はじめに
将来の進路について、そろそろ具体的に考え始めている頃でしょうか。大学を選ぶことは、皆さんのその後の人生に大きな影響を与える大切な選択です。学びたいこと、将来なりたい職業など、様々な希望や夢があると思います。なんとなくで大学を選ぶと、もしかしたら将来後悔することになるかもしれません。将来後悔しないために、今から知っておいてほしいことがあります。それは、「大学で何を、どこまで深く学ぶか」が、皆さんの将来に想像以上に大きな差を生むということです。特に、これからの社会でますます重要になる情報・理工系分野を目指すなら、ぜひ考えておきたいポイントがあります。一緒に、将来を見据えた進路選択について考えていきましょう。
学部卒と院卒、知っておきたい将来の差
さて、皆さんが大学卒業後にどのような道に進むか、選択肢はいくつかあります。多くの人は大学卒業後に就職を考えるかもしれません。でも、大学院に進学するという道もあります。この「学部卒」と「大学院卒」の間には、実は皆さんが思っている以上に大きな差が生まれる可能性があります。例えば、就職して働き始めた時の「初任給」。大学卒の初任給の平均は約22.8万円であるのに対し、大学院卒の初任給は約26.8万円というデータがあります。そして、これは始まりにすぎません。さらに、一生のうちに得られる賃金、いわゆる「生涯賃金」では、学部卒と大学院卒の間にはなんと約5,000万円もの差があるというデータも存在するのです。この5,000万円という差は、経済的な豊かさだけでなく、将来のキャリアにおける可能性や選択肢の大きな差につながる可能性があることを示唆しています。
情報・理工系で「大学院へ」が当たり前の時代に?
皆さんが興味を持っているかもしれない情報系や理工系の分野では、特に大学院への進学が、もはや特別なことではなく、「当たり前」になりつつあります。例えば、理学部では卒業生のうち約44%が、工学部では約38%が大学院へ進学しているというデータがあります。これは、情報や理工といった分野が日々進化しており、大学の4年間で学べる内容だけでは、最先端の研究開発や高度な専門職として活躍するために必要な知識やスキルを習得するのが難しくなっているという背景があるからです。そのため、情報・理工系の進路を考える高校生の間では、「大学院に行く前提で大学を選ぶ」という考え方が常識になりつつあります。より深く専門を究めることが、将来のキャリアを築く上で不可欠になっているのです。
大和大学で深める情報・理工の学び
将来、情報・理工分野で活躍したい、あるいは大学院に進学してさらに専門性を深めたいと考えている皆さんにとって、どのような環境で学ぶかが非常に重要になります。ただ学ぶだけでなく、将来のステップアップを視野に入れた学びと支援体制がある大学を選ぶことが大切です。
大阪にある大和大学では、入学時から大学院進学、とりわけ難関国公立大学の大学院進学を見据えた学びと支援体制を整備しています。東京大学をはじめ難関国公立大学へ全国屈指の合格実績を誇る「西大和学園」をグループ校に持つ大和大学。その西大和学園で培った進路指導力を大和大学でも発揮し、全国の大学院入試の傾向と対策をすべて把握したうえで学生一人ひとりを丁寧に指導しているほか、世界最高水準の研究を行う国公立大学大学院と連携協定を締結し、大学院でのインターンシップや現役大学院生との交流会なども積極的に行っています。その成果として実際に、東京大学、大阪大学、名古屋大学、筑波大学、大阪公立大学といった国公立大学院への合格実績が豊富にあります。
大和大学の情報学部では、AIやデータサイエンスといった最先端分野に加え、経済や経営といった幅広い視点も学べる3つの専攻が用意されています。これにより、技術だけでなく、それを社会でどう活用するかも考えられる力が身につきます。理工学部では、機械システム工学、電気電子情報工学、建築学、生物生命科学、数理科学といった5つの専攻を横断的に学ぶことができる実践型の学びを展開しています。これにより、幅広い知識と分野を超えた応用力を養うことができます。どちらの学部でも、豊富な実習や少人数制のゼミ、そして資格取得支援なども充実しており、卒業後に役立つ、「将来に効くスキル」が自然と身につく環境が整えられていることも大きな特色です。
「なんとなく」じゃない!深く学ぶ選択が未来を変える
多くの高校生にとって、大学選びは将来を左右する大きな決断です。「なんとなく」で学部や大学を決めてしまうのではなく、将来のキャリアパスをしっかりと見据えて、どこまで専門性を深めたいかを考えることが、これからますます重要になります。社会に出てから「もっと深く学んでおけばよかった」と後悔しないために、今のうちから「大学院に進学する」というステップを前提に大学を選ぶ高校生が増えています。先ほど触れた約5,000万円という生涯賃金の差は、単なるお金の話ではありません。それは、皆さんが将来就くことができる職業の幅や、任される仕事のレベル、そして社会に貢献できる可能性といった、「未来の選択肢の差」なのです。情報・理工分野で専門性を深く究めることは、このような価値あるキャリアを築くための、強力な一歩となるはずです。
皆さんがこれから迎える大学選びは、皆さんの未来を形作る大切なプロセスです。将来後悔しないように、そして皆さんの可能性を最大限に広げるために、ぜひ将来のキャリアや学びの深さについて真剣に考えてみてください。深く専門を学ぶことは、決して簡単な道だけではありませんが、その分、将来皆さんに多くのチャンスと価値をもたらしてくれるはずです。今回紹介した、大和大学について、もっと詳しく知りたいと思った方は、ぜひ大学サイトなどを訪れてみてください。皆さんの輝かしい未来への第一歩を、心から応援しています!