今月の「やる気」が出る本

2019/08/26

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はじめに

勉強も仕事も、始めたばかりのときは、やる気があってどんどん進みます。
しかし、しばらく続けていると、気持ちが持続しない、といった問題が発生することもあります。
そんなときに頭に浮かんでくるのが「なぜ、がんばっているのか？」という疑問。
そんなときにおすすめなのがこの本、『マジカル・モーメント　賢者のつぶやき』です。
世界的な大作家、パウロ・コエーリョのTwitterのつぶやきから生まれた本です。
短い言葉には、波乱に満ちた人生を送ってきた著者による立ち止まってしまった心を前に進めるための力が込められています。

こんなときにおすすめ

「勉強をすること」が目的となる日々が続いてしまうと、「何のために勉強しているのか」がわからなくなってしまいがち。
日々の繰り返しに疑問を持つこともあるでしょう。
そんな根源的な疑問で頭がいっぱいになってしまったときに、パウロ・コエーリョの言葉は、ぐちゃぐちゃに絡まってしまった思考の糸をほどいてくれます。

「あなたの限界を超えて行かなければ、あなたは前に進むことはない」
「本当に欲しいものに焦点を当てたときに、物事は完璧に軌道が乗り始める」

ちりばめられた短い言葉はどれも“賢者の真理”が詰まっており、行き場を失った思考のループから抜け出すきっかけを与えてくれます。

勉強をする意味を思い出させてくれる

勉強と関係ないことで悩んでいても「勉強を続けなくてはいけない」という状態では、集中するのは難しいでしょう。
そんな気持ちでは勉強しても頭には入ってきません。
「なんのために勉強するのか」という初心に戻るためには、まずは疑問やわだかまりを解消しなくてはならないのです。
たとえば本の一節、「ある日、目が覚めて、夢を実現する時間はもはやないと発見するだろう。時は今なのだ」は、夢を本当に実現するためにはすぐに行動をしなくてはいけない、という“気付き”を与えてくれます。
そのほかにも適当に数ページめくってみれば、今の悩みを振りほどき、前に進む勇気をくれる“言葉”が見つかるはずです。

迷ったままの心では勉強の効率は悪くなる

成果を感じられなかったり、苦手科目に時間を取られてしまっているとき、「本を読んでいる時間なんてない」と思ってしまうかもしれません。
けれど、そんなときこそ心のケアが大切。
「今1分間、止まりなさい。人生に感謝する祈りを無言で唱えなさい。すると苦しみは過ぎ去り、喜びだけが残るだろう」という言葉は、今の自分がいることに感謝する時間を作るきっかけとなることでしょう。
不思議と焦りが消え、人間関係の悩みなども含めて、これから自分がどのように歩むべきかが見えてくるはずです。