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はじめに
進級して2カ月が過ぎました。学校や塾に通えず、自宅で頑張って勉強を進めていた人も多いと思います。早い人だと志望校について考えたり、受験準備を始めている人もいるかもしれませんね。そんなみなさんに、今回スタディプラスとZ会さんで、受験勉強において「やっておいてよかった!」「やっておけばよかった…」ことを、最難関大学の東京大学、京都大学、早稲田大学に2020年に合格した先輩たちに合同インタビューしました!
大学の先輩に聞いた「やっておいてよかったこと」「やっておけばよかったこと」
塩崎友紀さん(早稲田大学社会科学部)
志望校は早めに決めておく
私は、高校2年生のときに志望校を早稲田大学に決めてオープンキャンパスに行きました。そこで先輩達が楽しそうにしている姿を見て「ここに行きたい!勉強頑張ろう!」と火がつきました。その後、中だるみしていた高校3年生の秋にも学園祭に行ったのですが、そこで、あらためて「やっぱりここに通いたい!」とやる気が復活しました。志望校は無理に早く決める必要はないですが、「この大学に行きたい!」という気持ちが早めに持てると勉強へのモチベーションにつながるのかなと思います。
今はコロナの影響でオープンキャンパスの参加は難しい状況かもしれませんが、インターネット等で調べたりするのもよいと思います。
科目の全体像を把握し、問題集ごとに使い方を決めて効率的に
私は、勉強を始める前に、その科目の“全体像”を把握することを意識していました。まず、入試問題を解くために、やらなきゃいけないことを洗い出してToDoリストをつくります。そして、そのToDoに対して、それぞれどの問題集をやればいいかをピックアップし、日々の勉強でちゃんとできているかをチェックしていく、という感じです。
例えば、英語であれば以下のように。
<ToDo・・・問題集(やること)>
単語・・・単語帳A(1日50単語)
文法・・・問題集B(1日2単元)
構文・・・問題集C(1日3ページ)
長文・・・問題集D(1日1題)
参考書や問題集は色々あると思いますが、それを使うことによって、何ができるようになるのかという目的を明確にして選んでいました。
また、それぞれの問題集に対して、「問題集Aでは、わからない単語をリストアップする」、「問題集Cでは、音読をして構文がわかっているか確認する」など“どう使うか“というのも決めていました。作業をルーティン化させることで、各問題集の勉強法がパターン化され、効率的に進めることができます。勉強時間も短縮されるので、余った時間は遊びに使ってもいいし、勉強が足りない分野がでてきたら、それに充てることもできます。こうすることで、模試の結果が良くなくても、「今やっている問題集が終わればこの分野は点数が取れるようになるだろう」とわかるので、あせらないで勉強を進めることができ、結果的に、着実な点数アップにつながりました。
苦手分野を後回しにしない
私は計算が嫌いで…、政治経済の計算問題を直前まで放置していました。結局2週間くらいでざっとつめて過去問は解けるようにしたんですけど、本番の試験で頭が真っ白になってしまって、大問まるまるひとつ落としてしまったんです。その学部は結局不合格でした。試験本番はどの分野がでてくるかわかりません。後回しにしている苦手分野が、大問のひとつでも占めていたら、ものすごい失点につながってしまいます。本番はみんな緊張すると思うので、緊張状態でも瞬時に解けるように何度も何度もやっておくことが大事だと思います。
中島丈さん(東京大学文科Ⅲ類)
(引用元:https://flic.kr/p/3t8Z27)
自分なりの勉強習慣を確立させる
自分は “守破離”を意識して勉強に取り組みました。最初から全て独学でやるのはやっぱり厳しいので、最初は学校の教え方に従い、そこから自分のやり方を見つけていくのがいいと思います。
例えば英語なら、得意な単語や文法は学校のやり方が私に合っていたので学校の課題等を中心に、長文読解は学校の進め方はあまり合わないと思ったので、自分の弱点にあった勉強法を考え参考書を買って演習する、というふうに勉強していました。
また、高校3年生の夏の模試があまり良くなくて、独学でやるのも限界があると思い、そこからZ会の東大コース(英語と数学)を受講しました。
