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はじめに
2021年年度入試からセンター試験は廃止され、新たに“大学入学共通テスト”が導入されます。テストが新しくなるのはもちろんのこと、大学入試自体が変わる入試改革元年! どう変わっていくのか、さらにはどう対策すればいいのか……気になる2021年度入試の改革について駿台予備学校仙台校に取材に行ってきました!
ズバリどう変わる!? 気になる入試改革について駿台予備学校仙台校の重藤校舎長に聞きました!
――「大学入学共通テスト」になりますが、変わるポイントを教えてください。
センター試験から「大学入学共通テスト」と名前が変わります。実際に出題される教科・科目に変わりはないのですが、どの科目も知識を暗記しているだけでは解くことのできない“思考力”が試されるような出題形式になるでしょう。
――各教科、具体的にどう変わってくるのでしょうか?
“「英語(リーディング)」は長文読解重視!長文の傾向も素点も変わるので注意が必要”
また、出される長文も変わってきます。評論・物語が中心といった今までとは異なり、資料を読むなどより実践的なものが中心になります。実際に、今年のセンター試験の問題でも、英文を読ませて考えて計算をしないと正解が導きだせない問題もありました。
出題上の配点が変更になるのもポイントです。リーディングが200点、リスニングが50点といったところが、リーディングが100点、リスニングが100点に変わります。リスニングについても、2回読まれるものと1回しか読まれないものがあったり、日本人が話す英語の会話が入ってきたりと変わってきますね。
“記述式問題は見送り。それでも単なる計算だけでは解けない問題へ変わる「数学ⅠA」”
記述式問題の出題は見送りになりましたが、試験時間は60分から70分へ変わります。これまでは「時間が足りない」という声を多く耳にしましたが、時間は10分長くなります。ただ、設問内容が単純な数式が並べられるわけではなく、実生活に即したものも出てきます。記述式問題が出題されないからといって、今までのセンター試験と同じということではありません。じっくり読まないと計算に入れないような、読解力が求められる問題が出てくるでしょう。
“「国語」は実用的な文章が出題されます”
国語も記述式問題は見送りになりました。時間も80分と今まで通りです。ただ、大きく変わるのは問題の内容。今までは、現代文(評論、小説)、古文、漢文といった決まった出題形式でしたが、現代文に「実用的な文章」が加わります。現代文は2題ですから、実用的な文章、論理的な文章、文学的な文章の3分野の中での融合的な問題の出題が考えられます。
多様な文章が出題されることになりますが、怖がる必要はありません。普段からいろいろな文章を読み進めておけば大丈夫です。設問の意図とそれにあった解答が見いだせるか。正確に読む力が求められる時代がきていますね。
他の科目も、単なる暗記で解けるものはなく、問題をきちんと読んで考えさせるようなものが増えてくるでしょう。読解力や思考力、判断力などが試されます。早め早めの対策をしてきた受験生が有利になってきます。
――他に注意すべきポイントはありますか?
私立大学でも共通テストを使った入試がさらに増えたり、AO・推薦入試の名称変更や合格発表の時期の変更などが挙げられます。今後、さらに新たな発表があるかもしれませんので、駿台でも通っている学生には常に最新の情報を伝えていきます。
入試が変わっても大丈夫。受かる学力養成ができる予備校「駿台」の魅力
――入試が変わってきますが、駿台予備学校も変わる部分はありますか?
“問題形式が変わったとしても対応できる学力養成が駿台の強み”
各科目、分野ごとに“原理・原則”を理解しながら学習を進めていく駿台での学びは、基礎・基本を大事にしています。たとえ出題形式が変わったとしても解けるように学力養成をしていきます。
具体的に変わる点としては、英語の授業で「リスニング対策」を高卒生・高3生でも実施するのが新しい点です。共通テストのリスニングは配点が大きくなり重視されています。
“わからないことはオンラインで気軽に質問「manabo-マナボ-」”
さらに新年度からは、スポット指導オンラインシステム「manabo-マナボ-」が高校生クラスにも登場します。駿台のテキストや模擬試験でわからないことを、オンラインで直接現役大学生・大学院生のmanabo-PT(プライベートティーチャー)に質問できるんです。帰宅後や駿台に行けない日であっても、チャットや通話で、教えてもらえるのが魅力です。実際に前年度から駿台の高卒クラス生が使っていたのですが、満足度は97%と極めて高い評価でした。勉強効率がさらに改善できるシステムになってくれると思います。
――駿台予備学校の魅力はどこにありますか?
“素晴らしい講師陣、ライバルであり仲間が集まる恵まれた環境”
まず、学ぶ環境が良いと思います。受験勉強でモチベーションを維持しながら集中力を持続するには、“集中している人の隣で勉強すること”が一番良いと言われますが、仙台校にはそういった環境があります。学年や学校が違う、それでも同じ方向を目指して切磋琢磨しているライバルがいる環境で集団のライブ授業が受けられます。仙台校にも関東の実力講師陣が来てくれていて、良い講師もたくさん揃っています。
――授業以外のサポート面はどうでしょうか?
“大学生のクラスリーダー、駿台職員のクラス担任・進路アドバイザーや大学生のクラスリーダーなどの手厚いサポートも魅力”
情報力も駿台の強みです。札幌から福岡まで校舎があり、過去のデータが揃っているので、傾向を分析するのにも役立ちます。
人のサポートも充実しています。駿台職員であるクラス担任・進路アドバイザーは、これらの情報も駆使した入試情報を提供していきます。そのほか、高校生には駿台OB・OGである大学生がクラスリーダーとして相談に応じています。プロ講師、お兄さんやお姉さん的存在のクラスリーダー、駿台職員のクラス担任・進路アドバイザーの3方向からのサポート環境が駿台の魅力です。
――駿台の中でも、仙台校の魅力を教えてください。
“大手でありながら距離が近い!充実した自習室にストレスもない”
大手予備校ではありながらも、一人ひとりとの距離の近さを重視しています。講師、クラス担任・進路アドバイザー、学生、校舎の事務スタッフも含めてしっかりと対話ができるアットホームな環境があります。
自習室の評判はとにかく良いんです。種類と席数が十分あるので、勉強したいときに勉強したい場所でできます。ブース型自習室で集中して勉強をしても良いですし、教室型の自習室で本番に合わせて勉強することも可能です。高卒と現役で分かれていたり、リラックスできる飲食可能な学生ホールもあったり、音読スペースもあったり……とにかくストレスのない環境で集中できます。情報ルームには、入試問題の過去問があるので、自由に使うことができるのも嬉しいですね。
おわりに
受験制度が変わったとしても、“受かる力”をしっかりと指導する講師やスタッフ、実績、勉強する環境が備わっている駿台予備学校。校舎長のお話からも確かに感じることができました。入試改革元年にあたる2021年度入試、駿台予備学校で合格をつかみ取りましょう!