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はじめに
勉強をしなければいけないことはわかっているのに、なぜ集中できないのでしょうか。
やる気が出ないと、「もっとがんばらないといけないのに……」と自分のせいにしてしまって、ますます勉強がいやになったり……。
それでは、せっかくの「勉強しよう」という気持ちがムダになってしまいます。
逆に考えてみましょう。
やる気が出ない原因は、意外と自分だけでなく外部にあるのかもしれません。
こうした外的要因は、自分で変えることが可能です。まずは外的要因をなくしてから、やる気の出る環境を整えていきましょう。
ここでは、4つの外的要因を紹介します。
1. 環境が勉強に向いていない
「やる気」がでるかどうかは、環境によって大きく左右されます。あなたのまわりを見回してみましょう。スマホ、パソコン、テレビ、漫画……。勉強には必要のないものがたくさんありませんか? これらはみな、集中するには邪魔者です。人は魅力的なものが目の前にあればそれに流されてしまうもの。それは仕方ありません。
だから、どうしてもやる気が出ないときは、環境を変えて「勉強以外することがない」場所で勉強しましょう。目の前に誘惑がなければ、自分の集中力を邪魔されることなく発揮できるはず。たとえば塾の自習室、学校や地域の図書館など。自分の部屋以外にも静かで集中できる自分の勉強スペースをもっておくと、気持ちの切り替えができて、やる気が湧いてくるでしょう。
2. お腹が空いていると注意力散漫に?
お腹がすくとイライラしてしまって集中できない? 実は、これは勘違い。お腹がすいているときのほうが、記憶力が高まって集中できるのです。人間はお腹いっぱい食べると眠くなります。食事をして血液中の血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌され、その働きによって眠くなってしまうのです。だから、集中できないのは自分のせいではなくお腹のせい。
勉強する前には食べ過ぎないようにしましょう。どうしてもお腹がすいてイライラしてしまう時は、ガムを噛むといいでしょう。顎を動かすことで脳の働きが活発化し、集中力もアップするので一石二鳥です。
3. 眠いのは自分じゃなくて脳のせい
眠くてもがんばって勉強を続ける! その努力はえらいけれど、集中力はいつまでも続くものではありません。こればかりは自分の努力じゃどうにもなりませんよね。
無理にがんばって勉強していると、どんどん疲れてしまって集中力の低下につながります。勉強の途中でやる気が出なくなったときは、脳が疲れているのかもしれません。そんなときは無理せずに短時間の仮眠をとるようにしましょう。脳に休息は必要です。できれば午後3時までに5~10分の仮眠を取るようにするといいでしょう。