順天堂大学 保健医療学部は「グローバル」で「超実践型」だった!!

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

はじめに

日本最古の医学校の歴史をもつ順天堂大学に2019年4月、理学療法士、診療放射線技師を養成する「保健医療学部」が開設されました!医療技術の進歩とともにチーム医療の重要性が高まる中、なぜ今「保健医療学部」を開設したのか、何が学べるのか、都心で駅近アクセス抜群の本郷・お茶の水キャンパスで、学部長と学生にお話を伺ってきました!

学部長と学生にインタビュー!

代田 浩之(だいだ ひろゆき)保健医療学部長

小島 千幸(こじま ちゆき)さん
東京学芸大附属国際中等教育学校卒業
保健医療学部 理学療法学科 2019年4月入学

富田 康暉(とみた こうき)さん
富山県立砺波高校卒業
保健医療学部 診療放射線学科 2019年4月入学

Q1:順天堂大学の特徴、強みはなんですか?

最新の医療機器を導入、最先端の臨床と研究を間近で学べる


学部長:順天堂大学は医学部を中心に5つの学部がありますが、“健康”をキーワードとした健康総合大学として、さらに現在の医療にマッチした人材を育てようということで新しく6番目の学部として保健医療学部をつくりました。


この保健医療学部の特徴は、最新の医療機器を導入し実習で使用できること、そして先進医療や最先端の臨床と研究を学べる環境が身近にあるというところです。 現在の医学の発達は目覚ましく、最新の医療環境でなければできない画像診断や治療があるため、現場で即戦力となる人材を育成するためには最新の医療機器を扱える必要があるのです。

富田・小島:最新の機材はまだ授業で使ったことがないので、早く使ってみたいです。

学部長:近い将来、理学療法であればロボットやIoTなど遠隔的なリハビリテーション、放射線であればAIを活用した診断技術等が重要になってくると思います。これからの時代に合わせて知識や技術をキャッチアップしながら学んでいってほしいですね。

先進医療・現場に強い先生がそろっている


学部長:先進医療の現場で働いているスタッフがそのまま教員になっていることも強みです。日本に限らず海外でも積極的に活躍している教員がそろっており、研究環境も充実しています。先進的な医学、医療を身近に感じ刺激を受けながら勉強できることは非常に良い経験になると思いますよ。


富田:僕は放射線医学概論という授業が一番好きです。CTでとった画像を実際に見てどのような病気が隠れているかを考える授業で、現場で先生たちがどういう気持ちで仕事をしているかがすごくリアルに感じられました。自分たちはまだ現場のことを全然知らないはずなのに、その場にいるように伝わってくる授業はとても楽しいです

小島:理学療法概論という授業があるのですが、先生方が実際にケアした患者さんの動画を見て、悪かったところから良くなっていく過程を見ることができたのが興味深かったです。毎回違う教授が現場でどんな風に診療しているか、理学療法士の仕事としてどんな分野があるのかなども話してくれます。スポーツだけでなく、小児、高齢者、急性期、神経とかすごく幅広い分野があることを知って驚きました。

学部長:そうですね、理学療法士、診療放射線技師そしてそのチームが実際にどのように活躍しているかロールモデルとして身近に見ることができるというのは大きな強みだと思います。将来どんな選択肢があるのかがわかれば、視野が広がり視座を高めることができるので、キャリアデザインを描きやすくなりますよね。

Q2:国際化についてどのような取り組みをしていますか?

語学を学ぶチャンスが豊富にある

学部長:理学療法、診療放射線という分野は今、日本だけでなく世界中でニーズが高まっています。この分野を日本がリードしていくためにも積極的に世界に発信していってもらわなければなりません。 ですので、国際シンポジウムで海外の大学の研究者を講演者として招聘したり、普段の授業でも海外のネイティブの医療関係者に来てもらい講義をしてもらっています。キャリアデザインに欠かせないので、ベーシックな講義以外にも課外活動としての語学を学ぶチャンスを多く設けたいと思っています。

富田:この前、授業でイギリスの医療メーカーの方に来てもらいました。日本人とテンションや話し方も違って、いい刺激になったし、とてもおもしろかったです。

学部長:海外を視野にいれたら語学がしっかりしていないといけないので、語学の教育にもかなり力を入れています。1年生の時からTOEFLの結果に合わせて実力ベースのクラス分けをすることで語学をしっかり身に着けてもらいます。また、円滑な国際交流を推進するために多くの海外大学と協定を結んでいます。現在、順天堂大学では世界24か国61施設と提携しています。海外協定校との交流・連携により、発信力と行動力のあるグローバルな視点をもった人材を育成したいと考えています。

Q3:理学療法士・診療放射線技師を目指したきっかけは何ですか?

ガンの早期発見で救える命を増やしたい

富田:中学生の時、身内で病気に罹って放射線治療を受けた人がいたんです。本人からも話を色々聞いたりして、力になれたらなと思ったのがきっかけです。

僕は治療よりも診断の方に力をいれたいと思っています。ガンは早期発見が大事で見逃したりすると患者さんの命にかかわってくるので。また、患者さんの気持ちをきちんと考えられる診療放射線技師になりたいです。

バレエ専門の理学療法士になりたい

小島:私は高校1年生でカナダにバレエ留学したのですが、その時にバレエ専門の理学療法士がいることを知って興味をもつようになりました。理学療法士はケガを良くすることに加えてパフォーマンスの向上まで担います。

今、日本のバレエ団は専属のトレーナーがいないので、バレリーナの人たちは自分で整体師を探して通っている状況です。日本人はバレエ界でもトップレベルの人が多いので、ケガのせいでバレエができなくなってしまう人を減らしたいと思いバレエ専門の理学療法士になれたならいいなと思います。

学部長:彼女が言っているようなスペシャリストという領域は、日本ではまだ十分に発達していない部分がありますが順天堂は多くの海外の大学と協定を結んでいます。医学部はカナダのトロント大学やテキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターなど多くの施設と人材交流をしていますしこの学部も、新しくデンマークのオールボー大学や、アジアではシンガポール工科大学、台湾国立大学と連携を開始していますので、留学のサポートを積極的に行っていきたいと思っています。

小島:トロント大学はリハビリテーションに強いので、チェックしてました(笑)

富田:僕も海外は日本より技術が進んでいる国もあり、多くのことを学べると思うのでぜひ行ってみたいです。


学部長:ヨーロッパ、アメリカだけでなくアジアも重要で、アジアの施設でも進んでいるところもありますよ。日本はガン治療の分野、脳や循環器の画像診断は進んでいるのでお互いに技術や知識を共有していくことができるといいですね。

■オープンキャンパス日程

2019年8月4日(日)、31日(土)

オープンキャンパスについて
詳しくはこちら

おわりに

いかがでしたか?今後ますますニーズが高まる理学療法、診療放射線の分野について、順天堂大学では優秀な人材を育成するために様々な先進的な取り組みを行っています。興味のある方はぜひオープンキャンパスに参加してみてくださいね!

保健医療学部の詳細はこちら
詳しくはこちら
この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部

    関連するカテゴリの人気記事

    本番に向けて一直線!第一志望合格のために大切なことって?

    このままの勉強法で志望校に合格できるのか・・・という不安を乗り越えるには?

    人の未来を支える“医療福祉系の仕事”って?

    【センター試験自己採点】東進の「合否判定システム」で的確に出願校を選定!

    Studyplus編集部がZ会の直前予想演習シリーズを解いてみた!

    【今後はどうなる?】これからの社会で必要とされる医療とは?~リハビリの重要性

    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に