理数科目は細かく・まんべんなく基礎を押さえた上で「知識の使い方」を反復練習!【横浜国立大学(理工)】

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はじめに

得意科目と不得意科目で勉強方法を変え、見事合格を掴んだあすみんさんの体験記です。

◆苦手な分野は早めの対策で知識の定着を図る

―秋頃には何を重点的に勉強しましたか。

志望校は決まっており、数学、物理、化学など実力が十分でないと感じた分野について、教科書の基本的な記述を読み返したり教科書レベルの問題を解き直したりして、知識の定着を図りました。

物理、化学は基礎を固めつつ、問題集レベルの問題を繰り返し解きました。数学は自信があったので、過去問演習の方を多く行ないました。

英語、国語は問題集や過去問を解いて、足りなかった知識はその都度覚えていきました。倫理は学校の授業を受けていたのでそれに集中しました。政経はノータッチでした。

―その勉強に重点を置いたのはなぜですか。

数学、物理、化学は科目内で様々な分野の知識を融合させて解く過去問が多いと感じ、まんべんなく、細かく、確実に基礎を定着させるべきだと思ったからです。
同時に問題演習を行うことで、知識と使い方がより定着したと感じています。

英語、国語は自分の実力を把握できていなかったため、過去問を解いて安定的に何点取れるかを知り、本番で何点取れるように勉強しようかと計画するためにやりました。

倫理は高校の先生に「今は授業についてこられたら大丈夫」と言われたのでそれを信じました。政経はいま覚えても忘れると思ったのでやりませんでした。

―効果はでましたか。

効果はあったと思います。数学、物理、化学に関してはまさに狙い通りでした。英語・国語も狙い通りに現実を見ることができて本腰入れることができました。

倫理は授業だけに集中していて結果的に良かったのですが、政経は12月から勉強を始めたので少し焦ってしまいました。

センターのみの科目である知識モノ(政経)でも、舐めずに早めに勉強すべきだと思いました。

―受験勉強で苦労したことは何ですか。

ストレスによって高3の7月頃に心身共に病みました。精神的には不安障害というのでしょうか、授業中に涙が止まらなくなり、学校に行く他は家から出られなくなりました。

身体的には神経を悪くして、耳鳴りや音割れが酷くなり、音楽を聴くことはおろか、リスニング対策もままならなくなりました。ちなみに私だけでなくクラスに何人か精神が病んでしまった生徒がいました。

―それをどうやって乗り越えましたか。

勉強のために家を出て自習室に向かうのが困難になったため、親のいるリビングで監視してもらいながら勉強をしたりして気晴らしをたくさんしました。

多分今は心身を病んでない人が多いと思いますが、病まないために大事なのはストレスを溜めないですぐに発散すること、友達をいっぱいつくってみんなに支えてもらうこと、できる時にできるだけ勉強をして知識の貯金をしておき、不測の事態に備えることだと思います。

―勉強に役立ったグッスがありましたら教えてください。

高校1年の時からナンバリングしていた数学の自習用ノートです。何冊溜まったかは忘れましたが、当時は自分がどれくらい勉強したかの努力の跡として残しているものだったため、お守りのように感じていました。

―Studyplusをどのように活用していますか。

私は大学生になってからStudyplusを使い始めたんです。大学2年の10月から、いつ、どれくらい勉強や課題をやったかを記録するために使い始めました。

定期考査前にどの科目にどれだけ時間を割いたかを記録することで、次の定期考査の勉強計画に活かすことができました。

―ほかにはどんな使い方を?

公務員試験の勉強と大学の授業の勉強の両方を記録することで、何年生の何月にこの勉強に力を入れる、といった長期的な目標も立てやすくなりました。

それ以外に、同じ学年の全国の学生が力を入れている勉強内容や、方法を知って刺激を受けるためにも活用しています。

―どのような効果がありましたか。

大学の勉強については、定期考査前に何時間勉強したら成績が最高になるか、という目安がわかったため、次の定期考査の時に何時間勉強するか、ということを具体的に計画立てることができるようになりました。

大学受験生の皆さんは、例えば全統模試の前にルーティーンとしていつも何を見直しているかを記録したり、未学習範囲があれば模試の何日前までにどこまで勉強するかを計画立てるのに利用できれば、今後の継続学習に効果が期待できるのではないでしょうか。

◆受験生へのメッセージ!

―今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。

志望校がまだ決まっていない方は偏差値が高い、それだけの理由で大学を決めないでください。家からの近さや学費、教授や設備の質、学生の気質、そういった多くの検討材料から、自分が一番重視するものを選んで、それを基準に志望校を決めてください。

偏差値の高さやネームバリューに憧れて、それだけのために勉強しても楽しくないような気がします。

また、例え第一志望に受からなくても、あなたが通う大学はあなたに一番合う大学だと思います。実際、わたしも周りの人もそうです。

だから、精一杯やりきってください!大学生超楽しいからあと少し頑張って!!

◆あすみんさんの受験プロフィール

東京工業大学
・【不合格】四類

横浜国立大学
・【合格】理工学部

慶応義塾大学
・【不合格】理工学部

早稲田大学
・【合格】理工学部

明治大学
・【合格】理工学部

東京理科大学
・【合格】理工学部
・【不合格】工学部

日本大学
・【合格】理工学部

芝浦工業大学
・【合格】理工学部

神奈川大学
・【合格】理工学部

この記事を書いた人
    Studyplus編集部
    勉強方法や試験テクニック、Studyplusを利用している大学生のみなさんの合格体験レポートを掲載していきます!

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