【センター英語】時間配分と解答順を直して満点を取ろう!

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はじめに

センター英語は、よく対策が必要な科目といわれます。マーク式という解答の方法に、独特の出題傾向、文量に対する解答時間の圧倒的な短さ…記述式の英語はできるのに、センター英語は苦手だという人も結構います。
この記事は、英語の勉強はしっかりしてきたのに、学校のテストでは良い点を取れるのに、なぜかセンター模試では全然結果が出せない…というあなたの悩みを解決します!おすすめの時間配分と解く順番を紹介し、文法問題、長文読解を素早く解くコツ、さらに苦手な方が多いリスニングを楽にするコツも載せています。

センター英語おすすめの時間配分

第1問  3分
第2問 10分
第3問 12分
第4問 15分
第5問 15分
第6問 20分
見直し 5分

とにかく長文に時間をかけましょう。

アクセントや文法問題なんて5問落としても10点程度の失点にしかなりませんが、長文問題は5問も落としたら25点近くの失点になってしまいます。長文には時間をかけて落ち着いて解き、絶対に取り切るようにしましょう!

逆に発音・アクセント、文法などの知識問題は出来る限り短い時間で解き切るようにしましょう。一目見て分からない問題があったら、変に悩みすぎず直観で何でもいいからマークしてさっさと先に進みましょう。

知識問題で悩んでいてもなんの意味もないです。そして、最後に必ず見直しの時間を確保するようにしましょう。この時間が長く取れるようになるほど、満点へと近づいていきます。

解く順番の例

【長文に重点を置くタイプ】

第1問→第4問→第5問→第6問→第2問→第3問

このプランでは、長文で確実に点を稼ぐことを狙いとしています。

まず第1問の発音・アクセント問題を軽く終わらせて脳を温めた後、第2問第3問はすっ飛ばしていきなり第4問に入ります。はじめに長文を終わらせておくことで、心理的余裕と配点的な安心を生み出します。第2問の文法問題は、時間がなくなってきて焦りながらでも、所詮知識問題なのでスラスラ解けます。
しかし長文読解の場合は、焦りが正確な読解を妨げる恐れが大いにあるので、まだ時間があり落ち着けるうちにやっておきます。第3問を最後に回す理由は、この大問はセンター英語の中でも最も難易度が高く、従って期待得点率もあまり高くないからです。確実に取れる所に時間をかけて、難しそうな所は後回しにするのは受験の鉄則です。

受験は難しい問題を解けるかではなく、簡単な問題をいかに落とさないかで勝負が決まります。



【順番通りに進めるタイプ】

第1問→第2問→第3問→第4問→第5問→第6問

このプランのメリットは、マークミスの可能性を大きく減らせることです。

不規則な順番で問題を解いていくと、どうしてもマークミスは発生しやすくなります。その点順番通りに解いていけば、マークの順序を間違えるリスクは少なくなります。
また、几帳面な性格の人はこちらの順番通りの解き方のほうがいいかもしれません。私もそうだったのですが、一つ一つ埋めていくことで達成感や気持ちよさのようなものが得られ、解いていくのが楽しくなってくるからです。

くだらないことのように思えますが、実はこのメンタルの部分がセンターでは一番大事だったりします。自分が解いていて最も心地よいと思える順番で挑みましょう!

文法問題での時間短縮のコツ

【いちいち文を訳さない】

センター英語を攻略する上で、文法問題に時間を取られたくはありません。配点の高い長文に時間をかけたいからです。

そんな速く終わらすべき文法問題を解く上で抑えておきたいコツは、問題文をいちいち訳さないことです。文法問題を解く時に、文の意味まで理解しておく必要は大体の場合ありません。だから頭のなかで訳する必要もありません。

センター英語では無駄な時間は許されないので、選択肢と空欄の前後の単語をチェックするだけでパパッと埋めていかなければいけません。前後の単語を見ておけば、入るべき単語の品詞や時制など大概推測できます。とにかく無駄な時間は徹底的にカットしましょう。

2014年度センター英語本試験の第2問から、小問を1つ例に挙げて説明しましょう。


次の( )内に入れるのに最も適当なものを①〜④のうちから選べ。

問1 When I looked out of the window last night, I saw a cat ( ) into my neighbor's yard.

① is sneaked  ② sneaking  ③ sneaks  ④ to sneak


問題文はそこそこ長いですが、これはサクッと解けちゃう問題の典型例です。

まず( )の前をチェックしてみると、「I saw a cat」、この「主語+see+物(人)」という形、見覚えはありませんか?そうです、これは「see」を使った典型的な知覚動詞構文ですね。これが見抜けてしまえば、どの選択肢を選べばいいのかは一発で分かります。
知覚動詞構文では、目的格の後にくるのは「原形不定詞」「現在分詞」「過去分詞」の3つ以外はありえません。よって選択肢のうち( )内に入りうるのは②だけです。従って正解は②の「sneaking」です。

いまやったように、実はこの問題を解くには前半の「When」節を読む必要はまったくありません。( )の前を読むだけ、つまり「I saw a cat」というたった4語を読むだけで解けてしまいます!正しい文法の知識があれば、( )の前後をチェックするだけで文法問題は瞬時に解けてしまうということが分かったかと思います。

出典:大学入試センター「2014年度センター英語(筆記)本試験」

【1問1問に悩み過ぎない】

文法問題をささっと片付けるには、「直観」も大切です。これまでしっかりと積み重ねてきた基礎があれば、簡単な問題なら一目見た瞬間に正解が分かるはずです。

選択肢がどれかで迷いだしたら、大抵は最初に直観で選んだものが当たりです。下手に1問に時間をかけ悩み過ぎるとかえって間違えてしまうことは多いです。文法問題は基本知識問題なので、余計な思考が介入する余地はありません。見直しはすべての問題を解き終わってからで十分です。あまり悩まないで、頭に思い浮かんだ正解を信じましょう。

この記事を書いた人
    Studyplus編集部
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