【センター英語】9割超えの受験生に共通する時間配分と勉強法

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

②センター英語で8割を超えられない場合

センター7割であれば取れる場合、センター8割を超えるためには、
・長文読解問題をほぼ満点取る
・第2問文法問題での得点を上げる
の2つの方法があります。

得意な分野を更に得意にするよりも苦手な分野を少し得意にするほうが得点や偏差値は上がります。苦手な分野を勉強することがいかに辛いかは私も重々承知ですが、センター9割を達成するためには必要不可欠です。

センター7割を超え始めたら、文法が苦手であれば文法問題の勉強にかける時間を増やし、長文が苦手であれば長文問題の勉強にかける時間を増やしましょう。
発音・アクセントは普段の単語勉強の時間に少し気を配る程度にしましょう。


【8割を超えるための勉強法と参考書・問題集】

センター英語で8割を超える得点を目指すためには、長文問題と文法問題の対策を強化しましょう!

【長文読解問題をほぼ満点取る】
長文読解問題で満点を取れるようになるには、文章を確実に和訳できる力が必要になります。センター英語の長文問題の答えは全て問題文の中にあります。センター国語のように内容的に難しい問題はほとんどありません。

つまり、時間がかかっても日本語に訳すことさえできれば得点できます。
長文読解問題で満点を目指す場合には、まず問題文の内容を確実に掴めるようになりましょう。
問題文の意味を確実に掴めるようになるための勉強方法は、センター英語7割を目指す人と同じく、「全文和訳」と「音読」です。
扱う文章を徐々に長くすることで、長文読解力は更に上がっていきます。


【第2問文法問題での得点を上げる】

センター英8割を目指す人とセンター英語7割を目指す人とで異なる部分は、第2問文法問題で高得点を狙うかどうかです。
センター英語8割を突破するためには、配点が44点もある第2問を落とすわけにはいきまん。速く、確実に正解を選ぶ力を付ける必要が出てきます。

ここで、『Next Stage 英文法・語法問題』の出番です。

参考書ではなく問題集なので、詳しい解説や説明が書かれているわけではありません。
自分が文法を覚えているかどうかの確認や忘れている文法を思い出すためのアウトプット要教材です。
『英語必修構文101』や『エキスパート最新英語構文124』で学習した基本事項の確認はもちろん、受験英語で問われる可能性のある文法問題はほぼ全て収録されています。

『Next Stage 英文法・語法問題』を勉強する際に大切なのが、「5秒考えて分からなければ次の問題に進むこと」です。
英語に限らず知識問題は長時間考えても時間の無駄になります。
問題で悩むよりも、1つでも多く知識を蓄えることに時間を使いましょう。


『Next Stage 英文法・語法問題』が難しいと感じる場合は、文法知識のインプットが足りていない場合が多いので、センター過去問の第2問を10年分程度、文法知識のインプットを目標にして解いてみましょう。
解答解説を読んでも分からない場合は、『基礎からの新々総合英語』で調べてインプットしましょう。例題や練習問題もあり、非常に使いやすい文法参考書となっています。

また、基本的な文法事項でも数が多いと混乱してしまう場合があります。
基本的な文法事項の復習におすすめな参考書が、『英作文ハイパートレーニング和文英訳編』になります。
「記号式問題のセンター対策で英作文用参考書を使うの?」と疑問に思う人が多いかもしれませんが、文法参考書でインプットした文法知識を英作文でアウトプットすることにより、忘れにくくなり頭の中の整理もできます。基本的な文法事項で悩んだ時には『英作文ハイパートレーニング和文英訳編』がおすすめです。


【まとめ】

センター英語7割は取れたが8割を超えられない人は、苦手分野(発音・アクセントを除く)に取り組みましょう。
・引き続き「全文訳」と「音読」で速読のトレーニングをする
・『Next Stage英文法・語法問題』・センター過去問第2問・『基礎からの新々総合英語』・『英作文ハイパートレーニング和文英訳編』でレベル別に文法知識を増やす。

③センター英語で9割を超えられない場合

センター8割は超えているけど9割には到達できない人は、

・発音・アクセントでの失点を抑える
・第2問でのド忘れを減らす
・長文問題で常に満点を取る

の3つのことを目標にしましょう。


【9割を超えるための勉強法と参考書・問題集】

センター英語で9割を超えるためには、とにかくミスを無くすことが重要です!


