この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。
はじめに
5月に元号が「令和」に変わり、元号の出典として初めて日本の古典からの出典ということで話題になりました。
「令」は「よい・おめでたい」、「和」は「心地よい」といった意味があり、
出典元となった『万葉集』第5巻の「初春の令月にして 気淑(よ)く風和(やはら)ぎ」という歌は、気候や風の心地よい新春の日をよろこぶ様子が詠まれています。
このように、古文は単語の意味や活用などがややこしく、昔の日本語とはいえ、もはや外国語みたいですよね。
スタディプラスを利用している現役高校生にアンケートを取ったところ、学校の宿題やテスト勉強以外に古文の対策をしている人が約6割にのぼるという結果が出ました。
みんな、どんな古文の試験対策にどんな勉強をしているのか?
具体的にお伝えしましょう。
古文も英語と同じ!まずは単語の意味を知ることから
スタディプラスを利用している現役高校生のみなさんへのアンケートによると、
学校の宿題やテスト以外の古文の勉強法として
1位 単語帳を読む 44%
2位 問題集を解く 31%
3位 教科書を読む 11%
4位 古文の小説などを読む 9%
という結果になりました。
古文はほぼ外国語のようなものなので、単語の意味を理解することが重要です。
単語帳を読む人が多いのも納得できますね。
現代と同じ言葉でも、まったく違う意味になっている単語もあるので、特に注意が必要です。
単語と意味を語呂合わせにした単語帳もあるので、覚えにくい単語は語呂合わせで覚えてしまうというのも手です。
アプリやオンライン講座を利用するという人も
古文の勉強アプリやオンライン講座を視聴する
品詞分解して文法を理解する
暗記する
模試や学校のテストの内容などをノートにまとめる
(古典の)マンガを読む
といった意見もありました。
古文の単語や文法を学べるアプリは種類がたくさんあるので、
通学の時間や勉強の合間などに手軽に使えて便利ですね。
源氏物語など、よく問題として扱われる題材は、マンガで読んで全体のストーリーを把握しておくというのも有効な手です。
そのほかにも、中には自分でマンガに描いてみたり、
短歌を作ってみるという強者も!
自分で短歌を作ると単語や文法が自然と身につくので、楽しく覚えられるそうです。
紫式部に返歌するような気持ちで、試してみてはいかがでしょうか?
みんなの古文ノートをチラ見せ!
スタディプラスでは、現役高校生が実際に使っている古文のノートの画像を募集しました。
その中から面白い工夫をしているものをいくつかご紹介しましょう。
その中から面白い工夫をしているものをいくつかご紹介しましょう。
こちらのノートは、本文の間を3行空けて書くことで、余白に動詞や形容詞などの品詞分解を丁寧にペンで色分けしてあります。
余白を空けておくとスッキリと見えるので、見やすいノートになりますね。
こちらのノートは、見開きで上から本文、現代語訳、単語、備考(メモ)といった順で書かれています。
ノートを贅沢に使うことで余白が出るので、解説や間違いの訂正などを書き込みやすくなっているのがポイントです。
自分が書いた現代語訳の間違いは赤い吹き出しで訂正しているのもわかりやすいですね。
本文と現代語訳を自分の字で並べて書くと、読みづらくなりますよね。
そんなときは本文の部分に教科書などのコピーを張り付けると読みやすくなります。
敬語の色分けや単語にマーカーを引いておくと、あとから見返しやすいですね。
こちらは、本文はノートの2行を使って大きく書き
本文の右側に現代語訳を書いて線で挟んでいるのがポイントです。
品詞分解をまったく書かず、本文と現代語訳、その下に解説というノートもあります。
シンプルで読みやすいですね。
また、登場人物の関係を簡単なイラスト付きで解説しているのもわかりやすいポイントです。
逆にこちらのノートは、品詞ごとに線で区切って、横に活用形や品詞分解を書き込むかたちをとっています。
品詞を徹底的に理解したいときは、こんな方法も有効ですね。
いかがですか?
参考になるノートのとり方はありましたでしょうか?
授業のノートでも、テスト前や模試の前に読み返すことがありますよね。
そういったときに自分がわかりやすく、理解が深まるようなノートのとり方をできるといいですね!