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はじめに
ビジネスに国境がなくなっている現代において
どんな業界や業種で活躍するにも、英語力は不可欠ですよね。
でも「英語で会話ができる人=仕事ができる社会人」ではありません。
英語をペラペラに話せたとしてもビジネスで壁にぶつかるケースがあります。
それはどんな時なのでしょうか?
コミュニケーションで「自分を出す」とは?
英語が話せる日本人の前に立ちはだかる壁とは、「自分を出す」ということ。
意見を求められた時、自分の考えをはっきりさせる。
問題を解決するために、自分から積極的に動く。
グローバルな場面で、うなずいているだけでは、ビジネスパーソンとしての信頼度は低くなってしまうようです。
4年間で英語と+αの国際力を身につける
語学力に加えて、自分を出すための思考力や積極性を身につけること。
それが国際的なビジネスパーソンの要件となりますが、大学の4年間は長いようで短い年月です。
英語をマスターするだけでもかなりの努力を必要としますが
それに加えて+αの国際力も獲得するとなると、かなりハードルが高くなりそうです。
では、効果的な学習方法とはどのようなものなのでしょうか?
大阪学院大学で学べる、コロンビア大学流英語プログラムとは?
大阪学院大学は、7学部8学科+短期大学部を擁する総合大学。都心の大学でありながら、キャンパスには豊かな緑と時計塔をランドマークにした洗練された学舎が立ち並び、落ち着いた雰囲気です。
この大阪学院大学に、語学力+αの国際力の両方を獲得できる「LEI英語プログラム」が設置されています。
アメリカの名門であるコロンビア大学で英語教授法※に関する修士号を取得した講師陣が教える特別なプログラムなのだそうです。
※英語教授法=英語がネイティブでない方に英語教育をするための技法
オープンキャンパスの日に模擬授業が開講されているとの情報をキャッチし、Studyplusはキャンパスを訪問。まずは模擬授業を受けてみました。
「読む・書く・聞く・話す」のスキルを同時に磨く
この日の模擬授業の講師は白井友季子先生。授業がスタートすると、日本語は一切なし。使うのは英語オンリー。
といっても、参加者の高校生にわかるように、繰り返しゆっくりと話しつつ、ヒントとなる英語のフレーズと画像がスライドに映されます。
例えば、“be in the club”のフレーズが映され、白井先生が“I am in the…”と話したところで、剣道の写真がスライドに映されます。
これは「クラブ活動をしている」という意味だなとわかってきます。
白井先生に指名された高校生は“kendo”と答えました。
次は、このフレーズを疑問文に直します。“Are you in the club?”ですね。
こんなやりとりを何種類かの例文で行った後は、自分で質問を作ります。
その質問を、他の参加者や先生、オープンキャンパススタッフに投げかけて、その回答を書き留め、あとで発表します。
40分ほどの模擬授業でしたが、英語フレーズを「読む」、自分や他人が話した英語を「書く」、先生や参加者の英語を「聞く」、自分で考えて「話す」と、英語の4つのスキルを同時に行っていました。
これがIntegrated Englishという学び方なのです。
大阪学院大学生に聞く!コロンビア大学流英語プログラムでの変化
柏原萌音さんと宇根基さんは ともに外国語学部の1年次生。入学後にこのプログラムの存在を知り、迷わず選抜試験を受験したそうです。受講半年の2人が手応えを語ってくれました。
受講生は1学年30名のみ。倍率3.3倍以上の少数精鋭クラス
「約100名が筆記試験を受け、まず合格者が70人ほどに絞られます。その合格発表が貼り出された日の午後には、2次試験の面接試験があるんです。喜ぶ間もなく緊張の連続でした。合格した時はうれしかったですね」
そう話すのは、見事ファイナリストの30名として合格した柏原さん。高校時代にオーストラリアへの短期留学を経験したことがきっかけとなり、英語をより深く学ぶために外国語学部へ進学。学ぶならとことん学ぼうとコロンビア大学流英語プログラムの受講を決意したといいます。
学ぶうちに誰もが積極的になっていく!
一方、生後5ヶ月から5才まではアメリカで暮らしていたという宇根さんは、英語を忘れないよう帰国後もずっと英会話スクールに通っていたそうです。
「リスニング力は自分の武器だと思っていました。それに加えてこのクラスでは常にペアかグループで英会話をし、英作文も大量に書くので、話す力や書く力がぐっと上がってきているのを実感しています」
さらに、伸びているのは英語力だけではなく、積極性だともいいます。
「自分からどんどん手を挙げて発言していかないと、授業が進まないようにできているので、物おじしなくなりました」と宇根さん。
柏原さんも「学年を越えてプログラム受講生同士のイベントがたくさんあり、先日もバーベキューを楽しみました。みんな英語へ強い情熱があるので、お互いの存在が刺激となり、ますます意欲が湧きますね」と語ります。
2人がオープンキャンパススタッフになろうと思ったのも、コロンビア大学流英語プログラムを受講したからだと教えてくれました。
大阪学院大学の先生に聞く!コロンビア大学流英語プログラムの目的
では、このプログラムの指導者である先生方は、どのようなねらいで授業に取り組んでいるのでしょうか。白井友季子先生とスー・メイソン先生にお話を伺いました。
短期間でTOEIC®がハイスコアに。でもゴールはそこじゃない
コロンビア大学流英語プログラムがスタートして3年。受講1年8ヵ月でTOEIC®スコアが355点から900点になるなど、飛躍的に英語力を伸ばす学生を多数輩出していますが、目的はハイスコアではないと白井先生は語ります。
「学生がメインとなって授業を作っていくのが、このプログラムの特色のひとつです。正解・不正解にこだわることなく、様々なテーマについてディスカッションすることで、リーダーシップや論理的思考力を身につけてもらいたいと思っています」
最初は英語漬けの毎日に戸惑う学生もいますが、1年次後期あたりからどんどん積極的になっていくそうです。
アドバイザーの先生が、留学中もしっかりフォロー
授業以外の時間も5名の専任講師が学生個別のアドバイザーとなり、月に1度の定期的な面談はもちろん、いつでも様々な相談に応じています。キャンパスですれ違う時に声をかけ合い、相談しやすい良い関係ができているとスー先生は語ります。
「日々の勉強の仕方、留学する大学の選び方など、相談の内容は様々です。留学中にホームシックになったり、手続きの仕方がわからないといったメールをもらうことも。そんな時もできる限り学生の目線に立ってアドバイスをしています。元気を取り戻してくれると、本当にうれしいですね」
真剣に学べば、人生を切り拓く個性が見つかる
英語プログラムの受講生は、個性的で、モチベーションの高い学生が多いそうです。
「帰国後に本学への留学生と学んだり、様々なイベントのリーダーを務めたり、チャレンジする姿勢が身についていますね。このプログラムや海外留学経験を武器にして、就職活動もハングリーにぶつかっていってほしいです。学ぶことで、自分の個性が磨かれていくと思います」
そう受講生への思いを語ってくれた白井先生。確かに、柏原さんも宇根さんも、学ぶ喜びに表情がキラキラと輝いていました。
最後に
社会のグローバル化にともない、大学では様々な英語プログラムが用意されていますが、+αの力も身につけられるプログラムを選んでトライすることが、国際人への近道かもしれません。