一流アスリートから学ぶ 集中力の高め方〜錦織圭編〜

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はじめに

長い梅雨が明けて、夏がやってきました。
受験生の皆さんにとって夏は、入試に向けて実力をつける勝負の季節でしょう。
ただ夏の暑さに負けて全然勉強に集中ができない、という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はプロテニスプレーヤーの錦織圭選手の取り組みから、集中力を高める方法を学んでいきましょう。

今回参考にするのは錦織圭選手!

錦織選手と言えば、今や誰もが知る有名なテニスプレーヤーです。
小さいころから海外でテニスを学び、全米オープンや全英オープンなどの最高峰の選手たちが集まる「四大大会」でも好成績を残しています。

ダブルスを別として、テニスは相手との1対1で試合が進むため気を抜く暇がなく、試合時間も長いときには5時間にも及ぶ過酷なスポーツです。
周りには大観衆が集まり、1つ1つのプレーを見られるため、常に緊張感も求められます。

そんな中で錦織選手はどのようにして、集中力を高めているのでしょうか。

集中力は質の良い睡眠から!


錦織選手が集中力を高める方法として普段から取り組んでいるのが、「質の良い睡眠」を取ることです。
ほぼ1年中遠征のために海外を飛び回るという多忙な中でも睡眠を大切にしており、オフの日にはおよそ12時間も睡眠時間を取るそうです。

しかし、皆さんも経験があると思いますが、たくさん寝れば寝るほど倦怠感を感じたり、逆に疲れてしまうことも。
そこで大切になるのが睡眠の方法です。

実際に錦織選手は以下の3つの点を踏まえて睡眠を取っています。

・寝る前の半身浴
・睡眠時間は最低9時間以上
・自分に合った寝具


まず1つ目の「寝る前の半身浴」ですが、錦織選手はいつも寝る前におよそ30分ほどの半身浴をするそうです。
半身浴のメリットは、全身の体温をバランスよく温めること、心臓に負担をかけずリラックスできる点です。

次に2つ目の「睡眠時間は最低9時間以上」。
これは上述したように、錦織選手はオフの日には12時間ほど睡眠を取ります。
長時間の睡眠によって脳を休めて日ごろの疲れを取り、脳の活性化も促しているのです。

そして3つ目の「自分に合った寝具」ですが、これは長時間の睡眠時間に一番大切なことかもしれません。
錦織選手は、ほかの多くのプロスポーツ選手も使用している「エアウィーブ」を愛用しているそうです。
自分に合った寝具を使用することが質の良い睡眠につながっているのですね。

受験生の皆さんの中には、寝る間も惜しんで勉強をしている方も多いと思います。
しかし、脳が疲れている状態では、せっかく時間をかけて学んだ知識も、しっかりと定着しない可能性があります。
休めるときはしっかりと休んで、効率の良い勉強を実践しましょう。

時には頭の中をリセットする


錦織選手は試合で、セット間に設けられているインターバルでベンチに戻った際にタオルを顔に当てたり、汗を拭っていることがあります。
この一見何気ない仕草も、実は集中力に関わっています。

緊張感がずっと続く試合中、短いインターバルでいかに良い休憩ができるかどうかが結果に大きく影響します。
しかし緊張感を持ったまま休んでも疲れは緩和できません。

そこでタオルの出番です。持続させていた緊張感や集中力を一度リセットするのです。
一度リセットすることで脳をリラックスさせることが、そのあとの集中し直して行う落ち着いたプレーにつながっているのです。

受験生の皆さんも長時間ずっと勉強しようとしても、集中力が持続しないことがあるでしょう。
そんな時にはいったん手を止めて、錦織選手のようにタオルを顔に当ててみたり、思いきり体を伸ばしてストレッチをしてはいかがでしょうか。
疲れた脳を一度リセットすることで、効率の良い勉強につながるはずです。

この記事を書いた人
    Studyplus進路
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