アイデアが百貨店の商品に! 「ブロッコリー」で挑んだ新メニュー開発の舞台裏

はじめに

高校生の皆さん、将来「誰かの役に立ちたい」「自分のアイデアを社会で試したい」と考えていませんか? 大学での学びは、教室で知識を蓄える座学が中心だと思われがちですが、中には授業で得た専門知識を実社会で活かす「実践の場」を重視している大学もあります。東京家政大学では、学生が主体となって社会課題に取り組むプロジェクトが数多く行われています。今回はこの中から、東京家政大学ヒューマンライフ支援センター(通称Hulip:ヒューリップ)が企業と連携して実施するプロジェクトに参加した栄養学部の先輩たちにインタビューを実施! 活動のリアルな様子を聞きました。

プロの現場で実感した大学での学びとの「違い」

――Hulipの活動を知ったきっかけは何ですか?
A.Yさん(写真左):入学前から、企業と連携するプロジェクトや取り組みは知っていました。その中で実際に新メニューの企画・開発に携われる機会は貴重だなと思い参加を決めました。
O.Hさん(写真中):私は参加希望者説明会の案内を受けて初めて知りました。もともと商品開発に興味があったこともあり、実践的なプロジェクトだと聞き、すぐに「やってみたい!」と感じました。
K.Mさん(写真右):私は、進学を考えていた頃からこの企画の存在を知っていて、「入学したら絶対に参加したい」と思っていました。学生のアイデアが実際の店舗でメニューとして提供される点に、とても魅力を感じていました。

――今回参加した東武百貨店との連携事業は、具体的にどのような内容でしたか?
A.Yさん:このプロジェクトは、東京家政大学と東武百貨店 池袋本店 レストラン街スパイスが連携して行う「チャレンジ・ザ・グルメ 2025」という企画で、お題であるブロッコリーを使った新メニューを担当店舗と共同で開発しました。
K.Mさん:栄養学を学ぶ学生が店舗に向けてメニューを考案し、プロの料理人の方と一緒に試作や調整を重ねて、実際にお客様に提供する取り組みです。私は「北海道産牛挽肉とブロッコリーのピッツァビスマルク」を考案しました。
O.Hさん:メニュー開発だけでなく、メニューPOPに載せるコメント作成や写真撮影、PR活動なども行いました。

――企業との取り組みの中で、「大学の授業とは違うな」と感じた瞬間はありますか?
A.Yさん:お客様にインパクトを与えるデザインの考え方や、予算や提供時期を踏まえた食材の組み合わせ、店舗の設備に合わせた調理方法の工夫など、実際の現場だからこそ意識するべき多くの重要な視点を学ぶことができました。
O.Hさん:大学の授業では連続的に調理を進めますが、飲食店では、オーダーが入ってから短時間で提供できるよう、準備や提供方法を工夫する必要がありました。また、ターゲットとなる人に何か栄養的な課題があるわけではなく、「どうしたら食べたいと思ってもらえるか」を第一に考える必要があったのが授業との大きな違いでした。
K.Mさん:授業では自由な発想でアイデアを出しますが、このプロジェクトでは、お客様に提供できる価格帯や仕入れ、予算の観点から具材の量が決まっていました。重くなりすぎないように調整したり、店舗での調理のしやすさを考えたりするなど、自由な発想だけではうまくいかないという「リアル」を痛感しました。

失敗を乗り越え企画力・コミュニケーション力が成長

――学科で学んだ専門知識はどのようにメニュー開発に活きましたか?
A.Yさん:栄養学、調理学の知識は、メニュー開発に活きています。例えば、ブロッコリーを歯触りの良いムースにするために寒天ではなくゼラチンを使用したり、ビタミン流出を防ぐための下茹での工夫などをしました。
O.Hさん:メニュー開発では、調理学で学んだ知識が特に役立ちました。例えば、食品に対する味付けの濃度や水分量などは、授業で学んだことを参考にしました。
K.Mさん:基礎栄養学で学んだ栄養バランスや食材の特徴は、メニュー開発に役立ちました。例えば、栄養価が高いブロッコリーを苦手に思う方にも美味しく食べてもらう方法を考える際に、授業の知識がヒントになりました。

――活動中、最も苦労したことや、そこから得た学びを教えてください。
A.Yさん:私はスイーツとブロッコリーの融合がうまくいかず、なかなか形にできませんでした。悩んでいた時に、共同開発を行った店舗の店長さんからアドバイスをいただき、ブロッコリーに合う甘い調味料を一つ一つ試していくうちに、「あんみつ」という形にたどり着きました。
O.Hさん:考えた味や形、食感を企画通りに再現することが難しかったです。少しずつ配合を変えて何種類も試作したり、大学の先生に相談してアドバイスをもらったりして乗り越えました。
K.Mさん:試行錯誤を重ねて、食感や彩り、味のバランスにこだわりました。この活動を通して、企画力が一番成長したと感じています。店舗の方とやり取りを重ねる中で、ただアイデアを出すだけでなく、相手の考えを受け止めて一緒に形にしていく力が身につきました。

夢を広げる「挑戦」の機会と未来の自分への自信

――この経験は、将来の進路にどのような影響を与えましたか?
A.Yさん:このプロジェクトに参加したことで、新商品や新メニューの企画・開発に携わりたいという思いがより一層強くなりました。この経験で身につけたコミュニケーション力や行動力、そして実際にメニュー開発に携わった経験そのものが、就職活動では「即戦力・実践力」として自分の強みになると感じています。
O.Hさん:私は病院で働く管理栄養士を志して入学しましたが、この活動を通してメニュー開発の楽しさを肌で感じ、進路の一候補として考えるようになりました。
K.Mさん:まだ将来を具体的に描けてはいませんが、自分のアイデアが商品として店頭に並ぶという大きな達成感を得られました。こうした経験は、社会に出たときにも、相手の立場に立って考えたり、伝え方を工夫したりする場面できっと活かせると感じています。

――最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします!
A.Yさん:東京家政大学は、実践的な授業や社会連携活動が充実しており、学んだ知識を社会で活かせます。東京家政大学での学びを通して、未来の自分に自信を持てるような成長をぜひ実感してほしいです!
O.Hさん:東京家政大学では、自分や周囲の人に幸せを届ける力を養えます。
K.Mさん:「誰かの役に立ちたい」「生活に関わることを学びたい」、そんな気持ちが少しでもあるなら、東京家政大学にはその想いを形にできるチャンスがたくさんあります。東京家政大学で過ごす時間が、あなたの憧れや想いを自分らしい未来へとつなげてくれると思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか? 東京家政大学には、学生が主体となって新メニュー開発に挑むなど、学んだ知識を「使える力」に変え、社会に貢献する経験を積む機会が豊富に用意されています。

そして、2026年4月、東京家政大学に従来の学部・学科の枠を超えた新しい学びの場である「学環」が開設されます。「社会デザイン学環」と「文化情報学環」の2つの学環では、Hulipでの取り組みを始めとした企業や地域社会との連携活動を発展させたPBL(プロジェクト学習)を取り入れ、少人数のチームで課題に取り組みます。

Hulipや学環での活動に興味を持った方には、在学生や学科・学環の先生に会えるオープンキャンパスで実際に話を聞いてみることがおすすめです。
興味を持った方は、ぜひ以下サイトで詳細をチェックしてみてください。
この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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