はじめに
「人を助けたり支えたりする仕事」というと、どんな仕事が思い浮かびますか?
医師や看護師といった医療系の仕事を思い浮かべる人も多いかもしれません。では、その医療系のなかでも作業療法士や理学療法士という職業をご存知でしょうか。
作業療法士とは、日常生活を送ることが難しい患者さんに対して、作業活動を通じて機能回復や社会参加を支援する仕事です。理学療法士とは、ケガや病気などで身体が思うように動かない患者さんに対し、立つ・歩く・座るといった基本的動作能力の回復や維持を支援する仕事です。
医師や看護師に比べると耳にする機会は少ないかもしれませんが、どちらも社会に欠かせない大切な仕事です。どんな仕事なのか気になりますよね。
そこで今回は、作業療法士と理学療法士を目指す先輩にインタビューを実施しました。なぜこの道を目指したのか、そして今どんなことを学んでいるのかを伺いました!
高校1年生の職場体験で作業療法士を知り、医療の道へ

1人目に話を伺ったのは、名古屋市立大学医学部 保健医療学科リハビリテーション学専攻 作業療法学コース1年生の田中双葉さんです。
――作業療法士に興味をもったきっかけと、名古屋市立大学を目指した理由を教えてください。
高校1年生の夏休みに受けた職場体験で作業療法士を知り、興味を持ちました。そこで作業療法士を目指せる学部を探し始めたのですが、名古屋市立大学は定員が多く、受験方式も豊富でした。また多職種連携教育や地域との連携医療について深く学べる点や、私立大学より学費を抑えられる点に魅力に感じて、ここで学びたいと思うようになりました。
――受験した入試方式と、それに対してどんな対策をしたのかを教えてください。
小論文と面接で受験する学校推薦型選抜Aを利用しました。小論文対策は作業療法や理学療法の過去問に限らず、看護学部や他の専門学校の問題をたくさん解いて本番に挑みました。また面接対策も普段は接点のない先生にお願いをして、たくさん練習しました。
――実際に入学して、感じることを教えてください。
理系の学生が多いと感じました。私は文系なので最初は気後れしていましたが、わからないことがあれば先生がきちんとサポートしてくれるので、勉強もついていけています。 また1年生は教養科目が多く、他学部の学生と話す機会が多いので、たくさんの刺激がある環境だと思います。
――作業療法士に興味をもったきっかけと、名古屋市立大学を目指した理由を教えてください。
高校1年生の夏休みに受けた職場体験で作業療法士を知り、興味を持ちました。そこで作業療法士を目指せる学部を探し始めたのですが、名古屋市立大学は定員が多く、受験方式も豊富でした。また多職種連携教育や地域との連携医療について深く学べる点や、私立大学より学費を抑えられる点に魅力に感じて、ここで学びたいと思うようになりました。
――受験した入試方式と、それに対してどんな対策をしたのかを教えてください。
小論文と面接で受験する学校推薦型選抜Aを利用しました。小論文対策は作業療法や理学療法の過去問に限らず、看護学部や他の専門学校の問題をたくさん解いて本番に挑みました。また面接対策も普段は接点のない先生にお願いをして、たくさん練習しました。
――実際に入学して、感じることを教えてください。
理系の学生が多いと感じました。私は文系なので最初は気後れしていましたが、わからないことがあれば先生がきちんとサポートしてくれるので、勉強もついていけています。 また1年生は教養科目が多く、他学部の学生と話す機会が多いので、たくさんの刺激がある環境だと思います。

――将来の目標を教えてください。
地元である宮崎に戻り、地元の病院で働きたいと思っています。地域の患者さんが前向きにリハビリテーションに取り組めるように、一人ひとりにまっすぐ向き合い、やさしく手助けできる作業療法士になることが目標です。
――最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします!
受験は大変なこともありますし、いやになることもあると思いますが、どんなときも周りへ感謝の気持ちを忘れず取り組んでください。あなたは1人じゃありませんし、家族や先生、友達も、みんなが味方をしてくれます。つらい時期を乗り切れば、きっと道が開けるので、頑張ってください!
地元である宮崎に戻り、地元の病院で働きたいと思っています。地域の患者さんが前向きにリハビリテーションに取り組めるように、一人ひとりにまっすぐ向き合い、やさしく手助けできる作業療法士になることが目標です。
――最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします!
受験は大変なこともありますし、いやになることもあると思いますが、どんなときも周りへ感謝の気持ちを忘れず取り組んでください。あなたは1人じゃありませんし、家族や先生、友達も、みんなが味方をしてくれます。つらい時期を乗り切れば、きっと道が開けるので、頑張ってください!
中学時代のケガをきっかけに理学療法士を知り、医療の道へ

