はじめに
未来への期待と不安の間で揺れながら、住み慣れた地元を離れて東京への進学を選択した先輩たち。その決断の背景には、どんなきっかけや理由があったのでしょうか? 今回は、地方から東京女子大学に進学し、今まさに東京で充実した学生生活を過ごしている3人の先輩たちに進学の本音と大学生のリアルな日常についてお話をうかがいました。
自分の可能性を広げるために地元を離れようと思った

今回、インタビューにご協力いただいた先輩たちです。
廣瀬 ゆらさん(写真左)
心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻※ 2年
栃木県出身/学寮
※心理・コミュニケーション学科コミュニケーション専攻の学びは、2025年新設の社会コミュニケーション学科に引き継がれました 。
木村 鈴さん(写真中)
人文学科 日本文学専攻※ 3年
長野県出身/一人暮らし
※2025年、日本文学文化専攻に名称変更しました。
八木 梨菜さん(写真右)
人文学科 歴史文化専攻 3年
愛知県出身/学寮
廣瀬 ゆらさん(写真左)
心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻※ 2年
栃木県出身/学寮
※心理・コミュニケーション学科コミュニケーション専攻の学びは、2025年新設の社会コミュニケーション学科に引き継がれました 。
木村 鈴さん(写真中)
人文学科 日本文学専攻※ 3年
長野県出身/一人暮らし
※2025年、日本文学文化専攻に名称変更しました。
八木 梨菜さん(写真右)
人文学科 歴史文化専攻 3年
愛知県出身/学寮
――なぜ、地元を離れ、東京へ進学することに興味を持ったのですか?
廣瀬さん:地元である栃木県を離れたのは、自分の視野と将来の可能性を広げたかったからです。特に東京には人や情報が集まるので、未知の体験や新たな経験に数多く出会えると思いました。
木村さん:私の両親も地元である長野県を離れたことがあり、その経験があって良かったと聞いていたからです。東京を選んだのは、たくさん人が集まっていて、何でもできそうだと思ったからです。
八木さん:地元は愛知県ですが、西洋史と女性史を両方学べる大学への進学を考えて、東京を選びました。また、東京では学会やシンポジウムなどが頻繁に開催されていることも理由の1つです。
――東京女子大学へ進学するにあたって、何が決め手になりましたか?
廣瀬さん:女子校出身の母から、女子校で過ごした日々が人生の糧になったと聞き、女子大を視野に入れました。東京女子大学のオープンキャンパスでは、 歴史を感じさせる校舎・伝統を大切にする校風に深く感銘を受けました。また多くの先輩方が親身に対応してくださり、とても心強く感じたことも、志望するきっかけとなりました。
木村さん:大学の雰囲気が私に合っていそうだと、父から教えてもらったことがきっかけです。パンフレットやホームページで大学について調べたところ、ここでなら楽しい大学生活が送れると思いました。特にパンフレットからはキャンパスの様子が伝わってきて、自分がそこで学んでいる風景を想像することができました。
八木さん:パンフレットを読んで、自分が学びたい分野の先生がいらっしゃることや、卒業論文が数多く掲載されていたことが進学の決め手になりました。また、オープンキャンパスにも参加して、パンフレットで感じた第一印象と同じく大学の雰囲気がとても良かったことも大きかったです。
廣瀬さん:地元である栃木県を離れたのは、自分の視野と将来の可能性を広げたかったからです。特に東京には人や情報が集まるので、未知の体験や新たな経験に数多く出会えると思いました。
木村さん:私の両親も地元である長野県を離れたことがあり、その経験があって良かったと聞いていたからです。東京を選んだのは、たくさん人が集まっていて、何でもできそうだと思ったからです。
八木さん:地元は愛知県ですが、西洋史と女性史を両方学べる大学への進学を考えて、東京を選びました。また、東京では学会やシンポジウムなどが頻繁に開催されていることも理由の1つです。
――東京女子大学へ進学するにあたって、何が決め手になりましたか?
