスキルを身につけたい」「AIやプログラミングにも興味がある」という人におすすめです。学び方もさまざまで、「データを活用して教育やビジネスに役立つ情報を見つける」「確率や統計を活かして、データの分析手法を学ぶ」「数学とプログラミングを組み合わせて、新しい技術を生み出す」ことも可能です。数学を活かしながらデータサイエンスを学ぶことで、より実践的なスキルを身につけることができます。
※2026年4月より3専攻制へ(仮称・構想中)

おわりに

SNSに表示される投稿が、私たちの行動データをもとに、データサイエンスの力によって選ばれていることをご理解いただけましたか?

今回、SNSの仕組みを知ることで、データの活用方法やAIの働きについても理解が深まったかと思います。そして、「SNSの裏側って面白い!」「データやAIをもっと学びたい!」と興味をもったなら、愛知淑徳大学のデータサイエンス専攻や数学・情報教員養成専攻で学び、データと数学の力を活用して、未来のサービスをつくったり、教育業界で活躍してみませんか?

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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