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はじめに
今回の記事は、世界の実情と平和を本気で捉え、考え実行できる可能性を秘めた、アナタにこそ読んで欲しい内容です。
最近、急速に進むグローバル化/英語の外部試験・検定の導入、といったグローバルや英語というワードが取り上げられることが多いですね。今やスマホがあれば誰でも簡単に、海外の人ともつながることができるようになりましたが、同時に画面の向こうにいる人の顔はもちろんのこと、その人の考えや環境など生身のコミュニケーションの機会は減っていないでしょうか?
意思の疎通はただ便利になれば良いのでしょうか?英語は、試験で良い点を取り、聞いて・書いて・話せるようになることがゴールなのでしょうか?
きっとそうではないはずです。「漠然と」グローバルや英語を捉えるのは今ここで終わりにしませんか?
今回Studyplusは、高度なグローバル社会で活躍できる人をめざすみなさんのために必要な学びにフォーカスしていきます。
「グローバル」のトリセツ
世界中のさまざまな環境で過ごす一人ひとりに「平和」のモノサシがあります。
みなさんは友だちから嫌なことを言われたときに、怒らないで笑ってやり過ごすことはありませんか?
本当は傷ついているのに、友だちとの関係を壊したくないから何でもないことのようにふるまってしまう、これも「平和でありたい」という願いの現れです。
しかしこれは、平和な日本の、さらにあなたの価値観での「平和」に過ぎません。世界に目を向ければ、過酷な環境で暮らす人々が、「彼らの平和」を願っているのです。それは、生命や人権に関わるすぐに改善することが難しい問題でもあります。
ここに、グローバルを考える本質があるのではないでしょうか?
もしあなたが、彼らが願う“平和”を受け入れようとするならば、理解するための幅広い知識と教養、そして少しの勇気が必要なのです。
あなたが知らないかもしれない世界
世界には危機的な課題が山積しています。ここで述べることは、ほんの一面にすぎません。少しだけ現実社会で起こっている出来事にふれていきます。
難民問題
難民とは、紛争や人権侵害から住み慣れた故郷を追われ、逃れざるをえない人びとのことを指します。住む場所を追われ普通の生活が出来ない人たちを救済するために、各国で難民を受け入れていますが、日本の難民認定率は海外の国々に比べて非常に低い数値です。
ドイツ41%、フランス21%、米国62%に比べ、日本は「約0.3%」です(※)。
日本の難民認定の低さや、受け入れのメリットとデメリット、歴史的背景など、現状をきちんと理解・把握し、国際社会の一員としてどのように協調し、解決策を提示するのかを考えていかなければなりません。
※「nippon.com 日本の難民認定」(https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00449/)
児童労働・就学問題
世界中で1億5200万人の子どもたち(世界の子どもの10人に1人)が、何らかの児童労働に従事していることを知っていますか?物乞いをしているストリートチルドレンや、工場で働かされている子どもたちをニュースで見たことがあるかもしれません。私たちが普段何気なく消費しているコーヒーや紅茶、タバコなどのプランテーションで働き、家族を養っている子ども達が大勢います。
1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」には、教育を受ける権利やあらゆる搾取や暴力・虐待から保護される権利があることなど子どもの基本的人権が明記されています。
日本はこの条約を締結しきちんと守っているため、私たちは安心して教育を受けられるのです。しかし、世界の多くの子どもたちは国が条約を締結しているにもかかわらず、貧困や紛争などにより働かざるをえない状態となっています。個人の責任では済まされない児童労働問題は、私たち消費する側の意識を変えることが重要です。
さて、このように日本では実感しづらい深刻なグローバル問題を解決していくために最も重要なことは何でしょうか?
2021年4月開設予定 神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部(2020年4月設置届出予定)の“学び”
それは「教養」です。文化的、社会的営みへの幅広い知識と多様な価値観に対する柔軟な思考力を身につけることが重要なのです。
グローバル化が進み多様な人々が共生する社会で、相反する常識や価値観に遭遇したとき、あなたは自分の考えを疑うことができますか?誰かが決めた常識を疑うことができますか?
「教養」を身につけることによって、私たちは既存の枠をはみ出し、「心に従い、自由に生きる」ことができるようになります。
もしあなたが今、何を学びたいか定まっておらず、大学でその答えを見つけようと思っているのであれば、ぜひ神田外語大学をのぞいてみてほしいのです。
激動が続くこのグローバル社会において、世界の平和と繁栄のために人々の多様な価値観を深く理解し、世界の課題に対して主体的に貢献するための能力、スキル、マインドを身につけられるのが神田外語大学「グローバル・リベラルアーツ学部(2020年4月設置届出予定)」です。ここで学べることをご紹介します!
1年次から海外で実学!グローバル・チャレンジ・ターム
入学直後から始まる6カ月間のグローバル・チャレンジ・タームでは、本格的な学部教育がスタートする前に、学生が主体となって「どのように学んでいくのか」「どのように能力や関心を育てていくのか」「社会の中でどのように自己実現していくのか」を考察する期間があります。
さらに、ターム中にある全学生が参加必須となる海外スタディ・ツアー※では、インドやマレーシア、リトアニアなどに留学することで、「格差」「環境問題」「平和」といった、今、世界で起きていることを自分の目で見て耳で聞き、そして頭を使って考えなければ解決できないことを「実感」するでしょう。
1年次から現地に飛び込み世界で起きていることを五感で感じ、自身の中で解決したい課題を考えることで、大学での本格的な学びが主体的・体系的なものになり、本質を見抜く力が養われます。
※全学生参加/約3週間/テーマ別
3年次後期には2度目の海外留学必修!
そして、3年次後期には、The State University of New York (SUNY)に1セメスター(約4ヵ月)全学生が長期留学します。Peace StudiesやGlobal Studiesなど、現地の学生とともに勉強します。現地学生との交流や意見交換を通じて、これまでの学びを深めるだけではなく、新しい知見や視点を得ることができます。
このように、1年次前期に多様な価値観にふれ、実践を通して世の中で何が起こっているかを知り、3年次後期にはニューヨーク州立大学に留学することで世界が抱える課題解決に向けて学びを深めていきます。経験・学び(理論)・実践を通して体系的に国際教養を身につけ、世界の平和に貢献できる人材を育成します。
想像を超える将来の進路も!?
多文化共生が求められるグローバル時代において、高度な英語運用能力と多分野にわたる教養を身につけ、多角的な視点で物事を捉えることができる次世代のリーダーを輩出します。外務省や国際機関、またメーカーやITベンチャーなどグローバル企業での活躍が想定されています。
■グローバル企業 ■国家公務員(国際交流担当部門) ■外務省専門職員 ■独立行政法人職員 ■国際機関職員 ■NGO職員 ■マスコミ・出版 ■大学院進学
国内キャンパスの魅力
神田外語大学のキャンパスには、充実した学生生活をサポートしてくれる魅力的な施設がたくさんあります。豊富な蔵書に囲まれ、知的好奇心が刺激される図書館、コミュニケーションが自然と生まれるSALC(サルク)(自立学習施設)やMULC(マルク)(疑似留学空間)など、外国語を学ぶうえで圧倒的な本物の学習環境があります。少人数教育で入学から卒業まで多彩な教員、多彩な学生と議論しながら国際教養を学び、人々と協働して解決策を導き出す力を養っていきます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?ただ外国語を学べればいいや、という考え方が吹き飛んだのではないでしょうか?英語を学ぶことは、世界の問題を知ること。それこそが本物のグローバルを知ることにつながります。興味をもった方はぜひホームページを見てみてください。