【卒業生インタビュー】社会人の先輩に「大学卒業後」を聞いてみた

はじめに

新年度からの新しい生活は慣れてきましたか? 春を迎えて、大学進学など将来のことを考える人も増えてきたのではないでしょうか。
どんな学部に進むべきか、迷っている人も多いかと思いますが、重要なのは「卒業後」。学んだ知識をどのような形で活かしていくのかが大切になりますが、大学卒業後のことは、なかなかイメージが湧かないですよね。
そこで今回は、2022年に目白大学社会学部地域社会学科を卒業し、現在は信用金庫に勤めながら、東京都北区の観光プロモーション事業に携わる生駒瑛祐さんにインタビューを実施!
大学で学んだこと、そしてその仕事が現在の仕事においてどのように活きているのか、話を聞きました!

地元のために働きたいと思い、地域社会学科に進学

――本日はよろしくお願いします。生駒さんはなぜ目白大学に進学したのでしょうか。
もともと地元が好きで、将来は地域に根付いて企業のために働いたり、町おこしに関わったりしたいと漠然と考えていました。ウェブ媒体の大学検索で「地域」といったキーワードで検索したときに目白大学を知ったのがきっかけ。その中の地域社会学科がヒットし、興味を持ちました。

――地域社会学科で学んだことや身についたことを教えてください。
地域社会学科は社会学の中でも観光や地域振興、まちづくりについて学び、地域が持つ課題の解決方法を考える学科。この学科では、与えられた課題をこなすだけでなく、自分から課題を見つけ、どう社会や地域と関わっていくのかを問われる場面が多くありました。そういった環境のなかで私は、「当事者として物事に向き合う姿勢」と「自分で考えて動く力」を学んでいきました。

大学で身についた「当事者意識」と「自分で考えて動く力」

――「当事者として物事に向き合う姿勢」は、どのように身につけたのでしょうか。
1、2年次の授業と、3、4年次のゼミ活動でお世話になった先生がいつも「当事者意識」という言葉を口にしていました。これは地域の課題を他人事ではなく、自分事として捉えて考えるということ。あらゆる場面で「当事者意識」と言っていたので、どんなことに対しても当事者意識を持って向き合うようになりました。

――「自分で考えて動く力」は、どのように身につけたのでしょうか。
ゼミでの活動や学内のイベントであるスポーツフェスティバルの運営です。ゼミは卒業論文のテーマ決めから調査の準備、フィールドワーク、インタビュー、考察までをすべて自分で考えて進めていきました。大変な反面、自由度が高く、自分の関心に沿って深掘りしていく過程が本当に楽しかったです。
スポーツフェスティバルは大学の体育会が主催するイベントです。そこで私は実行委員長を務めていたのですが、ここでも考えて動く力が鍛えられました。学長をはじめ、普段の学生生活では関わることのない方々と接しながらイベント運営を進めることで、責任感や実行力が身についていきました。

大学での学びは、現在の仕事にもつながっている

――大学での学びは、現在の仕事にも活きていますか。
大いに活きています。現在、「渋沢×北区飛鳥山おみやげ館」の店舗運営や地域で展開しているキッチンカー事業の管理を担当しながら、経理・総務といった事務業務に携わっていますが、当事者意識はお客様や相手の立場に立って考えることにつながっていますし、自分で考えて動く力は仕事のあらゆる場面で求められます。
また、観光プロモーションを通じて地域を盛り上げる仕事をする中で、普段の会議や資料で目にする専門用語をすでに授業で習っていたため、実践で活かされていることを日々感じています。

――最後に、高校生にメッセージをお願いします!
大学の4年間は、たくさんの経験を積める貴重な時期。「こう過ごさなきゃいけない」とか「こうじゃなきゃいけない」といった決まりや正解はないと思います。
自分の環境も考え方も大きく変わるし、好きなことにとことん打ち込めるのが大学時代です。自分次第でなんでも挑戦できるので、面白そう、楽しそうと思える選択をして、後悔のない4年間を過ごしてください。

――生駒さん、ありがとうございました!

おわりに

生駒さんのインタビューはいかがでしたか?
高校生の頃からやりたいことが決まっており、学科で学んだことがそのまま仕事にも活かされている点が、とても印象的でした。
地域社会学科では、地域で活躍する人を育てる「地域・ひとづくりコース」と、広く社会に貢献する人を育てる「観光・まちづくりコース」の2つのコースがあります。
1年次からゼミ形式授業があったり、地域社会を理解するため、観る・聴く・話す・体験するなどの現場での学び(フィールドワーク)を重視していたりと、実践的な学びができるのが大きな特徴です。
将来は地域を盛り上げる仕事に就きたい、社会との関わりについて学んでいきたいという方は、ぜひ地域社会学科について調べてみてください。
この記事を書いた人
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