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はじめに
みなさんは、志望校をどのようにして決めましたか?
ネットで調べる、オープンキャンパスに参加してみる、進路指導室で調べてみる等々、方法はたくさんありますが、理想の大学を見つけるのは、結構大変ですよね。
大学選びで大事なことは、「何を学びたいか」と「どういう自分になりたいか」。
「とりあえずMARCH・日東駒専より上位の大学へいく !」という目標を立てたり、「有名な大学を出ていれば、とりあえず安心 !」と考え、頑張っている人もいるかもしれません。
ここで、「大学がもし100人の村だったら」というたとえ話をご紹介しましょう。全国の大学入学者を仮に100人の村人に置き換えると、実は12人が中退し、13人が留年しています(※1)。これらは現在の大学進学のデータに基づいた数字です。
せっかく苦労して大学に入ったのに、12%もの人が中退してしまうのは、とてももったいないことだと思いませんか?
中退の理由は様々ですが、授業に関心が持てない、学習意欲がわかない、というミスマッチも少なくありません。
もちろん、偏差値の高い大学を目指すこと自体はとてもいいことですが、一番大切なことは、「大学に入った後、何をする(したい)のか?」をしっかりと考えておくことなんですね。そこで今回は、自由が丘にキャンパスを構える産業能率大学の学生と先生に「大学での学び」についてインタビューをしてきました!
先輩インタビュー
谷山紀佳さん
経営学部経営学科 4年生
産業能率大学を選んだ理由は?
オープンキャンパスで見た先輩方がとても素敵だったからです。産能のオープンキャンパスは学生主体で行っているのですが、実際に先輩方が取り組んだプロジェクトについてプレゼンする場があって、それを見て、私も先輩みたいになりたい!と強く思ったのがきっかけです。大学選びの最初の頃は、有名大学の方がいいのかなって悩んだりもしたけど、ここのオープンキャンパスにきて、実際に先輩と話してみて、社会に出た時に、実践的な力が身についていた方が自分の成長につながるって思えたので産能にしました。
実際に授業で学んでいることは?
私は、消費者心理の研究をテーマにしているゼミに入っています。理論を学んだら、次は実際にやってみるというインプットとアウトプットを意識しています。今はコーヒー豆専門店とコラボして、土日に青山ファーマーズマーケットに出店して実際に豆を売っています。ゼミで学んだシェイピング法やレスポンデント条件付けなどを、キャンペーンに生かしたり、お店のレイアウトを変えたり、試行錯誤を繰り返して改善していくということを授業で学んでいます。
産能は本当に実践的な授業が多くて、私は1年生の時に行った企業の課題に対して解決策を考えて提案するPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)が印象に残っています。1年に3回(入学直後のオリエンテーションキャンプ、前期、後期)行うのですが、専門知識を学びながら進めていくので、PBLの回数を重ねるごとに提案力が高まっているのを実感できます。
産能に入ってよかったことって?
語学プログラムやビジネスコンテスト、商品開発をする「ブランドプロデュース」、50万人も集まる街のイベントを企画・運営する「イベントコラボレーション」の授業など、やってみたいと思ったら挑戦できる場がたくさんあるのが産能の魅力だと思います。実際に仕事体験が授業の中でできるので、自分が実は好きなこと、得意なことに気づくことができると思うし、自分の課題も見えてくるので、その経験を次にどう活かすのかを考えて改善していくことで成長を実感できます。
教授インタビュー
杉田一真先生
経営学部
面倒見がいい大学全国第6位 !就職に力を入れている大学全国第7位!に選ばれる理由は?
私たちが力をいれているのは、学生たちの主体性をいかに引き出すかというところです。これから先の長い人生の中で何が大事で、その時に不足している知識やスキルをどう習得するのか、それらを自分で考えることができる人材を育成するのが役割だと思っています。「面倒見がいい」というのはただ過保護にすることではなく、大学4年間を通して「自分で学びとる」姿勢を育むことです。学生たちはその姿勢を身につけて社会に出る、それを意識してやっています。1年生の時から常にキャリアを意識しながら専門教育を学べるように授業も設計しています。
近年は、競争率の高い大企業から内定をもらう学生も出始めていて、産能での4年間の学びで主体性を伸ばしていった結果が出ていると実感しています。
実際のカリキュラムや授業は?
チームワーク&個の力、両方身につくカリキュラムを意識しています。
そのために、PBLとよばれる企業からの課題にグループで取り組む授業が多く用意されています。できる限り外部の大人と一緒に課題解決に向けて活動することで、ビジネス上の必要なコミュニケーションなども実感を持って学ぶことができます。また、PBLはグループワークなので個の力が見えにくくなるので、個の力を確認するために、2年生の前期に「2分の1卒論」というものを書いてもらいます。改めて自分の能力を可視化する、振り返りができるタイミングを意識して課題を設定しておくことで、学生たちが常に意欲をもって取り組めるように工夫しています。
さらに、産能は企業とのネットワークが強い大学なので、企業が求める人材を意識し、教育学を専門とする先生に外部アドバイザーとして入っていただきながら、常にカリキュラムの改善をはかっています。
大学の授業以外のサポートは?
私たちは、個性が育つポイントは「授業外学習」にあると考えています。そこで、授業外での主体的な活動に対しても手厚くサポートしています。火が付けばすぐに選択して実施できるように、学習支援センターを中心に資格取得講座を行ったり、海外インターンシップや異文化体験など学生が広く興味をもつようなものに関しては特別講座を設けたりしています。
先生はどんな人?
産能では、「実感なくして教えることは難しい」と考えているので、教員の7割以上は、実務家教員とよばれる、会社経営をしていたり、大企業の社長を歴任していたりなど、社会でキャリアを積んでいる方々です。企業とつながりつづけることができるのも、そのような先生方のネットワークによるところも大きいです。
おわりに
いかがでしたか?大学で“何を学びたいか”、“どういう自分になりたいか“、自分なりの答えを見つけるヒントになったでしょうか?ただ授業を聞くだけではなく、色んなことにチャレンジしたい人、積極的にアウトプットしたい人、この先の長い人生のことも考えながら学びたい人は、ぜひ産業能率大学ではオンラインオープンキャンパスも開催しているので行ってみてください!