この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。
はじめに
あれこれ手を出して、どの教科も中途半端な状態で本番を迎えてしまう...。受験あるあるのひとつです。今回のむすぶさんは、秋の勉強を「夏の復習」と割り切って合格を掴んだそうです。
◆毎日長文を読むことで集中力・読解力がUP!
志望校は決まっていたので毎日同じルーティンで勉強していました。国・英はとにかく毎日長文を読んで、集中力、読解力をつけました。
特に英語長文は初見の文章を毎日解くことはせず、一度、塾の授業で解説済みの文の音読をしたり、メモなどしてない状態の長文のコピーにポイントの文法や訳をもう一度読みながら記して確認することなどをしました。
単語や英文法は春から勉強していたのですが、夏休みが終わってからは何週間も同じ単語帳で覚えているかということをひたすら確認しました。秋はとにかく復習の時期だったと思います。
―その勉強に重点を置いたのはなぜですか。
本番で集中力がなくなるのが一番恐かったので、必ず毎日長文を読むようにしていました。知識や力は備わっているのに、連日の受験で体力がなくなって本来の力が発揮できないことになってしまったら元も子もないと思いました。
単語、文法をひたすら復習していたのは、夏休みに勉強して成績が上がっても、秋に忘れてしまってまた勉強し直すことになったら受験に間に合わないという話を聞いたことがあったからです。
夏の頑張りを無駄にさせないためには秋に完全に頭に定着させることが必須だと思いました。
―効果はでましたか。
効果的だったと思います。秋に毎日欠かさず長文を読んだことで集中力と読解力がつき、入試本番は5日連続というハードスケジュールでしたが、へこたれることなく乗り切ることができました。
国語と英語の単語は秋に復習をひたすらやったおかげで受験の頃には完全に頭に入っていました。英文で単語が出てきたら「あーあの単語帳の左上の方に載っていたな」と思い出せるぐらいでした。
日本史の暗記を疎かにしていたことです。全ての単元で突っ込んだとこまでの勉強ができていなかったので、結局どの時代も得意分野にできず、私立入試で問われるような深入りした問題の克服には至りませんでした。
―その他、受験生の10〜11月であった印象的な出来事があれば教えてください。
推薦で大学が決まり、浮かれはじめる人も出てきて、その反動からか教室の空気がなぜか重く感じてつらかったです。
自分は中学生の頃からずっとコツコツ勉強するタイプではなく超短期集中型だったので、たった数ヶ月では自分のものにできない大学受験の暗記科目が天敵でした。
私立文系で日本史受験だったのですが、自分が苦手なことをわかっていたのに早めに対策を取らず後回しにしてしまって、気がつけばセンター直前の過去問でも3割しか取れていませんでした。
本番は70点近く取れましたが、7割では私立の難関大学に受かるには不十分で、センター後はとにかく日本史の勉強をやっていましたが、時間が足りなかったです。
精神的にも追い詰められ、結局行きたかった関関同立では英・国受験のところにしか合格できませんでした。暗記が苦手で嫌いだからといって後回しにしなければよかったと反省しています。
学校の日本史の授業自体は面白くて好きな科目だったので、暗記さえしっかりしていれば得意科目にできて、一番行きたかったところにも届いていたかもしれないのに...と今でも思います。
塾の自習室です。家にいると何かしら誘惑があるので、自習室だと一緒に頑張っている仲間が多くいるのでやる気にもつながりました。
―集中力を上げるために工夫していたことはありますか。
塾で基本勉強していたのですが、携帯電話をどうしても触ってしまうので家に置いていました。
―気分転換や、やる気が出ないときにしていたことは?
夜、寝る前に好きなアーティストの動画を見たりしていました。どうしても勉強無理と思ったら友達と自習室抜け出しておしゃべりしたりしていました。話しているうちに結局「お互いやらなきゃ!」となるのでいい気分転換になっていたと思います。
高校1年生の冬から、勉強の習慣をつけるために利用していました。特定の教科に勉強時間が偏っていないかなどをグラフで確認していました。
各教材まで細かく登録することで、この教材をひと単元するには大体何分かかるのかなどの計算もしていました。
受験勉強はやはり精神的にもつらくて苦しいものですが、そんな時こそ「ポジティブになろう!」と思い、なんでもいいので、その日のちょっと幸せだったことをその教材に記録しました。
つらいときにふと見返すと自分や友達のプチハッピーで溢れていて、悩んでいたこととか不思議と全部どうでもよくなり「がんばろう!」という気持ちになれました。
―どのような効果が得られましたか。
一番は受験仲間の頑張りがそのまま映し出されているので、刺激になりました。私は勉強時間が人より少なく集中力もなかったのですが、ここに来ると友達が頑張っていて「やらなきゃ!」という気持ちにさせられました。
またSNSを開き始めると制御ができないので、LINEもTwitterも消して一切見てなかったのですが、勉強のイライラやツイッターの裏垢につぶやくような内容を全部勉強の記録に書いてストレスを発散していました。
受験仲間とコメントでおしゃべりすることで息抜きにもなりましたね。一日中机に向かっていたりするとやっぱりつらかったので、スタディプラスのおかげでリフレッシュができました。
◆将来は勉強をしていく上で決めていきたい!
福祉職につくかどうかは、これから勉強をして行く上で決めようと思っています。福祉職に就かないなら一般就職したいです。
―大学生活でチャレンジしていることや楽しんでいることを教えてください。
毎日バイト三昧です。飲食店で社員さんが少なく、かなり重要な仕事まで大学生の私たちがしています。お店の改装も自分たちで行ったりと大変なのですがやりがいがあって楽しいです。
―今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。
これからです!今できることをやりきれば本番なんらかの形で結果を出せるし、勝利の女神は必ず味方をしてくれますよ。私がその例です!
むすぶさんの受験プロフィール
神戸女学院大学
・【合格】文学部
甲南大学
・【合格】文学部
関西大学
・【不合格】社会学部
関西学院大学
・【不合格】社会学部
・【合格】人間福祉学部
同志社大学
・【不合格】社会学部