【必見】勉強に役立つ暗記術って?

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はじめに

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いきなりですが、この数字を知っていますか。そう。円周率=πですね。
今、ここには小数点以下52桁まで掲載しています。では、この52桁全てを3分間で暗記してみてください。無理!というあなたの心の声が聞こえてきそうです。確かに、全部覚えるなんて不可能に思えますよね。でも、暗記には「コツ」があるんです。「コツ」さえつかめば、こうした意味の無い数字の羅列も
暗記できるようになるんです。

人間の記憶には2種類ある!

暗記は、とにかくがむしゃらに機械的に叩き込めばなんとかなる!と考える人もいるかもしれません。
しかし、この方法では成果が出にくいことがこれまでの研究でわかっています。
機械的に覚えるより、暗記のプロセスを重視し、意味を理解しながら覚える方が、良い結果に結びつくことが明らかになっているのです。

記憶は「短期記憶」と「長期記憶」の2つに大別されます。
「短期記憶」とは、非常に短時間しか保持できない情報。電話番号などは、その典型ですね。
「長期記憶」とは、長い間ずっと貯蔵できる情報。楽しい思い出は、何年経っても色あせないですよね。

テストの時に「あれ、覚えたはずなのに…」とうまく思い出せないのは、覚えた情報を長期記憶に定着できていないことが原因のひとつなのです。

心理学から見る「暗記術」とは?

覚えておきたい重要な情報を長く記憶にとどめるために有効な方法があります。心理学の世界では「記銘方略」と呼ばれているものです。

こんな実験があります。
2つの単語を1セットにした単語リストを複数個提示し、「機械的に覚える」と「2つの単語を関連づけるイメージとともに覚える」の2パターンで、どちらが2単語を1セットで思い出せる回数が多いかを比較しました。

たくさん思い出せたパターンは、「2つの単語を関連づけるイメージとともに覚える」の方でした。
機械的に丸暗記するよりも、記憶すべき事柄を関連づけて具体的なイメージにするというひと工夫が、記憶の定着には効果的なのです。

実はこの方法、あなたも使ったことがきっとあるはず。
「794年」と「平安遷都」をセットで覚えた経験はありませんか?
機械的に丸暗記するより、「鳴くよ(794)ウグイス平安京」という風に「京都でウグイスがさえずっているイメージ」で覚えましたよね。 
これが「記銘方略」なんです。

西日本初の心理学部を開設した京都ノートルダム女子大学とは?

今回ご紹介した「記銘方略」のお話は、京都ノートルダム女子大学のオープンキャンパスで開講された模擬講義の内容でした。

京都ノートルダム女子大学は、ドイツのバイエルン王国が1833年に創立したノートルダム教育修道女会をルーツに持ち、1952年にノートルダム女学院中学校として開学したミッション系の大学です。

2005年には心理学部を開設。学部として心理学を冠するのは西日本の大学で最初でした。現在では現代人間学部心理学科となりましたが、多様な心理学を学ぶことができます。

心理の専門職をめざすなら「心理カウンセリングコース」

京都ノートルダム女子大学の心理学科には2つの専門コースがあります。
ひとつは、心理カウンセリングコース。
こころの問題を抱える人、多様な個性を持つ人に寄り添い、支援するスペシャリストをめざすためのコースです。
ライフスタイルや働き方が多様化し、SNSなどコミュニケーションメディアが増え続ける現代社会では、心に関する悩みやストレスは増える一方です。
プロとしてさまざまな人の気持ちを受けとめ、支える仕事はますます需要が高まっていくことでしょう。

心理学の知識を社会で活かすなら「社会・ビジネス心理コース」

もうひとつは、社会・ビジネス心理コース。
情報収集・分析の能力を磨き、効果的なプレゼンテーションをするスキルを身につけるとともに、消費者心理を学びます。

仕事の現場で提案を行う際に、根拠となるデータを集めて分析した上で、わかりやすく伝える能力は不可欠です。
また、あらゆる業界でマーケティングが行われるため、消費者心理を学んでおくことは大きなアドバンテージになるでしょう。

どちらのコースに進むかの選択は2年次進級時なので、入学後じっくり学びながら考えられます。

講義と体験を組み合わせた、ノートルダム独自の学び

心理学は、人間の心が関わる生きた学問です。
だから、教室で理論を学ぶだけでは、実際に使いこなすことはできません。

京都ノートルダム女子大学の学びは、「講義」+「実習・演習」+「フィールド研修・実践型プログラム」。
まずは知識と理論を身につけ、次に自ら考えながら方法論を知り、総仕上げに自治体や企業、福祉機関・司法機関・警察署などの現場で実体験を積み重ねていくスタイルです。
また、公認心理師資格、社会調査士など専門家となる資格取得も視野に入れながら、希望の進路に応じて学んでいけるので、4年間がまるごとキャリア形成になります。

初の国家資格「公認心理師」ほか資格取得支援も充実

ところで、新しい心理関連資格「公認心理師」をご存知ですか?

2018年2月から正式登録がスタートした、心理関連資格としては初の国家資格で、保健医療・福祉・教育その他の分野で、心の問題に関する相談を行ったり、専門知識を提供できる資格です。

両コースともに資格取得に必要な科目を設置し、受験資格に必要となる大学院進学に関しても、学部から院への一貫教育や学内特別推薦制度で強力バックアップします。

他にもカウンセラー系資格として人気の高い「臨床心理士」、マーケティングや広告・宣伝、公務員にも必要なスキルを培える「社会調査士」、商品やサービスの企画開発やホスピタリティ業界で活かせる「認定心理士」、福祉・医療業界で活かせる「精神保健福祉士」等10種類以上の資格が取得可能です。

最後に

心理学を活用すれば、受験勉強を効果的にできるだけでなく、社会で活躍の場が広がることを紹介してきました。

心理学は、専門職はもちろん、あらゆる業界で活かせる学問です。
憧れている職業や業界があるなら、心理学からアプローチするのも夢に近づく戦略です。
大学の資料を取り寄せて、どう学ぶか、作戦を練るのもおすすめです!

京都ノートルダム女子大学の公式サイトはこちらをチェック 詳細はこちら
この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部

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