2019年4月、中央大学から国際2学部ついに始動。その原動力「国際経営学部」と「国際情報学部」に迫る

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はじめに

近年、グローバル化や情報技術の発達にともない、国際的な知見・視野をもち、自ら課題を提言、解決できる人材が強く求められています。このような時代のなかで生き抜ける人材育成のため、中央大学に2019年4月「国際経営学部」と「国際情報学部」が新設されるということで、今回お話を伺ってきました!

国際経営学部/国際経営学科

ビジネスを通じて世界を舞台に活躍する人材になりたいなら「国際経営学部」

情報技術や交通手段の発展によって、人、モノ、お金、情報などの国境を越えた移動が活発になりました。さまざまな分野の経済活動において「グローバル化」が起こっています。グローバル化には、生産性の向上や技術の発展などのメリットがある一方で、貧困や不平等などの問題にも繋がるといわれています。

国際経営学部開設準備室の石川利治室長は、「これからのビジネスでは、場当たり的な対策を行うのではなく、経営学や経済学の視点から世の中の根本的な問題を理解し、解決すべき課題を自ら提示し、解決に向けて取り組んでいける人材が求められます。そのためには、国際的な視野で経営学・経済学の体系的な知識を身に付け、活用・実践できるようになることが大切です」と語ります。

70%以上の授業が英語!留学や海外インターンシップにも注力

国際経営学部では、70%以上の授業を英語をはじめとする外国語で学ぶことができるそうです。
「国際的に仕事をしている人たちにとって、英語はあくまで手段です」と強調する石川室長。特に、国際的なビジネスを行うためには、「書く力」が最も重要だといいます。「ビジネスの世界では、文書でのやりとりが多くあります。話したり聞いたりすることは比較的容易かもしれませんが、きれいな英語の文章を書くためにはトレーニングが必要です」(石川室長)

国際経営学部では、授業やゼミでのレポート・論文作成を通して英語での「書く力」を身につけられるほか、海外インターンシップや短期留学などの制度も整っているとのこと。国際的なビジネスで通用する実践的な英語力やコミュニケーションスキルも身に付けることができそうですね!

グローバル化によって大きく社会が変化していくこれからの時代において、国際経営学部で学んだ知識や能力は、国際的な企業や職業だけでなく、どんな企業・会社・国・地域に行っても通用するものです。世界を舞台にしたビジネスで活躍したいというみなさんは、ぜひ国際経営学部についてさらに詳しく調べてみてくださいね。

国際情報学部/国際情報学科

「国際情報学部」で、"法科の中央"の強み「法律」×時代の先端「情報」を学ぶ

近年、私たちはスマートフォンやパソコンを利用して、気軽に世界とつながれるようになってきました。また、今後AI(人工知能)がさらに発達していくことで、ビジネスのあり方や生活も変わってくるでしょう。

情報技術が発展してきたことにより私たちの生活が便利になる一方で、新たな問題も多く生まれてきます。たとえば、みなさんが日々利用しているSNSにも問題は潜んでいます。自分が知らない間に肖像権を侵害したり著作権法に違反している写真をアップしているかもしれません。間違った情報を拡散してしまい、大きなトラブルを引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。

国際情報学部開設準備室長であり、かつ米国NY州弁護士でもある平野晋教授 は 、次のように言います。「そういった問題が起きないよう、情報化が進んだ世界では、「①できること」と「②やって良いこと(悪いこと)」の両方を理解しておく必要があります。技術的にできることは何でも取り入れて便利にしていけば良いというわけではありません。「ディープフェイク」と呼ばれる、本当は話してもいない内容をオバマ前大統領が語っているように見せかけることさえ「①できる」時代になりました。しかしそんなことを「②やって良いのか悪いのか」を、国際情報学部で真剣に考えて欲しいと思います」

"iTL"で学ぶ「①情報の仕組み」と「②情報の法学」

「①できること」は情報技術、「②やって良いこと(悪いこと)」は法律の範囲です。
「国際情報学部の略称"iTL"は、「①情報の仕組み」と「②情報の法学」の融合 "Information Technology & Law"を意味しています。「こうしたことが学べる学部は、私の知る限り日本には他に例がなく、唯一の存在です。iTLの情報法学は日本有数である、との評価も既に専門家から得ております」(平野室長)

iTLで、①情報の仕組みと②情報の法学を一緒に学ぶことで、今後どこの企業でも活躍できる人材になれる、と平野室長は説明します。「これらの知識と考え方を体系的に学ぶことで、流行り廃りに依存しない、時代の変化に対応していけるような人になってほしいと考えています。卒業後は、国際的なICT企業や電気通信事業者、IT製品のメーカー、ICTシンクタンク企業など、情報産業に関わる仕事はもちろん、一般企業の法務部門や知財部門、国家公務員、国際公務員など、幅広い分野での活躍が期待されます」(平野室長)

iTLにはもう一つの意味が込められています。それは、"Ichigaya Tamachi Link"——キャンパスが都心の新宿区にある市ヶ谷田町の利便性をフル活用して、「産・官・学の繋がり(Link)を強化する」と平野室長は意気込みを語っていました。

おわりに

どちらも変化の激しいこれからの時代に対応していくための力を身に付けることができる学部です。興味のある方は、ぜひWebサイトなどで詳しい情報をチェックしてみてください!

国際経営学部についてはこちらをチェック

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