廣瀬さん:女子校出身の母から、女子校で過ごした日々が人生の糧になったと聞き、女子大を視野に入れました。東京女子大学のオープンキャンパスでは、 歴史を感じさせる校舎・伝統を大切にする校風に深く感銘を受けました。また多くの先輩方が親身に対応してくださり、とても心強く感じたことも、志望するきっかけとなりました。
木村さん:大学の雰囲気が私に合っていそうだと、父から教えてもらったことがきっかけです。パンフレットやホームページで大学について調べたところ、ここでなら楽しい大学生活が送れると思いました。特にパンフレットからはキャンパスの様子が伝わってきて、自分がそこで学んでいる風景を想像することができました。
八木さん:パンフレットを読んで、自分が学びたい分野の先生がいらっしゃることや、卒業論文が数多く掲載されていたことが進学の決め手になりました。また、オープンキャンパスにも参加して、パンフレットで感じた第一印象と同じく大学の雰囲気がとても良かったことも大きかったです。
不安もあったけど、それ以上に大きな魅力が東京にはある

――地元を離れることに不安はありましたか? また、ご家族の反応は?
廣瀬さん:家族のもとを離れることに不安はありましたが、自分が学びたいことを学べる楽しみの方が大きかったです。両親は、私が「東京の大学に進学したい」と伝えると応援してくれました。大学の敷地内に寮があることも安心材料になったようです。
木村さん:いつも一緒だった家族と会えなくなることが不安で上京当初は寂しい思いもしましたが、東京で学べる楽しさも同じくらい感じていました。両親は地元を離れることが将来プラスになると前向きに考えてくれていたため、常に応援してくれました。
八木さん:合格発表後、地元を離れることが現実味を帯びてきて、勉強についていけるか、友人ができるか不安になりましたが、今ではとても楽しい毎日を送っています。両親は当初、上京に反対していましたが、進学したい気持ちをしっかり伝えると少しずつ応援してくれるようになりました。
――東京女子大学に進学してご自分に変化はありましたか?
廣瀬さん:学科にとらわれず自由に学べるリベラルアーツ教育を通じて、日々、様々な発見があります。勉強以外にもサークル活動やアルバイトから学びや経験を多く得られています。
私は大学の寮で生活していますが、家事を自分でやるようになり、改めて母に感謝の気持ちが湧いてきました。寮は2人部屋で半期ごとに部屋替えがありますが、一緒になる先輩は皆さん優しくて、快適に暮らしています。
木村さん:自分が関心のあることを深く学べるので、高校時代に比べてより楽しく学べています。課外活動ではハナラボ(女子学生が社会変革の担い手として活動することを目指し、女子学生の創造力やリーダーシップを育むNPO法人)という団体に所属し、他大学の女子大生たちと一緒にWEB記事の制作をすることで、自分の力で何かを作る貴重な経験ができています。大学生になってはじめて経験したアルバイトからも、社会で働くことの現実を知ることができました。
寮生活に慣れるまで少し苦労しましたが、他人とのコミュニケーションを考えていくうえでとても勉強になったと感じています。今はひとり暮らしをしていて、すべての家事をひとりでこなす生活に苦労していますが、自分で生活する力はついたと思います。
八木さん:歴史文化専攻に所属し、歴史問題を最前線で研究されている先生から教えていただけること、歴史について本気で討論できる友人たちに恵まれたことからも、進学して良かったと思います。課外でも中国語とドイツ語を並行して学んでいて少し大変ですが、旅行した際に自分の言葉が伝わることがとてもうれしいです。
また、大学に進学するまで家事全般をほとんどしてこなかったため、寮生活を通じて家族のありがたさを実感しました。
廣瀬さん:家族のもとを離れることに不安はありましたが、自分が学びたいことを学べる楽しみの方が大きかったです。両親は、私が「東京の大学に進学したい」と伝えると応援してくれました。大学の敷地内に寮があることも安心材料になったようです。
木村さん:いつも一緒だった家族と会えなくなることが不安で上京当初は寂しい思いもしましたが、東京で学べる楽しさも同じくらい感じていました。両親は地元を離れることが将来プラスになると前向きに考えてくれていたため、常に応援してくれました。
八木さん:合格発表後、地元を離れることが現実味を帯びてきて、勉強についていけるか、友人ができるか不安になりましたが、今ではとても楽しい毎日を送っています。両親は当初、上京に反対していましたが、進学したい気持ちをしっかり伝えると少しずつ応援してくれるようになりました。
――東京女子大学に進学してご自分に変化はありましたか?
