ゲーム制作を軸とした教育プログラムが2026年4月スタート

はじめに

4年後、5年後……みなさんが社会へその一歩を踏み出す頃に必要とされる職業には、どのようなものがあるのでしょうか。
現代はテクノロジーの発展が著しい時代。多くの企業が、DX化(デジタルトランスフォーメーション=デジタルを用いた変革)を進めていますが、この流れは今後も続いていくでしょう。そのため、システムエンジニアやデータサイエンティストといった職業は、この先も引く手あたまになると経済産業省の発表でも予想されています。※
また、現在の社会では、AIが進展する中で他者と関わり合いながら創造していく実践力が求められています。
そこで今回は、将来に必ず活かせるテクノロジーの知識やスキルを身につけることができる大阪工業大学情報科学部と、2026年に始動する情報科学部全学科を対象とした「ゲームサイエンスコース」(定員100名)についてご紹介します。
※経済産業省『デジタル人材育成プラットフォームの取組状況について』より

2026年始動情報科学部「ゲームサイエンスコース(全学科対象)」とは

大阪工業大学では情報基盤技術とゲーム制作に必要な知識を身につけ、創造力を育成する
独自のゲーム制作を軸とした教育プログラムが2026年4月からスタートします。知的財産学部のコンテンツビジネス教育とのコラボも予定しており「日本で唯一無二のカリキュラム」を提供。
1・2年次にはゲームクリエイターによる実践的制作指導により、ゲーム創りの楽しさを学びます。
3年次には知的財産学部と連携し、ゲームに関わる知的財産の知識や、ゲームビジネスの展開を企業の事例を通じて学びます。
2025年3月に設置された国内最大級の実証実験施設「DXフィールド」にてマルチカメラの多視点映像生成システムや、VR・MR・AR機材などを揃えたゲームラボで学べる設備などがあり、ゲーム制作の環境も整っている注目のコースです。

また、情報科学部では「ゲームクリエイトプロジェクト」
も始動。 ゲームクリエイトプロジェクト(GCP)は、ゲーム開発の専門の先生方から実践的な指導を受け、ゲーム制作のイロハを学ぶのはもちろんのこと、制作を通じて社会に出るために必要な「考える、やりきる、振り返る」を身につけることができるプロジェクト団体です。本プロジェクトでは、BitSummitや東京ゲームショウなどの学外出展、U22プログラミングコンテストなどの外部コンテストでファイナリストになり、スポンサーから賞を受賞するなど実力と実績を上げています。さらに学術的な視点を含めたうえでの学術会議での研究発表も積極的に行っています。

「情報プロフェッショナル」を目指す大阪工業大学

大阪工業大学の情報科学部は、「情報プロフェッショナル」を目指すことができる学部。以下の5学科を設置しており、どの学科でも今後必要になる知識とスキルを身につけることができます。

・データサイエンス学科〈文理融合〉
・実世界情報学科[NEW 2025年4月開設]
・情報知能学科
・情報システム学科
・情報メディア学科

2025年4月に開設したばかりの実世界情報学科をはじめ、先進的な情報分野のすべての領域をカバーする情報科学部は、既存の4学科もリニューアルし、AIの創造から活用までも5学科で網羅。また、学科横断型のプロジェクトで「協働力」も養います。
本学部の強みは、学生個々の力に合わせて情報入門から応用レベルまで、全学科の学生がプログラミングを学び、身につけることができる点。入学後にソフトウェアやAIの基礎から学んでいくと同時に、各学科の学びとしてデータの分析と価値創造、実世界情報技術、AI、システム構築技術、メディア処理技術と認知・行動心理学、サイバーセキュリティなどの基礎・専門・応用知識とその実践スキルを身につけていきます。

一人ひとりの興味に寄り添う、5つの学科

情報科学部は情報分野のすべてを網羅するよう構成されており、各学科で身につけることのできる専門知識は、以下のようになっています。

・データサイエンス学科〈文理融合〉
最新の情報技術は、ビックデータから社会現象や人の思考や行動までを分析できるようになりました。そして、得られた知見をもとにして、新しい商品やサービスの開発や効果的な施策の立案が求められています。情報技術を基盤においたAI・データサイエンスの実践的な教育を通じて、価値創造マインドやマネジメント力、コミュニケーション力を兼ね備えた「データサイエンスのプロフェッショナル」を育成します。


