はじめに
データサイエンスは、多様なデータを集めて分析し、ビジネスなどにおける実課題の解決に役立つ知見や施策を生み出し、さらにまだ誰も気づいていない“問い”や仮説を見つけるための考え方や方法の総称です。企業から寄せられる人材育成の期待を受け、データサイエンスを学べる学部・学科は全国で増えていますが、大学によって重点を置くポイントはさまざまです。進学を検討する際は、学びの方向性を知り、自分の適性や希望と照らし合わせることが重要になります。
青山学院大学は2027年4月、青山キャンパス初の理系の学士課程として「統計データサイエンス学環」を開設します。(設置構想中)統計学とデータサイエンスを学んだその先に、どんなキャリアの可能性が広がるのか、スタディプラス編集部が取材しました。
今なぜ「統計データサイエンス学環」なのか

今回お話をお聞かせいただいた 荒木万寿夫先生
学長補佐(データサイエンス担当)
経営学部 経営学科 教授
新学環開設準備室室長
日本では2017年以降、データサイエンス人材を育成する学部・学科が増えています。一方で、生成AIの進化は従来のデータサイエンスにも大きな影響を与え、プログラミングやデータ分析も一定の部分をAIに任せられるようになっています。では、人間が担ってきた業務がすべて生成AIに代替されるのかといえば、そうではありません。
生成AIは、過去の情報を学習し、その学習パターンにもとづく結果を生成することはできます。しかし、目の前の現実を捉えて“問い”を⽴て、その解決に必要なデータを収集して分析し、根拠と信頼性を示しながら次の一手を提案する…といったことは人間の判断が不可欠なタスクであり、そこに欠かせないのが統計学の知見です。
「⽣成AIが急速に普及した今だからこそ、統計を軸にしたデータサイエンス教育が必要」という考えに基づいて開設されるのが、青山学院大学の「統計データサイエンス学環」です。「統計」と名の付く学部(学環)は日本初であり、統計的な思考力や高度なデータ分析、AI活用のスキルなど、理系の基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムが整備されています。
生成AIは、過去の情報を学習し、その学習パターンにもとづく結果を生成することはできます。しかし、目の前の現実を捉えて“問い”を⽴て、その解決に必要なデータを収集して分析し、根拠と信頼性を示しながら次の一手を提案する…といったことは人間の判断が不可欠なタスクであり、そこに欠かせないのが統計学の知見です。
「⽣成AIが急速に普及した今だからこそ、統計を軸にしたデータサイエンス教育が必要」という考えに基づいて開設されるのが、青山学院大学の「統計データサイエンス学環」です。「統計」と名の付く学部(学環)は日本初であり、統計的な思考力や高度なデータ分析、AI活用のスキルなど、理系の基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムが整備されています。
総合大学に誕生する「学環」だからこそできる学び

