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はじめに
第一回は面接時の待機中のマナーを中心に学びましたが、今回は面接官に名前を呼ばれて、入室してからのマナーを見ていきましょう。
あなたは大学受験の面接の部屋に入りました。
以下のうち、間違ったマナーはどれでしょうか。
面接の部屋に入ったあなたは、正面に座った3人の面接官に背を向けないよう、前を向いたまま片手でドアを閉め、すみやかに椅子に着席しました。カバンはやわらかい素材だったため、椅子に座る際に床の上に寝かせました。
椅子に腰掛けたあなたは、いつ質問されてもいいように前傾姿勢で、目の前の面接官の目を見据えました。
面接官があなたに面接の終了を告げると、次に面接を受ける人もいるので、あなたは軽く頭を下げ、カバンを手に取ってから立ち上がり、ドアへと急ぎました。
あなたはドアの前で面接の感触を確かめるためにチラリと面接官の様子をうかがい、部屋を出ました。
答え合わせ〜NGポイントはどこ?〜
【NG①】ドアを片手で閉める
すばやくドアを閉めようとすると、激しい音が鳴りがちです。
面接官ならずとも、激しくドアを閉める音は人に不快感を与えます。
部屋に入ったら、ドアは両手で静かに閉めましょう。
この時、面接官に背を向けることになってもかまいません。むしろ、前を向いたまま、片手でドアを閉めるほうがマナー違反です。
ドアを閉めたら、面接官の方に向き直り、しっかりとお辞儀をしましょう。
面接官ならずとも、激しくドアを閉める音は人に不快感を与えます。
部屋に入ったら、ドアは両手で静かに閉めましょう。
この時、面接官に背を向けることになってもかまいません。むしろ、前を向いたまま、片手でドアを閉めるほうがマナー違反です。
ドアを閉めたら、面接官の方に向き直り、しっかりとお辞儀をしましょう。
【NG②】すぐに着席
自分の名前も名乗らずに着席するのは、失礼にあたります。
お辞儀の後で、「○○高等学校から参りました○○です。よろしくお願いします」と、自己紹介をしましょう。
その後、面接官から「どうぞお座りください」と言われるのを待ってから、「失礼します」と言って、あわてず静かに着席しましょう。
お辞儀の後で、「○○高等学校から参りました○○です。よろしくお願いします」と、自己紹介をしましょう。
その後、面接官から「どうぞお座りください」と言われるのを待ってから、「失礼します」と言って、あわてず静かに着席しましょう。
【NG③】カバンを床に寝かせる
カバンを持ったままではなく、床に置いてから座るのは正解なのですが、寝かせて置くのはだらしない印象を与えます。
まだ学生ですので、会社員のようなキッチリとした四角いカバンを使用する必要はありませんが、せめて床に立つ形状のものを使用したほうが、しっかりとした人という印象を与えられるでしょう。
まだ学生ですので、会社員のようなキッチリとした四角いカバンを使用する必要はありませんが、せめて床に立つ形状のものを使用したほうが、しっかりとした人という印象を与えられるでしょう。
【NG④】椅子に前傾姿勢で座る
前傾姿勢は「やる気」を感じさせられる可能性はありますが、基本は姿勢よく浅めに腰かけて、固すぎない程度に背筋を伸ばして座るのがベストです。
姿勢一つで、面接官の印象が変わることがあるので注意しましょう。
また、相手の目を見て話すのは構いませんが、凝視するのは避けましょう。
相手の眉間や喉元を見ると自然に会話ができます。会話中は、さわやかな笑顔が相手に好印象を与えるでしょう。
姿勢一つで、面接官の印象が変わることがあるので注意しましょう。
また、相手の目を見て話すのは構いませんが、凝視するのは避けましょう。
相手の眉間や喉元を見ると自然に会話ができます。会話中は、さわやかな笑顔が相手に好印象を与えるでしょう。
【NG⑤】軽く頭を下げ、ドアへ急ぐ
面接の終わりを告げられたら、面接官にお礼を言うのが礼儀です。
無言ですぐに席を立つと無礼な印象を与えかねません。
面接が終わったら「はい」と返事をして、椅子の左横に立って「ありがとうございました」と言い、一礼しましょう。
その後は、落ち着いてドアの方へと向かいます。
次に面接を受ける人がいるとはいえ、ことさら急ぐ必要はありません。
無言ですぐに席を立つと無礼な印象を与えかねません。
面接が終わったら「はい」と返事をして、椅子の左横に立って「ありがとうございました」と言い、一礼しましょう。
その後は、落ち着いてドアの方へと向かいます。
次に面接を受ける人がいるとはいえ、ことさら急ぐ必要はありません。
【NG⑥】ドアの前でチラリと面接官の様子を伺う
最後に必要なのはお礼の挨拶であって、チラ見ではありません。
ドアの前で面接官の方へ向き直り、「失礼します」と言って、軽く会釈をしてから部屋を出ると好印象です。
控室に戻る際も慌てずまっすぐ戻り、指示があるまで静かに控室で待ちましょう。
面接会場を出るまで見られていると考えて、最後まで気を抜かないことが大切です。
ドアの前で面接官の方へ向き直り、「失礼します」と言って、軽く会釈をしてから部屋を出ると好印象です。
控室に戻る際も慌てずまっすぐ戻り、指示があるまで静かに控室で待ちましょう。
面接会場を出るまで見られていると考えて、最後まで気を抜かないことが大切です。
基本をマスターして勝つ!「礼」を抑えるのがポイント
面接は「礼に始まり礼に終わる」と心得ましょう。礼を失してしまっては、自分の能力をアピールする以前の問題で、悪印象を与えてしまいます。まずは面接官たちにしっかりと挨拶をし、自分の名前と所属を伝えましょう。面接は、自分がどこの誰で、どういう人間なのかを相手に知ってもらう場だからです。 また、面接官を前にしたら、‟お辞儀をしながら着席“など、異なる動作を同時にしてしまわないようにしましょう。
事前にシミュレーションして、完璧に行えるようにしておくと安心です。
ひとつひとつの動作を、固くなりすぎない程度に、丁寧に行いましょう。
そのほか、面接中の言葉づかいは口語を避け、学生らしいですます調で話しましょう。
〝~してます″‟~きてます″といった「い抜き言葉」や、〝見れます″〝来れません″といった「ら抜き言葉」を使わないなど、要所要所で正しい言葉を使えているかどうかも意識しましょう。
ただし、丁寧さを意識するあまり過剰にかしこまった話し方をしてしまうと、自然な会話が成り立たなくなってしまう可能性もあるので注意したいものです。
どういった人間が自分たちの学校に来てほしいと思っているのか、相手の立場になって考え、自分の「意欲」だけでなく、「魅力」も出し切るつもりで、力まず、気を抜かず、面接に挑みましょう。