「え、オランダって英語の国?」――非英語圏で伸ばすリアルな英語力

はじめに

留学に興味はあっても、言葉の通じない地で暮らすことに不安を覚える。海外での生活や学習環境のリアルをもっと知りたい──。知らない国へ飛び込み、自分を成長させる“第一歩”をともに踏み込んでくれる存在がいたら心強いですよね。

スタディプラス編集部は、今夏8月から半年間オランダ・ユトレヒトに留学する現役大学生にインタビュー。交換留学生が集まる大学の施設をフル活用して英語力アップに励むだけでなく、多様な価値観に触れることで将来進みたい道まで見えてきたようです。

英語を軸に興味・関心の幅を広げていけたら

京都産業大学 外国語学部 英語学科  佐久間 結良さん

──英語に興味を持ったきっかけを教えてください。

私は沖縄出身で、幼稚園はインターナショナルプリスクールに通っていました。小学校では英会話教室に通い、中学では英語のスピーチコンテストに出場。高校では英語のイベントがあれば司会に挑戦し、プライベートでは洋画鑑賞や海外のヒットソングを聴くのが大好きでした。同年代に比べて英語に触れる機会が多く、日常会話レベルならコミュニケーションできるようになっていましたね。

──その中で、京都産業大学に進学した理由を教えてください。

本来なら東京の大学で数学や物理を勉強したかったんですが、残念ながら第一志望とは縁がなく。その時から英語をもっと極め、英語を軸に興味・関心の幅を広げていけたら、という考えに変わっていきました。それで祖父のいる関西圏で英語を学べる第二志望群の中から、ゆったりした大学生活が送れそうな京産大に進学したんです。

交換留学生が集う大学の環境をフル活用し、英語力アップ

グローバルコモンズ

──入学後、京都産業大学のどんな環境を活用して英語力を高めていったのでしょうか?

いちばん活用しているのは、ここグローバルコモンズですね。京産大で勉強している交換留学生がたくさんいて、触れ合う機会が格段に増えました。毎週行われる、英語を使ったディスカッションイベントにも顔を出しています。ディスカッションといっても難しい議論ではなく、ネイティブスピーカーとゲームやおしゃべりを楽しむ週もあるんですよ。まったく話せなくても歓迎してもらえるカジュアルな雰囲気で、気づいたら通うようになっていました。

興味あるトピックスの授業が英語で行われていたら、とにかく片っ端から受講していたのも大きいかもしれません。私の場合、国際問題や環境についての講義ですね。ネイティブスピーカーの留学生が集まりますし、何より彼らと仲良くなることでインプット・アウトプットの量が一気に増えるんです。とにかく交流して、英語をシャワーのように浴びる環境に身を置くよう心がけました。

──その結果、佐久間さんの英語力はどのくらい向上しましたか?

IELTS(International English Language Testing System:海外留学や研修の前に英語力を証明するテスト)のスコアは「6.0」でした。海外留学に必要なスコアは概ね5.5以上とされ、留学先での授業についていけるかライティング・リーディング・リスニング・スピーキングの4技能を試されます。留学生に課せられるスコアは大学別に異なり、基準を満たせば応募できるシステムになっています。

留学生との交流を通じて進みたいキャリアが見えてきた

──留学先はどのように決めましたか?

最初は英語圏がよかったんですが、留学生の話を聞いてオランダへ行くことにしました。オランダは非英語圏の中でも、第二言語としての英語が世界でもトップクラスに上手な国だと教えてもらったんです。国民の80%が当たり前に英語を話すので、大学の講義もすべて英語で行われています。オランダだったら英語力を伸ばしつつ、ヨーロッパの地理的にもいろんな国へ行って見聞が広められるんじゃないかなって。

何より、学習環境が日本とはだいぶ異なる点に惹かれました。グループワークやプロジェクト参加型の授業が多く、社会に通用する知識が実践の中で会得できることが魅力的で。働きながら大学へ通う学生も多く、日本では経験できない刺激的な日々を期待しています。

──オランダでは何を専門的に学ぶのでしょうか?

アメリカン・スタディーズを専攻します。アメリカって世界にどんな影響を与えているのかな、と。私が沖縄出身ということもあって、アメリカという国に一度じっくり向き合ってみたかったのも選んだポイント。ヨーロッパ諸国がアメリカをどう見ているのか、という視点も取り入れながら学んでいきたいです。

──将来はどんなキャリアを歩もうと考えていますか?

明確に「この道へ進みたい」と決めたわけではありませんが、シンクタンクやコンサルタントファームで国際問題に取り組むような仕事に就けたら、と考えています。グローバルコモンズや英語を使った授業で多様な視座を持つ留学生に出会い、彼らと世界中で起きている問題の解決策を話し合うことが楽しかったので。

日常のインプットも洋画や音楽だけでなく、国際政治や経済のニュースに目が向くようになりました。留学生と積極的にコミュニケーションを図る前は、単に「空港で働けたら」と考えていましたが、いまは国際問題の解決に携わることで社会に貢献できたらいいですね。

おわりに

留学生からよい影響を受け、自身をアップデートさせてきた佐久間さん。「京産には、英語力を高める環境が予想以上に多く整っていました」と語ります。

中でも強くプッシュするのが、言語習得を通じて世界をより身近に感じられる「グローバルコモンズ」。「外国語の会話機会がもっと欲しい」「英語でのプレゼンテーションを練習したい」といった語学に関する多様な要望に応える自学自習スペースで、学生からリクエストを募って配架された英語の本、洋画を英語の字幕で観る視聴覚ブース、英語で楽しむボードゲームなどが並びます。

交換留学生との交流イベントも盛んで、英語を中心とした外国語をインプット・アウトプットする機会などアクティビティも豊富。佐久間さんはイベント参加だけでなく、グローバルコモンズに集う留学生やスタッフから話を引き出し、海外留学の解像度をどんどん上げていきました。今回の記事をきっかけに、京都産業大学の国際交流やグローバルコモンズに興味を持った方は、下記Webサイトをぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に