【発音・アクセントでの失点を減らす】

頻出単語の発音・アクセントを覚えるだけでも数が多くて大変です。
改めて発音・アクセントを覚えることは効率が非常に悪いので、単語帳で単語を覚える時や、長文を音読する時に少し発音・アクセントを意識して音読しましょう。
普段の習慣が試験で役に立ちます。

また、アクセントのルールを知っているだけで格段に楽になります。
例えば、3音節以上ある単語で語尾が「ate」であれば2つ前の音節にアクセントがあります。
ap-pro-pri-ateなら、oの位置にアクセントが来ます。
ルールを知っていれば単語を知らなくても問題が解けます。

発音・アクセントについても、『Next Stage英文法・語法問題』で対策できます。


【第2問でのド忘れを減らす】

誰でもド忘れしてしまうことがありますが、ちょっとした対策でド忘れの回数を減らすことができます。
問題を解いている時にどうしても思い出せなかった知識や少し悩んでしまった問題だけをまとめたノートを作り、本番前に見返す、という方法です。
本番前にこれまでやってきたことを見返すだけで自信が湧いてきます。


【長文で常に満点をとる】

発音・アクセント問題や文法問題が安定しない場合には、長文問題を安定させるしかありません。配点も大きいため、長文を安定させるほうが効率良く得点できます。
センター英語9割を取りたい人は、

長文を安定させる=長文問題は常に満点

と考えてください。

長文問題で安定して満点をとるためには、センター試験で要求されるレベル以上の実力を付ける必要があります。

英語構文を読み解くトレーニングができる参考書では、最高の難易度になり、初見では8割以上の英文を読むことはできませんが、丁寧に「全文和訳」し「音読」で復習することで、確実に速読力が跳ね上がります。センター英語レベルの長文であれば一度も詰まることなく読み切ることができるようになります。
ただし、かなり難しい問題ばかり載っていますので、根気が必要です。15分考えて分からなければ解答解説を読んで納得したら「音読」で復習しましょう。


【まとめ】

センター英語8割を超えた人がセンター英語9割を目指すために、する勉強
・発音・アクセントのルールを意識しながら『Next Stage 英文法・語法問題』で対策する
・ド忘れ用ノートを作って随時確認する
・『英文解釈教室』で構文解釈力を最高レベルに持っていく

センター英語の解き方とコツ

私がセンター模試や本番で気をつけていたことを紹介します。
あなたなりの解き方やコツを見つける手がかりになることを願っています。

発音・アクセントは気軽に

発音・アクセント問題で満点を取ることは非常に難しいことです。センター英語で最も難しいのは発音・アクセント問題です。
あまり気負わずに、迷い過ぎないように解き進めましょう。
第1問は時間を浪費する問題ではありません。

迷った文法問題は後で!

迷ってしまうと、すぐに時間が過ぎてしまいます。文法問題では1問1分を目安に解き、迷ってしまった問題には印をつけて先に進みましょう。後々思い出せる可能性は十分あります。
このときマークミスしないように気をつけてください。

第3問~第6問は選択肢を先に見る!

長文問題では選択肢を先に見ることで、内容的に注意しなくてはいけない部分を先に把握すると速読しやすくなりますし、内容が頭に入りやすくなります。

マークシートには常に気をつけて!

センター試験で最も怖いのマークミスです。1つマーク位置がずれるだけで何十点も失うことになります。迷った問題があり、1問飛ばしていたりするとマークミスしやすくなります。
大問ごとにマークミスがないか確認しましょう。

この記事を書いた人
    Studyplus編集部
    勉強方法や試験テクニック、Studyplusを利用している大学生のみなさんの合格体験レポートを掲載していきます!

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