【先輩インタビュー】地理学とマーケティングの意外な共通点とは? 〜理系の学びが活かせる文系学部〜

はじめに

みなさんは、文系、理系、どちらに進みたいですか?
方向性がはっきりしている人もいるかと思いますが、「文系だけど科学的なことに興味がある」「理系だけど文系の学びも捨てがたい」なんて、進路に迷う人も多いのではないでしょうか。
そんな人には、文理融合の学びができる分野が向いているかもしれません。例えば駒澤大学では、文系の学部でも数学を用いたりフィールドワークで定量的な調査をしたりと、理系の学びを活かせる学部があります。
そこで今回は、理系から文系に進学した先輩、また文系だけど理系的な学びを活かしている先輩にインタビューを実施! 高校時代の進路選択や学んでいることについてお話を伺いました。

文学部だけど、学びの内容は理系的なアプローチが多い

最初にお話を伺ったのは理系から文学部地理学科に進んだ、4年生の坂井龍王さんです。

――なぜ、文学部地理学科に進学したのでしょうか。
高校時代は理系だったため、数学や物理の道に進もうと考えていました。しかし授業で選択した地理がとても面白く、大学では地理を学びたいと思うように。いくつか大学を調べたなかで、自分の持つ理系的な知識を活かしたく、自然地理を学べる駒澤大学に進学しました。

――地理学科では、理系の知識や考え方を活かせていますか。
地理学科は文学部に属していますが、学んでいることは理系の科目も多いと思います。都市地理学や地形学などを学ぶとともに、ドローンを使って地図作成に取り組んだり、土地利用や地表について知るために衛星画像を解析したりと、理系的なアプローチが多くあります。

――フィールドワークを行うこともありますか。
地理学科では宿泊を伴う巡検(現地調査)があり、実際に福島県に赴き、現地の人に話を聞きました。そこで1888年の磐梯山の噴火を実際に経験した方のひ孫の方から実際に被災した曽祖父母の体験談について聞くなど、どの文献にもない貴重な情報を得ることができました。

――駒澤大学の魅力や良さを教えてください。
施設が充実している、また様々な専門分野の先生がいる点です。特に地理学科に関しては業界標準のGISソフトを学生が自由に使えるなど国内の大学の中でも有数の設備があったり、各先生の専門分野が幅広く多岐にわたっていたりと、学びの環境がとても充実しています。

――最後に受験生にメッセージをお願いします。
国語、数学、英語はどの分野でも重要なので、しっかりと勉強すると良いと思います。とはいえ、息抜きや遊びも大切です。高校生活の3年間は代えがたいものですので、今の生活を大切にしながら、受験勉強を頑張ってください!

学んだ知識を活かし、台湾でフィールドワークを実施

続いては、文系から経営学部市場戦略学科に進んだ、3年生の須長実生さんです!

――なぜ、経営学部市場戦略学科に進学したのでしょうか。
昔から商品が売れる理由や商品が生み出す効果などについて興味があり、大学ではマーケティングを学ぼうと考えていました。様々な大学を調べるなかで市場戦略学科を知り、ここであればマーケティングについて深く学べると思い、進学しました。

――市場戦略学科ではどんなことを学んでいますか。
マーケティングや広告についてはもちろん、情報を解析するために統計やデータサイエンスなどを学んでいます。数学の知識を用いる場面もありますが、高校で習った数学と比べると、機械やツールを活用することが多いため、文系の私でも楽しみながら学べています。興味があればプログラミングなども学べる環境が整っており、幅広いスキルを身につけられるのが良いところだと思っています。

――フィールドワークを行うこともありますか。
台湾の台南で行われたSDGsに関するプログラムに参加し、現地調査を行いました。これは台南市の先進産業や文化などを調べ、それらに関する課題に対する企画提案を行うもの。私たちのチームはマーケティングの知識を活かし、若者に台南市の魅力を知ってもらうプロモーション企画を発表しました。結果的にプログラム内で優勝することができ、非常に多くの学びと貴重な経験を得ることができました。

――駒澤大学の魅力や良さを教えてください。
ワンキャンパスで学べる点だと思います。サークル活動などで他学部の学生と関わる機会が多く、多様な人々との交流が生まれる点が大きな魅力だと思います。入学当初は考えてもいなかったような形で友達の輪が広がり、充実した大学生活を送れています。

――最後に受験生にメッセージをお願いします。
勉強をしていると、焦りが生まれたり、周囲と比較して疲れたりすることがあると思いますが、そんなときは一度立ち止まって、ゆっくり休んでみてください。高校時代は貴重な3年間。時には息抜きをしながら、一歩ずつ進んでいってください!

おわりに

お二人のインタビューはいかがでしたか。
理系だけど文学部に進学した坂井さん、文系だけど統計やプログラミングも学んでいる須長さんから、意外なお話がたくさん聞けました。また座学はもちろん、フィールドワークといった実地での学びも大切にしている点も印象的でしたね。
今回ご紹介した駒澤大学は、仏教学部、文学部、経済学部、法学部、経営学部、医療健康科学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部と、複数の学部を持つ総合大学です。お二人のように文系の学部でも理系の学びが活かせたり、大学から理系科目を学べたりと、幅広く学ぶことができます。ぜひ興味があれば、駒澤大学について調べてみてくださいね。
この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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