・実世界情報学科[NEW 2025年4月開設]
電車やカフェの空き状況、冷房で寒い教室など、現実世界で感じる不便さや無駄は情報技術で解決することができます。本学科では、人・物・環境の情報を集め、それをAIで認識・分析し、ドローン・ロボットを含む現実世界の機器を制御するプログラミングによって、問題を解決する力を身につけます。「DXフィールド」でのドローン演習など、実践力を身につける最先端の授業を実施しています。


・情報知能学科
ソフトウェアを生成するプログラミングからコンピュータなどのハードウェアまで、幅広い分野の情報技術(IT)と、最先端のAIを開発・活用するための技術をバランスよく学びます。修得した技術や知識を活かした研究や、実践力を身につけることのできる国内外の学生プロジェクトを通じて、社会のあらゆる分野で活躍できるITおよびAIエンジニアに成長していきます。


・情報システム学科
便利で豊かな社会を支える、安心・安全な情報システムの提案・設計・開発・運用管理を実行する力を身につけます。ソフトウェアとして実装するためのプログラミング技術だけでなく、システムエンジニアとして活躍するために必要なソフトウェア工学やシステム工学、セキュリティ技術を学ぶことにより、システム開発の実践力を養成します。


・情報メディア学科
映像や音楽、音声、言語、触覚、体感といった広い領域の「メディア」を対象とし、機械に自動で認識・理解させるAI技術や、コンピュータグラフィックス、VR空間などを作り出す技術、生成AIを研究します。さらには、各種メディアに対して人がどう感じ、どう行動するのか、といった認知・行動心理学についても学ぶことができます。こうした学びを通じて、五感に訴えるメディア技術で人にやさしく豊かな社会を実現するエンジニアを育成します。

ドローンの実機を使って最先端の学びを体験できる新施設「DXフィールド」が誕生!

実世界情報学科の新設に合わせ、2025年3月、枚方キャンパスに国内最大級の実証実験施設「DXフィールド」を設置しました。
天候に左右されずに多数のドローンが飛行でき、多数のロボットも地表を動き回れる大規模屋内実験空間、屋外不整地実験フィールド、約100人収容可能な多目的室などを備え、AIやソフトウェアで制御されたドローンやロボットの物流、農業、防災分野などでの社会応用実験、大規模なXR(クロスリアリティ:現実世界とデジタルな仮想世界を融合させる革新的技術の総称)システムの研究開発が可能です。実世界情報学科の演習科目ではドローン飛行プログラミングを入学直後から学び、「DXフィールド」で実習します。
新たに生まれた「DXフィールド」では、革新的な技術の誕生を見据えた最先端の研究・実証実験を行います。

教育・研究・実験だけでなくドローンスクールと連携した、ドローン操縦の国家資格取得を目指した練習場としての活用も可能です。

おわりに

大阪工業大学 枚方キャンパス

ここまで、大阪工業大学情報科学部について紹介してきました。
システムエンジニアやデータサイエンティストなどといった最新技術を駆使する「情報プロフェッショナル」は、DX化が進む現代社会において、活躍の場が大きく広がっています。基礎をベースに専門知識とその実践力を身につけていくことで、多くの企業から求められる人材になることができるでしょう。実際に、大阪工業大学の実就職率は全国トップレベルで、関西私大で15年連続第1位、全国第3位の実績を誇ります。情報科学部の卒業生は、NTTドコモ、NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、NTT西日本、NHK、京セラ、日立製作所、三菱電機、といった有名企業に就職しています。
「プログラミングや情報分野はよくわからない」という方もいるかもしれません。しかし、今や情報分野は私たちの暮らしに無くてはならない技術であり、社会と生活を支えるインフラを提供するとても重要な学問でもあります。少しでも興味が芽生えたら、春の大学見学会に参加してみるのはいかがでしょうか。
大学の先生や先輩学生、入試部スタッフに、いろんな疑問を投げかけてみると良いでしょう。春の大学見学会は下記の日程で開催されます。ぜひ参加を検討してみてください。

【春の大学見学会開催日程】
5/17(土)、6/14(土)@3キャンパス同日開催<春の事前予約制>
各キャンパスの最新施設や研究室をゆっくり見学できる絶好の機会です。
2026年度入試の最新情報もひと足早く入手できます。
情報科学部の5学科はもちろん、「ゲームサイエンスコース」の特別プログラムや「DXフィールド」紹介、ゲームクリエイトプロジェクトの出展など、今回、ご紹介した内容を実感いただけます。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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