続いては、同じく名古屋市立大学医学部 保健医療学科リハビリテーション学専攻 理学療法コース1年生の小林璃登さんです。
――理学療法士に興味をもったきっかけと、名古屋市立大学を目指した理由を教えてください。
部活で野球をしていたのですが、中学時代にケガをしてしまい、プレーができない時期がありました。その時に病院の理学療法士が支えてくれたことをきっかけに、自分も理学療法士になりたいと思うようになりました。
様々な大学があるなかで名古屋市立大学に進んだのは、医療に強いイメージがあったから。6つの附属病院がある点や、多職種連携の授業があり、広く深く医療を学べる点に魅力を感じました。
――受験した入試方式と、それに対してどんな対策をしたのかを教えてください。
私は一般選抜で受験しました。名古屋市立大学は、共通テストの比率が大きいため、夏休みから秋頃までは、共通テスト対策と、苦手な科学をメインに取り組んでいて、穴をなくすように努めました。後半は過去問に取り組み、出題されやすい分野に絞って勉強をするようにしていました。
――実際に入学して、感じることを教えてください。
高校の授業と比較すると、大学はグループワークが多く、授業の取り組み方が高校と違うと感じています。一般教養の授業では他学部の人とも仲良くなれますし、授業での交流を通して仲良くなれるので、他学部にも人脈が広がっていると感じます。
――理学療法士に興味をもったきっかけと、名古屋市立大学を目指した理由を教えてください。
部活で野球をしていたのですが、中学時代にケガをしてしまい、プレーができない時期がありました。その時に病院の理学療法士が支えてくれたことをきっかけに、自分も理学療法士になりたいと思うようになりました。
様々な大学があるなかで名古屋市立大学に進んだのは、医療に強いイメージがあったから。6つの附属病院がある点や、多職種連携の授業があり、広く深く医療を学べる点に魅力を感じました。
――受験した入試方式と、それに対してどんな対策をしたのかを教えてください。
私は一般選抜で受験しました。名古屋市立大学は、共通テストの比率が大きいため、夏休みから秋頃までは、共通テスト対策と、苦手な科学をメインに取り組んでいて、穴をなくすように努めました。後半は過去問に取り組み、出題されやすい分野に絞って勉強をするようにしていました。
――実際に入学して、感じることを教えてください。
高校の授業と比較すると、大学はグループワークが多く、授業の取り組み方が高校と違うと感じています。一般教養の授業では他学部の人とも仲良くなれますし、授業での交流を通して仲良くなれるので、他学部にも人脈が広がっていると感じます。

――将来の目標を教えてください。
大学生のうちに、リハビリの本場であるアメリカに留学したいと思っています。そこで学んだことを活かして、将来は中学時代にお世話になった理学療法士のように、スポーツに携わる現場で働き、ケガや故障で悩む選手の支えになれるような理学療法士を目指していきたいです。
――最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします!
受験は長期戦なので、うまくいかなくて落ち込む時があるかもしれません。しかし、そんなときこそ踏ん張るのが大切。自分を責めず、前向きな気持ちで一歩ずつ進んでいってください。焦らず自分のペースで走り抜けられるように応援しています!
大学生のうちに、リハビリの本場であるアメリカに留学したいと思っています。そこで学んだことを活かして、将来は中学時代にお世話になった理学療法士のように、スポーツに携わる現場で働き、ケガや故障で悩む選手の支えになれるような理学療法士を目指していきたいです。
――最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします!
受験は長期戦なので、うまくいかなくて落ち込む時があるかもしれません。しかし、そんなときこそ踏ん張るのが大切。自分を責めず、前向きな気持ちで一歩ずつ進んでいってください。焦らず自分のペースで走り抜けられるように応援しています!
おわりに

インタビューはいかがでしたか。田中さんも小林さんも地道な努力を重ねて合格を勝ち取り、入学後も夢に向かって頑張っている姿が印象的でした。
実は2人は、名古屋市立大学のリハビリテーション学専攻の1期生。先輩のいない環境の中で、自分たちらしくのびのびと学んでいます。
リハビリテーション学専攻の入試方式は3通り。小林さんが受験した一般入試と、田中さんが受験した学校推薦型選抜Aに加えて、学校推薦型選抜Bが用意されています。なかでも学校推薦型選抜Aは、出願が11月1日(土)~7日(金)と期限も間近に迫っています。
推薦型では早い段階で進路を決められるのも大きなポイント。保健医療の世界に興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
実は2人は、名古屋市立大学のリハビリテーション学専攻の1期生。先輩のいない環境の中で、自分たちらしくのびのびと学んでいます。
リハビリテーション学専攻の入試方式は3通り。小林さんが受験した一般入試と、田中さんが受験した学校推薦型選抜Aに加えて、学校推薦型選抜Bが用意されています。なかでも学校推薦型選抜Aは、出願が11月1日(土)~7日(金)と期限も間近に迫っています。
推薦型では早い段階で進路を決められるのも大きなポイント。保健医療の世界に興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!



