【センター現代文】最終確認!解き方のコツを確認しよう

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はじめに

「センター現代文ができない…」と悩んでいませんか? 現代文は基本的に暗記科目ではなく、確立された解答法もないため対策に困っている人も多いと思います。 また、時間も全体で80分と短いため時間内に解き切るだけでも一苦労ですよね。 さらにセンター現代文は他の科目と比べて一題あたりの配点が高く、ちょっとしたミスが致命的なものとなりがちです。 そんなセンター現代文ですが、例年平均点は他の科目より低めの5割程度。 そこで今回はいつも5、6割程度の得点の人が8割までアップするための勉強法から解き方、おすすめの参考書まで紹介していきます。 この記事を読んで効率的にセンター現代文の得点を伸ばしていきましょう!

センター現代文の基礎知識

まずはセンター現代文の基本的な知識とポイントを確認しましょう。

配点

センター国語は4つの大問からなっていて、配点は次のようになっています。

現代文(評論):50点
現代文(小説):50点
古典:50点
漢文:50点

全体のうちで現代文が占めるのは100/200点です。
8割を目指すのであれば、そのうち80点を取らなくてはなりません。

特に問二〜五の内容理解の問題は1問8点程度であるため、それらの問題のミスは評論文、小説各1問以内に抑えておきたいですね。

時間

センター国語の難易度を上げている大きな原因は時間がないことです。
特に現代文の評論では4000字、小説では5000字近い文章が出題されることも有り、それらを短時間で解き切らなくてはなりません。
限られた時間で400字詰め原稿用紙で10枚程度の文章を読み、更に問題に答えなくてはならない…と考えると、その難しさがよくわかると思います。
解答時間はセンター国語全体で80分で、私は評論25分:小説20分:古典15分:漢文10分:見直し10分を目安に解いていました。
一般的に古文・漢文は現代文より短い時間で解くことができるため、現代文全体で少し長めの「45分」を目安に解くのがおすすめです。
小説のほうが苦手な人は、評論20分:小説25分など自分の得意不得意に合わせて調節しましよう。
目安を決めておかないと、必要以上に悩んでしまい他の大問を解く時間がなくなってしまいます。選択に悩んでいてその時間をオーバーしてしまいそうになったら、潔く飛ばすことも大切です。

形式

ここではセンター現代文の形式について紹介していきます。
評論・小説それぞれ6問からなっています。

評論
問一:漢字(2点×5問)
問二〜五:内容把握(各8点)
問六:論理展開(4点×2つ選択)

小説
問一:語句の意味(3点×3問)
問二〜五:内容把握(問二:7点、他:8点)
問六:表現について(5点×2つ選択)

(平成29年度センター現代文の例です。年度によって異なる場合があります。)

内容把握などの1題あたりの配点が高い一方で、漢字・語句といった知識問題も合計で19点と侮れません。しっかり対策していきましょう。

センター現代文基本の解き方

設問をしっかり読む

これは現代文に限らず全ての科目の基本ですよね。
センター現代文ではまれに「適当でないものを選べ」という出題がされることがあります。
このような問題でうっかりミスをしないためにも問題文はしっかり読み、必要があればマークをつけるなどして注意していきましょう。

迷ったら飛ばす

センター国語ではとにかく時間がありません。そして時間をかければ必ず解けるものでもありません。
したがって、迷ったときには一旦飛ばして後で考えましょう。
後で考えることで不思議とすんなり解けることもあり、おすすめです。
その際に飛ばした問題には目立つように印をつけてきましょう。戻ってきたときに分かりやすく、そのまま解き忘れることを防げます。

選択肢の違いを比較

選択肢をなんとなく眺めていて、選択肢同士の違いが分からず、全て同じことを言っているように思えた経験はありませんか?
そんな状況を防ぐためにおすすめなのが、選択肢間の間違いや共通点をしっかりマークするという方法です。
全ての問題に当てはまるわけではありませんが、センター試験の選択肢は一見長く見えてもその殆どが共通する部分である、ということがよく有ります。
そうした問題の時はその共通部分を棒線等で消し、選択肢同士の違いをはっきりさせましょう。
そうすることで何に注目すれば良いのかぐっと分かりやすくなります。

評論文の解き方

漢字

センター現代文での出題される漢字はどれも基本的なものばかりです。
ですから、基本的な漢字の問題集を一通り確認をするという勉強法がおすすめです。
一般的に「漢字マスター1800+」という参考書が人気ですが、センター対策であればもう少しレベルを落としても良いかもしれません。
わたしが受験期に使っていたのは「漢字マイスター頻出漢字熟語3000」という参考書でした。
これは過去の大学入試のデータに基づいた出題頻度順に掲載されており、レベルもセンター対策をするのにちょうど良いように思えました。
また、巻末の四字熟語や慣用句のまとめも見ておくと、第二問(小説)の問一の語句問題等で役に立つかもしれません。

内容一致問題の解き方

文章を読む時は「逆接」と「断定」に注目しましょう!
逆接とは「しかし」、「一方で」、「〜ではあるが」など、今までの論理を一旦否定する表現です。
そして断定とは「〜である。」「〜に違いない。」などと筆者のはっきりとした判断を示す表現です。
これらの表現の周辺に筆者の伝えたいことが書かれている可能性が非常に高いです。
文章中でこれらの表現に出会ったら、波線を引く・丸で囲む等して強調しておきましょう。
後で問題を解くときのキーワードとなっていることが多く、おすすめです。
また、最終的にはこれらに注目して【筆者は何を伝えたいのか(=要旨)】を把握することを意識しましょう。

逆に、例え話は読者の理解を助けるためのおまけのようなものなので、あまり着目する必要はありません。
「逆接」と「断定」に着目し、「例え話」はサラッと読む。というように緩急をつけて読み進めましょう!

+α 用語理解

余力がある人は参考書を使って現代文特有のキーワードの知識を入れましょう。
自分の興味がある分野の文章はすごく読みやすいと思ったことはありませんか?
やはり元から書かれている内容に関する知識があると、文章がぐっと読みやすくなります。
それをより多くのジャンルの文章に対応できるようになるのが、現代文における「キーワード学習」です。

おすすめは「現代文キーワード読解」という参考書です。
これは使い方にもよりますが、ポイントだけ抑えるなら1週間程度で終わらせられると思います。

この記事を書いた人
    Studyplus編集部
    勉強方法や試験テクニック、Studyplusを利用している大学生のみなさんの合格体験レポートを掲載していきます!

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