統計データサイエンス学環は、総合大学である青山学院大学の強みを活かし、既存の5学部(教育人間科学部、経済学部、法学部、経営学部、理工学部)と連係した「学環」として設置することが大きな特徴です。
学生にとって、キャンパスライフという点では学部も学環も違いはありませんが、一方、学環で学ぶメリットとしては、理系の専門教育を軸としながらも、データサイエンスの幅広い応用領域への理解が深まる点があげられます。たとえば「AIのビジネス実装」「AIの法と倫理」といった現代的なテーマを授業で取り上げる場合、経営学あるいは法学の教員が教えることで、専門家が教える迫力やリアリティなどにより、学びの質は格段に高まります。
1学年60名と少人数制で、教員との距離が近いという点も学環ならではの魅力です。学生は教員の手厚い指導を受けつつ、その経験値や熱量に直接ふれ、言語化された知識以外にも多くのことを学びます。
青山学院大学の伝統である英語教育も積極的に取り入れます。データサイエンスの実践の場では、多国籍なチームでプロジェクトを推進する場面は珍しくありません。同学環では、英語を専門性を発揮するための不可欠なコミュニケーションツールと位置づけ、英語で論文を読み書く力、そしてコミュニケーション力を養います。
学生にとって、キャンパスライフという点では学部も学環も違いはありませんが、一方、学環で学ぶメリットとしては、理系の専門教育を軸としながらも、データサイエンスの幅広い応用領域への理解が深まる点があげられます。たとえば「AIのビジネス実装」「AIの法と倫理」といった現代的なテーマを授業で取り上げる場合、経営学あるいは法学の教員が教えることで、専門家が教える迫力やリアリティなどにより、学びの質は格段に高まります。
1学年60名と少人数制で、教員との距離が近いという点も学環ならではの魅力です。学生は教員の手厚い指導を受けつつ、その経験値や熱量に直接ふれ、言語化された知識以外にも多くのことを学びます。
青山学院大学の伝統である英語教育も積極的に取り入れます。データサイエンスの実践の場では、多国籍なチームでプロジェクトを推進する場面は珍しくありません。同学環では、英語を専門性を発揮するための不可欠なコミュニケーションツールと位置づけ、英語で論文を読み書く力、そしてコミュニケーション力を養います。
「BIT VALLEY渋谷・青山」から広がる可能性

BIT VALLEYという呼び名に象徴されるように、青山学院大学の青山キャンパスがある渋谷・青山にはIT企業をはじめ、さまざまな業界のリーディングカンパニーが集積しています。統計データサイエンス学環では、この地の利を活かし、企業や地域と連携した実践教育や共同研究のプラットフォームとなる「統計データサイエンス研究教育センター」を設置する予定です。企業や地域社会との共同研究に参加することは、そうした現場での学びを経験する貴重な機会になり、同時に、学習や研究の取り組みを後押ししてくれる強い動機づけにもなります。
目指すのは、すべての人と社会のために、未来を拓く「サーバント・リーダー」
統計データサイエンス学環を卒業した人材の活躍の場は、高度な分析技術を有するデータサイエンティストに限らず、金融、製造、法務、教育、医療、地域活性化など、データが集積するあらゆる職種・領域に広がっています。
そのうえで注目したいのは、青山学院が育むサーバント・リーダー※という人物像です。課題の大小に関わらず、目の前の困っている人に誠実に寄り添い、データを使ってより良い方向に導くデータサイエンス人材のあり方は、サーバント・リーダーそのものです。
統計学の枠組みに計算機科学や機械学習の方法論を加えたデータサイエンスの理系教育に興味を持ち、育成する人物像に共感した方はぜひ、同学環の特設サイトをチェックしてみてください。
※サーバント・リーダーは、自由で自立した存在として、他者に仕えるとともに、互いの価値を見出し、それを他の価値とつなぐことによって新しい時代を創造する者
そのうえで注目したいのは、青山学院が育むサーバント・リーダー※という人物像です。課題の大小に関わらず、目の前の困っている人に誠実に寄り添い、データを使ってより良い方向に導くデータサイエンス人材のあり方は、サーバント・リーダーそのものです。
統計学の枠組みに計算機科学や機械学習の方法論を加えたデータサイエンスの理系教育に興味を持ち、育成する人物像に共感した方はぜひ、同学環の特設サイトをチェックしてみてください。
※サーバント・リーダーは、自由で自立した存在として、他者に仕えるとともに、互いの価値を見出し、それを他の価値とつなぐことによって新しい時代を創造する者
おわりに
スマホを通じて日常的に多くの情報に接している高校生の皆さんは、それは正しいのか間違っているのか、情報の正確性や信頼性を確かめるリテラシーの重要性を肌で感じているはずです。こうした姿勢は、情報を理解し、判断し、⾏動に結びつけていくデータサイエンスの原点ともいえるものです。
青山学院大学の統計データサイエンス学環で、将来の可能性を広げてみませんか。
青山学院大学の統計データサイエンス学環で、将来の可能性を広げてみませんか。



