はじめに
私たちの暮らしは、日々大きく変化しています。驚異的なスピードで進歩するAIやロボット技術は、日々新たな研究が行われており、工場での自動化から、医療現場での支援、災害時の救助活動、さらにはドローンによる物流まで。その活躍の場は今も広がり続けています。これからの社会では、最先端技術を理解・活用し、さらに新たな価値を創造できる人材が強く求められています。では、そのような人材になるためにはどのような力をつけていくことが必要なのでしょうか。
次世代を創る技術者に求められる力
進化を続けるAIやロボット技術を修得するためには、実際にプログラミングを行い、ロボットを動かし、その動きを検証するといった実践的な学びが不可欠です。理論を現実世界で応用し、自らの手で創り出す技術力や問題を解決する力が、これからの時代には強く求められています。教科書だけでは得られない実践的なスキルや応用力を身につけることが、未来の技術者にとっては何よりも重要だと言えるでしょう。
また、創造性や課題解決能力、そしてチームで協力してプロジェクトを推進する力も重要になります。高校生の皆さんが、このような実践的な学びを深め、自身のアイデアを形にできる理想的な環境とは、一体どのような場所なのでしょうか。ここからは、未来の技術を学び、自ら創造していくための具体的な学びの場について見ていきましょう。
実践重視! 情報科学で未来を創造する
最先端の学びを追究できる場所の一つが、大阪工業大学 情報科学部に2025年4月開設の実世界情報学科です。
この学科では、学生が未来で活躍するための「実世界」での学びが特に重視されており、ドローンやコンピューターのソフトウェアを使いこなす実践的な授業を受けることができます。
実世界情報学科の大きな特色は、本格的な実証実験を通じて実装に至るまでのプロセスを実践的に学べる点が大きな特長です。2025年3月に完成した日本最大級の実証実験施設「DXフィールド」では、これまで仮想空間上でのシミュレーションや研究室内での限られた場所で行われていた実験を大規模施設内で行うことができます。研究活動だけでなく、授業でもフル活用。1年次からドローンを使いこなす実践的な授業が実施され、AIやプログラミングの基本スキル、IoT(モノのインターネット)などの専門知識を修得しながら、最先端の情報科学技術をどのように活用して社会課題を解決するのかを深く学びます。
実世界情報学科が目指すのは、「現実世界の多様な情報をセンシング・活用して社会課題を解決する」こと。そのために、街・道路・屋内外における画像やIoTセンサーデータを収集する技術を修得し、さらに収集したデータをAIで認識し、ドローンやロボットの自動制御に応用する実践力を養います。
DXフィールドでの実践的な学び
DXフィールドでは、「地域・社会とつながり、未来を変える技術を創出」を目的に、以下のような実践的な学修・実証実験を通じて、情報技術の具体的な応用力を養うことができます。
<ドローンを活用した地域・災害情報システム>
災害時の被災状況把握や避難誘導など、ドローンによる情報収集・解析・活用の技術を修得します。
<動きまわるVRフィールド>
VR空間で実世界のシミュレーションを行い、機器操作訓練やシステム検証を体験できます。
<遠隔操作モーションキャプチャ>
コミュニケーションロボットを遠隔地から操作し、情報を正確に伝達する技術を修得します。
これらの他にも、DXフィールドでは多岐にわたる実践的なプロジェクトが用意されています。詳細については、下記リンクをチェックしてみてください。
さらに、2026年4月からは情報科学部全学科を対象とした「ゲームサイエンスコース」が始動(定員100名)します。ゲーム制作を通じて情報社会に貢献する人材を育成するため、ゲーム開発に興味のある人にとって新たな選択肢となるでしょう。実世界情報学科に加えて情報科学部には、データサイエンス学科、情報知能学科、情報システム学科、情報メディア学科もあり、情報分野の中でも異なる専門的な研究が可能な5つの学科が設置されています。
ロボット開発とデザインの融合で社会貢献
大阪工業大学は、関西の理工系の学部を設置する大学としては最大規模となる200以上もの研究室を有し、多様な専門分野を深く追究できる環境があります。ロボティクス&デザイン工学部も魅力的な選択肢で、この学部にはロボット工学科、システムデザイン工学科、空間デザイン学科の3つの学科があります。単に技術を追究するだけでなく、デザイン性も兼ね備えたロボットを生み出す力を養うことを目指しています。また、大学で学生がその技術力を発揮する活動がプロジェクト活動です。NHKの人気番組「魔改造の夜」へ「チームO阪工大」として学生と教職員が一丸となり出場した取り組みもその一つです。
おわりに
AIやロボット、そしてデザインの世界は、常に進化し、私たちに新たな可能性を示してくれます。大阪工業大学では、最先端の設備と豊富な研究室、実践的な教育の場を通じて、あなたが未来を創る一員となるための最高の舞台が用意されています。
大阪工業大学では、枚方キャンパス<7/20(日)・8/11(月・祝)>、梅田キャンパス<7/21(月・祝)・8/3(日)>、大宮キャンパス<8/2(土)・24(日)>に夏のオープンキャンパスを開催します(事前予約制・入退場自由)。総勢150を超えるオープンラボ(研究室体験)や、夏のオープンキャンパス限定の特別企画が盛りだくさんです! 夏のオープンキャンパスで最先端の学びや研究を直接体験してみてはいかがでしょうか。
詳細は下記のリンクからご確認ください。