東大の試験は記述問題も多く、特に苦手な数学は独学だと、演習問題のどこで間違えたのか解答を見てもよくわからないことが結構ありました。しかし、Z会の添削課題では、途中式で計算ミスしているのか、そもそも解き方の方向性から間違っているのか、など自分がミスしているポイントを的確かつ細やかに指導してもらえたので、本当に良かったです。
問題集は1冊を最後までやり通す
受験勉強において自分の一番の失敗は、教材を増やしすぎてしまったことです。独学だったので問題集や参考書を自分で選んでいたのですが、演習問題を何冊も買ってしまって、Z会と並行してやっていたら、秋くらいに過去問をやっていないことに気づいて、慌てて過去問をやり始めました。
受験勉強の世界ではよく言われるんですけど、基本的には、やりはじめた問題集は最後までやりとおすことが良いとされています。だから、色々なものに手を出すのではなく、「これこそは!」という一冊を見つけて、その一冊を完璧にできるようにしておくことをおすすめします。
問題集や参考書は、勉強を一緒にするパートナーみたいなものなので、使う自分自身がそれに納得できているか、どのくらい愛着をもって使えるかが大事です。世間の参考書の評判を気にしすぎない方がいいです。
みなさんには、購入する前に、自分は何ができていて、何ができていないか、リストアップしてから本当に必要なものを買って使い倒してほしいと思います。
坂内佳永さん(京都大学医学部人間健康学科)
情報収集は様々な角度から
京大の「特色入試」は、面接や小論文もあったのですが、情報が一般試験に比べて少なく、何を聞かれるかわからない状況だったのが大変でした。
そこで、ツイッターで「特色入試」経験者の先輩を見つけて、DMで面接内容やどういう対策をしたかを聞きました。
小論文は、Z会で対策をしました。小論文の基本的な書き方はもちろん、自分の意見をどのように表現すれば正しく伝えることができるかといった具体的な書き方や、その他医療の話題や時事的なことも詳しく教えてもらえたので助かりました。自分にとって必要な情報や対策はどこで得られるかというのをしっかり見極めることが大事だと思います。
学校の定期試験もまじめに取り組む
学校の定期試験は、力を抜く人が多いと思うのですが、私はまじめに取り組んでいました。進路が理系でしたが、理系科目が苦手なのでそちらに勉強時間を費やしていました。そのため、国語など文系科目にあまり時間を割くことができなかったので、授業の予習復習を真面目にやることで、センター試験対策にしていました。
理数系は、解けば解くほどわかるので時間をかけることが大事です。私は自分のレベルに合わせて、高望みしないで簡単な問題からやるようにしました。
Z会からのアドバイス
どれくらい力がついているのか、苦手分野は残っていないか…などを見るには、例えば、Z会の講座を1教科だけでも受講してみてペースメーカーにする、といった活用の仕方もあると思います。それが、場合によっては学校の授業とは少し切り口を変えたアプローチになることで、セカンドオピニオン的な役割でみなさんの勉強に貢献してくれるかもしれません。
毎月「やるべきこと」がご自宅に届く「Z会の通信教育 高校コース」がおすすめ!
Z会の通信教育 高校コース
(英語/数学/国語/理科基礎/理科/地歴)
Z会は“問題を解く→添削指導で振り返る "シンプル"な学習法。
この学習を高2のうちから積み重ねて、合格答案が書けるように力をつけていきます。
Z会高校コースのココがオススメ!
◎「合格から逆算して、今解いておきたい問題」を毎月お届け。自分で選ぶ手間がない。
◎解きごたえのある問題だからこそ、添削指導で丁寧に復習。疑問を残さず次に進める。
◎必要な1科目から受講でき、週60分の効率学習。今の学習にプラスしやすい。
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おわりに
いかがでしたか?
数をこなして経験値を溜めていく勉強は市販の参考書を活用し、少ない問題にじっくり取り組んで頭に汗をかかせるのはZ会で…といった使い分けも、受験勉強に向けた対策としてはとても有効だそうです。今の勉強では不足しているもの、今の勉強がなかなか馴染めないものについては、より適した手段を探すための時間を確保してみることも今後の成長に繋がります。
もしZ会の通信教育について興味があったら、サイトもチェックしてみてくださいね!