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はじめに
高校3年生のみなさんは、そろそろ本格的に受験勉強をスタートさせる時期ですね!また、志望校も同時に探し始めなければなりません。
何も知らない状態で大学探しを始めると、有名大学や聞いたことのある大学ばかりに目が向きがちです。特に、看護師、管理栄養士、臨床工学技士といった医療系や国家資格取得など目的がはっきりしている人は、わかりやすく「その道の専門の大学」に絞って調べてしまうのではないでしょうか?
医療の道に進みたいと考えたとき、道は医療系の大学だと思っていませんか。
最近は学問の分野が細分化されていて、さらに学びの内容も多様化しています。看護・医療・保健学分野でも、それぞれがより専門性を追求し、高度な「チーム医療」の一員として活躍できるようにカリキュラムが組まれています。
いずれも専門的な知識・技術を学ぶため、“医療系の学部”で学ぶ必要があります。
しかし、必ずしも“医療系の大学“に行かなければならないということではありません。
実は、理系総合大学でも医療系の国家資格を目指せる道があります。しかも理系総合大学なら医療系以外の既存学部の学びも+αで身につけることも可能。
幅広く知識を持つということは、社会に出てからも大変役に立ちます。
国家資格取得+αの教育と研究を展開する理工系の総合大学
例えば「神奈川工科大学」は、工学部、応用バイオ科学部、創造工学部、情報学部がある理系の総合大学ですが、以前から看護師・保健師、管理栄養士、臨床工学技士を養成しています。理系分野のハイレベルな授業、研究を行うことで、実は医療分野の国家試験で高い合格率を誇っています。
そんな神奈川工科大学が、2020年4月に健康・医療の教育と研究をさらに促進するため、学部・学科を再編して、あらたに「健康医療科学部」をつくりました。この学部では「看護」「管理栄養」「臨床工学」の3つの分野を学ぶことができます。
「工科大学」なのに、“医療”と名前のつく学部をつくったということは、これらの職業の重要性を理解しているからなんですね。
特に、看護師・保健師、管理栄養士、臨床工学技士の国家資格取得には化学、生物、物理、数学に関連する理系分野の知識、思考力が必要です。
理系の基盤教育を行い、実験や研究を行ってきた神奈川工科大学は、既存の工学、情報学等との連携をしながら、これからの高度なIT社会に活躍できる看護師・保健師、管理栄養士、臨床工学技士を養成しようとしています。
また、今後のチーム医療に向けて、3学科の学生が学ぶ交流の場を考え、コミュニケーション力や協調性を高めていく環境づくりもめざしています。
医療系の大学でなくとも優れた教育環境を持つ大学があるなんて、うれしいですよね。
国家試験の高い合格率
神奈川工科大学は、3つの分野において国家試験の100%合格をめざす支援体制が整っています。
なぜこのような高い合格率が出せるかというと・・・、看護学科では入学時から大学・教育アドバイザーが一丸となってサポート。管理栄養学科では、豊富な資料と自習エリアを備えた国家試験対策室を設置し、個別の相談に親身に対応。臨床工学科は、国家試験対策演習を実施するとともに、第1種・第2種ME技術実力検定試験の在学中での合格を目標に、受験サポート、フォローアップを行っているからなんです。
「健康医療科学部」で学べること
神奈川工科大学が新設する「健康医療科学部」には「看護学科」「管理栄養学科」「臨床工学科」の3つの学科があります。
■看護学科 ※看護学部看護学科から再編
4年間の授業全体を通して、知識と技術をしっかり身につけることができるように、講義から演習、演習から実習へと発展させるためのカリキュラムが組まれています。とくに理工系大学ならではの学びとして、医用理工学・生体工学等といった知識を身につけることで、将来、幅広い分野で活躍できる看護師を養成します。
また、実習では、多種の専門職について学び、チーム医療を体験します。神奈川工科大学は、実習施設が充実しており、看護学の領域ごとに、病院、老人保健施設、訪問看護ステーション、 保育園などで実習を行います。立地も大学を中心に半径5km以内に40%、半径10km以内に90%の実習施設があるため、時間的にも経済的にも負担が少なく助かりますね。
■管理栄養学科 ※応用バイオ科学部栄養生命科学科から管理栄養学科に名称を変更して再編
管理栄養学科では、遺伝子治療や再生医療等のバイオテクノロジー等、多彩な「生命科学」「健康科学」および「栄養科学」を学びます。また、情報技術とテクノロジー分野の教育により、多様な情報活用の知識と技能が身につきます。医療や介護の現場でIT化を理解し推進することが出来れば、将来の活躍の場を大きく広げます。
また、「管理栄養士」の国家資格に加え、もう一つの資格取得を目指し、より専門性の高い管理栄養士=プロフェッショナルを育成するプロジェクトがあります。
「+α資格取得プロジェクト授業」として5つのプロジェクトを用意しています。食品関連企業やスポーツクラブチーム、病院や介護施設、県や市との連携授業として開講し、学内では得られない知識や経験を重ね、専門的な力を養成します。
■臨床工学科 ※工学部臨床工学科から再編
現在の医療に欠かせない医療機器のスペシャリストを育成するために、臨床工学科では、医学の基礎知識はもちろん、医療機器システムなどの情報処理工学をしっかり学びます。
神奈川工科大学独自の授業としては、3年次に「臨床人間工学」があります。臨床工学技士の認定人間工学専門家がおり、医療機器操作に関わる“人”や“環境”において、臨床での安全確保や医療機器インターフェース設計に寄与できる応用技術を学びます。
また、人工呼吸器、人工心肺装置、血液透析装置などさまざまな臨床機器・医療機器がある「臨床工学実習室」や、各種人体部位模型、解剖セット、人体測定器のほか、さまざまな生体計測機器、医療器具がある「基礎医学実習室」など、充実した臨床工学技士養成施設もあります。
おわりに
いかがでしたか?なぜ「工科大学」に「健康医療科学部」があるのか納得できたのではないでしょうか?“医療”だけでなく、工学や情報学などより幅広い分野の知識を身につけることで、将来活躍の場が広がるんですね!これからの看護師・保健師、管理栄養士、臨床工学技士にはなくてはならない学びが得られる神奈川工科大学の健康医療科学部について
詳しく知りたい方はぜひホームページをご覧ください。