【世界で活躍できる人材を育成!】スーパーサイエンス特別専攻とは?

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はじめに

皆さんは「オナーズ・プログラム」をご存じでしょうか?「オナーズ・プログラム」とは、成績優秀な学生に対して、一般のカリキュラムとは別にレベルの高い講義やクラスを用意する特別教育プログラムです。欧米の大学では一般的に行われており、日本でも最近いくつかの大学で取り入れられるようになってきました。
高い学力と目的意識を持つ学生を、さらに伸ばすために大学が集中的に支援し、世界で活躍できる人材を育成することを目的としています。
今回は、「電気電子」「医生命」「情報」「自動車」「機械工学」「ロボット」の6つの分野に特別プログラムをもつ神奈川工科大学のスーパーサイエンス特別専攻を紹介します!

スーパーサイエンス特別専攻とは?

神奈川工科大学は、工学部、創造工学部、応用バイオ科学部、情報学部、健康医療科学部
の5学部を設置する理系の大学です。その中の「電気電子」「医生命」「情報」「自動車」「機械工学」「ロボット」の6分野の「オナーズ・プログラム」をまとめて「スーパーサイエンス特別専攻」と名付けています。
学生は各学科に所属することになりますが、受講科目の30%程度が「社会人基礎力系」、「英語基礎系」、「キャリア系」、「海外研修」といった国内外での活躍を視野に入れた特別専攻の科目に置き換わります。また、早い段階で少人数での研究室ゼミが行われるため、時間をかけ自身の興味分野を発見できるだけでなく、じっくりと研究ができ、専門性を高めることができるプログラムになっています。
「スーパーサイエンス特別専攻」に所属するためには、一般入試か大学共通テスト利用入試において学科合格と共にスーパーサイエンス特別専攻の基準をクリアすることが必要となります。

大学院進学を原則としたプログラム・経済的支援内容

特別専攻では、大学院への進学を基本としています。本格的な研究を進める上では、大学院の2年間は必要です。そのため、1年次から少人数のゼミに所属し、最先端の研究を間近で学びます。そうすることで、本当にやってみたい研究テーマが見つかることも少なくありません。1年次から卒業まで数名の教員が指導にあたるため、視野が広がるだけでなく、幅広い知識と専門性を深めていくことができるのも強みのひとつです。
また、大学院への進学が基本ですが、就職を希望する学生にも、大学として就職活動への支援を十分に行っていきます。
そして、なんといってもこの特別専攻には、費用面で手厚いサポートがあるのが大きなポイントです。全員に年間60万円が給付され、2回の海外研修では渡航費・宿泊費・研修費が一切かかりません。年間3回受験できるTOEICの個人負担もありませんので、安心して勉強に集中できます。

英語教育の重視と手厚いサポート

英語教育も充実しているのが特別専攻の特徴です。特別専攻では卒業要件としてTOEIC600点以上を取得しなければなりません。これを見て、たじろいでしまう人もいると思いますが、過去に特別専攻に入学した学生たちの入学時の平均スコアは250点~300点ほどでした。そこから卒業時までに平均スコアが600点以上にアップしているのです。このような実績があるのも、それぞれのレベルに応じたところから学習を開始し、着実にステップアップできる環境が整っているからです。
学生の中には「入学時は英語が嫌いだったが英語が好きになった」人がいるほどです。

海外研修は費用負担なし

特別専攻の学生から好評なのが海外研修です。1年次夏期休暇に2週間、3年次春期休暇に1カ月の海外研修を科目として設置し、3年次の海外研修は必修としています。※ 3年次の研修では、海外大学の研究室、海外企業でのインターンシップなども予定されています。2回の海外研修では、渡航費、宿泊費、研修費の自己負担はありません。

※2020年度は、新型コロナウィルスの影響により実施を検討中。

<海外研修を体験した学生の感想>

・海外研修では、非英語圏でありながら当然のごとく英語でのやりとりが行われていることが印象的だった。
・TOEICに本腰を入れ始めたときに海外研修があり、ホームステイなどでコミュニケーションが取れず悔しい思いをしたことがモチベーションを高めた。
・本来英語は嫌いで海外研修など思いもしないでいたが、海外研修は自分の世界観を広げた。英語も好きになった。
・海外研修先での研究が楽しかった。
・スコアを上げることが目的ではなく、海外研修に行って、海外の人と会話できる楽しさを知ってほしい。
・海外研修により視点が広がった。

在学生の声

1年次から語学力を磨きグローバルな研究者をめざす

大島 愛穂 医生命科学特別専攻 応用バイオ科学科卒業

より高い専門性に加えて、スカラシップで経済的負担が軽減できることから「スーパーサイエンス特別専攻」の枠で入試を受けました。
特別専攻では1年次から英語で論文を読みはじめ、2年次では研究で必要になる統計学の勉強や、チームでの研究活動にも着手します。私はオニヒトデから抗がん物質を抽出する研究に取り組みましたが、これらの経験が3年次以降に本格的に研究をはじめる時のアドバンテージになりました。
また小さい頃から英会話を習っていて英語は得意だったのですが、3年次の海外研修後にTOEICで860点を獲得するなど、語学力をさらに伸ばすことができました。
グローバルに活躍できる研究者をめざして、これからも努力をつづけます。

入試内容

各特別専攻に入学を希望する方は、一般入試、大学共通テスト利用入試を受験し、合格することが必要です。受験時には母体となる学科を受験し、同時に特別専攻の合否判定を受けることになります(1回の入試結果を両方の選考に使用)。特別専攻の合格基準が高いことにより、特別専攻に合格をして、母体学科に不合格になることはありません。なお、特別専攻の教育プログラム以外の科目履修は、母体となる学科に置かれている科目を履修することになります。

詳しくはホームページで確認してください。
詳しくはこちら

おわりに

いかがでしたか?より高い目的をもって大学4年間を過ごすことは、将来の自分の夢を叶えることにもつながります。 研究は地道に進めなければならないからこそ、1年生の時からゼミに入って、先生や先輩とともに学べる環境はとても恵まれています。
神奈川工科大学のスーパーサイエンス特別専攻に興味のある方はぜひホームページもチェックしてみてくださいね。

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    【PR】Studyplus編集部

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