廣瀬さん:学科にとらわれず自由に学べるリベラルアーツ教育を通じて、日々、様々な発見があります。勉強以外にもサークル活動やアルバイトから学びや経験を多く得られています。
私は大学の寮で生活していますが、家事を自分でやるようになり、改めて母に感謝の気持ちが湧いてきました。寮は2人部屋で半期ごとに部屋替えがありますが、一緒になる先輩は皆さん優しくて、快適に暮らしています。
木村さん:自分が関心のあることを深く学べるので、高校時代に比べてより楽しく学べています。課外活動ではハナラボ(女子学生が社会変革の担い手として活動することを目指し、女子学生の創造力やリーダーシップを育むNPO法人)という団体に所属し、他大学の女子大生たちと一緒にWEB記事の制作をすることで、自分の力で何かを作る貴重な経験ができています。大学生になってはじめて経験したアルバイトからも、社会で働くことの現実を知ることができました。
寮生活に慣れるまで少し苦労しましたが、他人とのコミュニケーションを考えていくうえでとても勉強になったと感じています。今はひとり暮らしをしていて、すべての家事をひとりでこなす生活に苦労していますが、自分で生活する力はついたと思います。
八木さん:歴史文化専攻に所属し、歴史問題を最前線で研究されている先生から教えていただけること、歴史について本気で討論できる友人たちに恵まれたことからも、進学して良かったと思います。課外でも中国語とドイツ語を並行して学んでいて少し大変ですが、旅行した際に自分の言葉が伝わることがとてもうれしいです。
また、大学に進学するまで家事全般をほとんどしてこなかったため、寮生活を通じて家族のありがたさを実感しました。

――地方出身だからこそ感じる、東京に出て「良かったこと」「苦労したこと」は?
廣瀬さん:都内近郊には博物館や美術館が多く、自分の視野を広げる機会を多く得ることができます。また、全国各地出身の友人と知り合うことで、様々な地域の文化や価値観に触れられるのは、地元にはない良い点です。一方で交通機関の複雑さには苦労しました。便利な反面、今でも迷ってしまうことがあります。
木村さん:地元と違って交通も大変便利なので、どこにでもすぐに行けることに感動します。水族館巡りが趣味なので、気軽に行ける距離にたくさんあるのもうれしかったです。ただ、私は人が多いのが苦手なので、その点、東京での暮らしには苦労しています。
八木さん:たくさんの情報に接することができるのは、東京ならではです。国際交流のイベントなどにも気軽に参加できるのも、地元にはない魅力です。ただ、地元と違って野菜の値段が高いことには困っています。そこで最近は、寮でレタスを育て始めました。
廣瀬さん:都内近郊には博物館や美術館が多く、自分の視野を広げる機会を多く得ることができます。また、全国各地出身の友人と知り合うことで、様々な地域の文化や価値観に触れられるのは、地元にはない良い点です。一方で交通機関の複雑さには苦労しました。便利な反面、今でも迷ってしまうことがあります。
木村さん:地元と違って交通も大変便利なので、どこにでもすぐに行けることに感動します。水族館巡りが趣味なので、気軽に行ける距離にたくさんあるのもうれしかったです。ただ、私は人が多いのが苦手なので、その点、東京での暮らしには苦労しています。
八木さん:たくさんの情報に接することができるのは、東京ならではです。国際交流のイベントなどにも気軽に参加できるのも、地元にはない魅力です。ただ、地元と違って野菜の値段が高いことには困っています。そこで最近は、寮でレタスを育て始めました。
進学先選びで大切なのは、自分の「好き」や「やりたいこと」

――東京女子大学での学生生活は、今の自分にとってどんな意味を持っていますか?また、将来の進路についてどう考えていますか?
