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はじめに
受験に向けて対策しようにも、すべての苦手を潰そうとすれば時間がかかるもの。本番までの限られた時間の中では、どの時期までに何をすべきなのか、しっかり計画を立てて取り組むことが重要です。今回は、私立大学と国公立大学、どちらもしっかり対策して合格を勝ち取った先輩に話を伺いました!
◆秋は「苦手部分を克服する最後のチャンス」
秋には志望校はもう決まっていて、国語や日本史のセンター試験対策を始めました。二次の配点が高い数学、物理、化学はセンター試験対策はまだやらず、記述対策をしていました。
あとは、受験しようと考えている大学の過去問を1年分解きました。主に、第一志望の大学は傾向を把握し直すため、国公立大学の中期後期や私立大学は受験校を絞るために解いた感じですね。
苦手や穴のあるところをなくす最後の機会だと思ったので、夏にできなかったことを順番に潰していました。
私は理系なんですが、現役時に文系科目のセンター試験対策が足りずに、思うように点数がとれなかったので、早めに対策しようと思ったんです。
あと、二次試験に必要な科目を伸ばせるのに使える最後の期間だと思って。特に数IIIの範囲はセンター試験には出ないんですが、二次試験でよく出題される範囲だったので、毎日解くようにしていました。
過去問に関しては、「早めに受験校を決めたほうが良いと思ったから」というのが大きい理由ですね。
12月に入ってから私立の受験校を決めるのでは、センター試験対策に追われていて余裕を持って決めれないだろうなと思ったので、早めに決められるよう、過去問を解いて傾向を把握して戦略を立てました。
国公立大学に関しても、センター後ではセンターぼけになると思っていたので、ある程度受験校を決めておくために解いていました。
センター試験では目標としていた点数を出すことができたので、秋の対策は効果的だったと思います。特に文系科目は現役時よりも点数が高かったので、早めに対策してよかった~って感じましたね。
センター試験の持ち点がある程度あるとわかっていたので、二次試験への自信にも繋がりました。
あと、センター試験前に私立のことをあまり考えずに済んだので、センター試験対策にのみ集中して取り組むことができたのも良かったと思います。
センター後に国公立大学の受験校をスムーズに決めることができたので、すぐに私立対策や国公立大学の対策に入ることができました。
◆志望校のパンフレットを見て、モチベーションをアップ
10月~11月といえば、怒涛の模試ラッシュでしたね。マーク模試に記述模試、志望校向けの模試3つと模試が立て続けにあったりして。
模試だけで丸1日取られるし、でも模試の復習はしなければならないしで、スケジュールもかつかつで体力的にもしんどかったです。
自習室での勉強ははかどるので、そこを選んでいました。あとはお気に入りの文房具や、志望校のオープンキャンパスで買ったシャーペンを使ったりして、気持ちを高めてましたね。
時間を計って解いたり、眠くなった時は無理せず寝るようにしたり、メリハリを付けることで集中力を保ってました。
ーつらいときには、うまく気分転換もされていたんでしょうか。
そういうときには、チョコとかおやつを食べたり、なにか飲んだり。家族や友達と少し話したりもしていました。
やる気がでないときは、志望校のパンフレットやホームページを見て、「ここに行きたいんだ!」っていう気持ちを再確認してモチベーションを上げていました。
◆「英語のせいで落ちたらどうしよう」とヒヤヒヤしていた
英語が苦手だったので、センター試験や二次試験で点数が取れるか不安でした。
英語の配点が高い入試方式の私立大学や、二次試験の教科が英語と面接しかない国立の後期試験に、合格できるのかどうかも心配でしたね。英語のせいで落ちたらどうしようと内心ひやひやだったんです。
あと、当日のトラブルなんですけど、センター試験2日目の日に持っていこうと思っていた物理のノートが当日見つからなくって。結局持って行けなかったんで、試験会場で不安になりましたね…。
とにかく苦手意識をなくすために、英語に毎日触れるようにしました。
わからなかった単語や熟語で単語帳に載っていなかったものは、単語帳の後ろに貼ったノートに書き込んで復習していたんですが、試験当日には、そのノートが2冊目に突入していて。
「これだけやったんだ」ということがわかって、自信を持って試験に臨むことができましたね。
私立試験や二次試験では、前日に用意を済ませて何度も確認してから寝るようにして、忘れ物対策しました。