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はじめに
今回は、12月の模試の結果がD、E判定で落ち込んでしまった後、受験間際でも焦らず、自分の苦手と向き合い、基礎からしっかりと見直すことで合格を果たした神戸大学「ちなりさん」からのメッセージです。
◆苦手教科を重点的に学習!二次試験の特殊形式にも慣れる!
数学と英語を重点的に学習し、数学はセンター試験対策として数2Bを中心に学習していました。
英語は二次試験対策として『阪大の英語20カ年』を毎週1、2年ずつやり、問題の難しさや傾向に慣れるようにしました。その一方で、文法が弱かったため、文法の問題集を何周もしました。
社会や国語の勉強にも手をつけはじめ、国語は二次試験対策として記述式の古典や漢文を学習しました。
―その勉強に重点を置いたのはなぜですか。
英語と数学の点数がなかなか上がらず、苦手だったためです。特に数学はセンター試験でなかなか点数が取ませんでした。
英語は、センター試験では取れるようになっていましたが、阪大の二次試験は英作文や和文英訳があるので、特殊だったため、対策しなければならなかったからです。
また、国語に関しても、古文や漢文の記述に重点を置いて勉強していました。
でたと思います。国語と英語は、記述や英作文や和文英訳の技術が上がり、阪大のオープン模試で高得点が取れました。
また、英語は二次試験対策をしたことで正答率も上がりました。ですが、数学はどれだけ問題を解いても数II・Bの点数が思うように伸びず、苦しかったです。
―秋の受験勉強を振り返って、こうすればよかったと思う点を教えてください。
秋ぐらいから社会と理科についてもある程度、勉強を進めておくべきでした。
―その他、受験生の10〜11月であった印象的な出来事について教えてください。
学校行事があり、クラスでミュージカルをやりました。模試前にも関わらずクラスのほぼ全員が毎日練習し、私も衣装係として行事に全力投球し、それが結果的には受験勉強の息抜きのようなものになりました。全力で挑んだ学校行事の後、より勉強に打ち込むことができました。
高校2年生までほとんど受験勉強をしていなかったため、高校3年生の時点で英単語が全く頭に入っておらず、基本的な英文を訳すことができなかったことです。
また、12月の模試でスランプに陥り、志望校がほとんどDやE判定になって辛かったです。
―それをどうやって乗り越えましたか。
英単語は、隙間時間にとことんやり、英長文を同時に学習してその中のわからない単語を覚えるようにしていました。
12月の模試のあとは、苦手な分野に特化した問題集を揃え、1ヵ月前だからといって焦らず基礎からしっかりと見直しをしました。
―勉強がはかどる場所はどこでしたか。
学校や地元の図書館の自習室です。静かだし、空調がちょうどよかったです。また、司書さんが優しく、たまにお菓子をくれたりしました。
―集中力を上げるために工夫していたことはありますか。
1時間や2時間など時間をはかって、10分程の休憩を挟むようにしていました。
携帯ゲームをしたり、テレビの録画を見たり、寝たりして、気分転換をしていました。
勉強中に、お腹が空き、甘いものが欲しくなった時は、アーモンドチョコを食べていました。アーモンドチョコは、甘くて噛んで食べるものなので、空腹感も満たされました。
高校3年の11月から、スランプに陥っていたので、少しでも達成感を得て勉強が楽しいと思いたかったために利用していました。
また、自分で目標時間を決めて、勉強時間を記録し、それを達成することで勉強に対する喜びを感じるためにも活用していました。
具体的には1週間の中で、各教科のバランスを確認して、次の週の勉強の計画を立てるために使っていました。その結果、勉強時間を毎日付けることで、「勉強をやっていない」という危機感を感じることができ、あまりやらなかった日だけグラフが少なくなっていきました。
色々な人と友達になることで、頑張っているのは自分だけではない、と感じるためにも利用していました。
―どのような効果が得られましたか。
毎日勉強の記録をつけることで毎日の勉強の習慣がつき、各教科バランスよく勉強できるようになりました。
勉強時間がグラフ化されるのが嬉しく、勉強をすること自体があまり嫌ではなくなり、ほかの人たちにも刺激されて、「私も頑張らなくてはいけない」という気持ちになりました。
◆周りから「幸せそうだね」と言われる人になりたい!
「幸せそうだね」と言われる人間になることです。
―大学生活でチャレンジしていることや楽しんでいることを教えてください。
デザイン、美味しいお店を探すことです。
◆受験生へのメッセージ!
最後の最後まで、本当にどうなるかは分からないから、ギリギリまで頑張ろう!