廣瀬さん:異なる地域や国から来た学生との交流からは異文化理解、演習形式の少人数授業からは協調性の大切さを学びました。同世代の仲間と生活をともにする寮生活も、今しか経験できない貴重な機会だと感じています。この学びや経験を生かして、将来はメディア関係の仕事に就き、大好きな日本文化の魅力を多くの人に伝えたいです。
木村さん:様々な授業を通じて、新たな興味の幅を広げられました。特に、大学ではじめて宇宙の授業を履修して、その面白さの虜(とりこ)になりました。将来は書籍を編集する仕事に興味を持っています。自分が知らなかったことでも楽しむ機会を得られる体験は、普段の生活にも、将来、編集者になって本をつくっていくなかでも生きてくると思います。
八木さん:大学での学びは自身の教養として、課外活動はコミュニケーション能力を養うために、寮生活はバックグラウンドが異なる個人と向き合うために必要な力を得る貴重な機会になりました。卒業後は、もっと歴史を勉強するために大学院に進学したいと思います。
――最後に、進路選択で悩んでいる地方の高校生にメッセージをお願いします。
廣瀬さん:進路選択は自分の生き方を決める大切な選択です。皆さんが感じている「好き」「やってみたい」という気持ちを大切に、ぜひ後悔のない進路を選んでください。
木村さん:地元を離れることを躊躇している理由が「知らない場所に行く不安」からだとしたら、案外何とかなるものだと、経験者として皆さんに伝えたいです。一度しかない人生、ぜひ挑戦してみてください。
八木さん:まわりが地元に残る人ばかりだと、東京へ出ることに不安を感じることもあると思います。私自身もそうでしたが、自分のやりたいことを選んだ方が絶対に楽しいので、皆さんも信じた道を突き進んでください。
廣瀬さん:異なる地域や国から来た学生との交流からは異文化理解、演習形式の少人数授業からは協調性の大切さを学びました。同世代の仲間と生活をともにする寮生活も、今しか経験できない貴重な機会だと感じています。この学びや経験を生かして、将来はメディア関係の仕事に就き、大好きな日本文化の魅力を多くの人に伝えたいです。
木村さん:様々な授業を通じて、新たな興味の幅を広げられました。特に、大学ではじめて宇宙の授業を履修して、その面白さの虜(とりこ)になりました。将来は書籍を編集する仕事に興味を持っています。自分が知らなかったことでも楽しむ機会を得られる体験は、普段の生活にも、将来、編集者になって本をつくっていくなかでも生きてくると思います。
八木さん:大学での学びは自身の教養として、課外活動はコミュニケーション能力を養うために、寮生活はバックグラウンドが異なる個人と向き合うために必要な力を得る貴重な機会になりました。卒業後は、もっと歴史を勉強するために大学院に進学したいと思います。
――最後に、進路選択で悩んでいる地方の高校生にメッセージをお願いします。
廣瀬さん:進路選択は自分の生き方を決める大切な選択です。皆さんが感じている「好き」「やってみたい」という気持ちを大切に、ぜひ後悔のない進路を選んでください。
木村さん:地元を離れることを躊躇している理由が「知らない場所に行く不安」からだとしたら、案外何とかなるものだと、経験者として皆さんに伝えたいです。一度しかない人生、ぜひ挑戦してみてください。
八木さん:まわりが地元に残る人ばかりだと、東京へ出ることに不安を感じることもあると思います。私自身もそうでしたが、自分のやりたいことを選んだ方が絶対に楽しいので、皆さんも信じた道を突き進んでください。
おわりに

先輩たちのお話を聞いて、東京への進学に興味をもった方や、東京女子大学を進学先の選択肢に入れてみようと思った方は、オープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか?
大学に関する詳しい情報やオープンキャンパスのスケジュールに関しては、下記のサイトに掲載されていますのでチェックしてみてください。
大学に関する詳しい情報やオープンキャンパスのスケジュールに関しては、下記のサイトに掲載されていますのでチェックしてみてください。



