文系も、理系も、「やりたい」で選ぶ進路

はじめに

みなさんは、将来の進路についてどんなことを考えていますか?  文系か理系か、得意なことや興味のある分野、そして社会でどんな役割を果たしたいか…たくさんの選択肢や可能性があって、迷うことも多いかもしれませんね。現代社会は、環境問題や技術の急速な進歩など、複雑な課題と変化が同時に起きています。これから社会に出るみなさんには、単に一つの視点だけでなく、もっと多くの視点、さらに広い視野で「モノゴト」をとらえ、様々な課題を解決していく力が求められています。

「モノづくり」そのものをデザインする学問?

未来の地域・社会、さらに人々の暮らしを支えるものの一つに「モノづくり」があります。例えば、スマートフォンや自動車、私たちの身の回りにあるほとんどのものが「モノづくり」の成果です。しかし、現代の「モノづくり」は、単に高性能や高品質を求めるだけではなくなってきています。環境に配慮したり、使う人の多様なニーズに応えたり、経済的な視点も持ちながら、社会全体にとってより良い「モノ」、そして「新しい価値」を生み出すことが求められています。このような背景から、単に「モノ」を作るだけでなく、「モノづくりそのもの」の仕組みやプロセスを考え、デザインし、マネジメントしていく学問が注目されています。それが『生産工学』という学問です。生産工学は、工学的な知識やスキルだけでなく、経営的な視点や社会全体のバランスを考えながら、未来を動かす「モノづくりそのもの」を計画・実行するための力を養います。

総合力で未来を切り拓く学び

日本大学 生産工学部は、新しい時代のニーズにマッチした『生産工学』を深く学べる学部です。前身である理工学部 経営工学科の時代から、「文理横断・融合教育」を大切にしてきた歴史を持ち、工学と経営学を融合させた独自の学びを提供しています。各学科で専門分野(例えば、機械、建築、デザイン、情報など)を学ぶのはもちろんのこと、学部共通の教育プログラムを通じて、経営管理やデータサイエンスといった、分野を横断して必要となる知識やスキルを身につけることができます。
グローバルエンジニアリングやロボットエンジニアリング、STEAM教育など、多様な分野を組み合わせた学びの機会も用意されており、幅広い知識を統合する「総合知」を育むことができます。充実した施設を使った実験や演習、そして日本大学の強みを活かした必修の長期インターンシップなど、実践的な経験を通して成長できる環境も魅力の一つです。

文系・理系の枠を超えた活躍の場

日本大学 生産工学部で身につけられるのは、単に工学的な知識とスキルだけではありません。それらに加え、経営、デザイン、情報処理など、多角的なスキルを習得できるため、「経営のわかるエンジニア」として、社会の様々な場面で活躍している卒業生がたくさんいます。製造業はもちろん、食品・医療・IT系の大手企業、さらには国や都道府県の機関など、幅広い業界・分野で「生産工学的視点」が求められています。生産工学部で学ぶ「全体を俯瞰する力」は、新しいプロジェクトを立ち上げたり、新たな課題を発見・解決したりする上でとても役立ちます。技術を理解しつつマネジメントもできる人材や、マーケティングや営業といった職種でも「モノづくり」の現場を理解できる人材は、社会から高く評価されています。生産工学部の卒業生の就職率は非常に高く、第一志望とする企業や官公庁への内定率も85%(2023・2024年度土木工学科調べ)と高い水準を誇っており、就職後の定着率も高いという特徴があります。これは、学部で育成する人材が、まさに社会が必要としている人材とマッチしていることの現れと言えるでしょう。
新しい時代の「モノづくり」は、技術だけでなく、環境や社会、経済とのバランス、そして新しい価値を考えることが重要になっています。こうした背景から、文系・理系という枠を超えて、一人ひとりの強みを生かせる時代になっているのです。

「やりたいこと」をカタチにする場所

日本大学 生産工学部で学んだことは、社会で様々な形で活かせます。企業で活躍する道、教育者を目指すための教職課程、さらに高度な研究を深めるための大学院進学など、多様な進路の可能性があります。重要なのは、文系か理系かという枠に囚われず、「こんなモノを作りたい」「こんな社会を実現したい」といった、あなた自身の「やりたいこと」に向き合うことです。生産工学部では、その「やりたいこと」をカタチにするための考え方や方法を学ぶことができるでしょう。

おわりに

進路選択は、自分の将来を考える上でとても大切なステップです。多くの情報がある中で迷うこともあると思いますが、ぜひ、あなたの「やりたいこと」や興味の扉を開けてみてください。文系だから、理系だからと可能性を狭める必要はありません。新しい時代の「モノづくり」は、多様な視点とアイデアを求めています。
もし生産工学部に少しでも興味を持ったら、実際に学部の雰囲気を肌で感じられる夏のオープンキャンパスにぜひ参加してみてください。きっと、あなたの進路選択や将来の可能性を広げるヒントが見つかるはずです。まずは公式サイトをチェック!

この記事を書いた人
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